ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

114.見る歩く。

読者の方々もうすうす感じていることだろうけれど、
ガンジーさんの文章が、「いいだし」が出てきたといか、
ねれて、わかりやすく、深くなってきていると思う。

この原因は、毎日欠かさずに文章を書いている
ということもあるだろうし、
キイボードで文章を生み出すというストレスがなくなって、
書きたいことを自然に書けるように
なったせいもあるだろう。

そういえば、自分でも、そうだった。
キイボードの操作に慣れてない時には、
なんとなく自分の文章と、自分の書きたかったことの間に、
じれったい川が流れていたような気がする。

今日のなんかも、いいよー。

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「そらみろっ!」

「指差し確認」 って鉄道用語(?)があるね。
ムカシ、国鉄の人が、始めたんだろうけど、多分、
「あっち向いて、ホイ!」 が、
上手な人だったんじゃないかな?

世界に冠たる日本の鉄道、その基本が、これだと思う。
時刻の正確さは、今でも世界一なんじゃないかな?

危険な、車のわき見運転、とおなじで、
視線の先へこころも動く。
オートバイでコーナーを抜ける時、
何メートル先を見るかで、
おっと、おっと、おっとっと、
こんなところに、おとと(魚)がいるよ。
なんてひっくり返っちゃって、
あの世へ、おおっと! Bye! なんてことも。

だからガンジーは、4輪で夜中の山中を走るのが恐い。
オートバイのように、
ハンドルとライトが、シンクロしないから。
まして助手席に、可愛いのが、乗っていようものなら、
その危険度は、何杯のラーメンだ?

66歳になると、眼をつぶって片足立ちが、出来ない。
それほど眼の働きは、重要なんだね。
「眼で見て,口で言え」 「眼に留まる」 「眼がきく」
などなど、眼の慣用句は多い。
眼がはなせない、ってわけ。

小説家なんて職業は、
部屋の中で資料をもとに、書いてればいい、仕事だ
と思ってたが、キョロキョロ歩いてるんだね。
道端で書いてたけど、やっぱり川端のほうがいい、
って康成さんも
伊豆や、越後へ出かけてるしね。

「眼で見て書け」 だな、背中を掻くのは苦労するわけだ。
見えないところも、角度をかえ、
あるいは上から、真下から、と
いろいろ見ないと判断を、あやまる。
スカートめくりをして、
親にあやまらせてはいけませんよ、敬之。

タステ美の作ったハンバーグを、
ぶりの照り焼きと間違えて、
ひどい目にあったガンジーでもある。

ものごとは、あらゆる面からよく見よう、
そうすれば、
もめごとも、すくなくなるだろう。

いい天気だ! たまには空を見よう。 
あたらしい発想がうまれるぞ!


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ちょうど、「外に出たくなるサイト」という目標を、
「ほぼ日」も掲げたばかりなので、
ますます、ここでガンジーさんが言ってることが、
身にしみてわかるんだなぁ。

(つづく)

2000-12-16-SAT

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