ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

83.世代の教育。

ガンジーさんの文章には、自己規制がない。
独自のユーモアでお茶を濁すことはあるけれど、
「触らぬ神に祟りなし」といった逃げの姿勢がない。

今回は、ガンジーさんが正直に反省している文章です。
転送されたメールのなかに、
民族差別について(声高にじゃないですよ)、
たんたんと事実だけを控えめに書いた人のものが
あったのです。

それに、ガンジーさんからの感想が来ました。

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晴天の霹靂。ガンジーです。

秋晴れの空に、”ブラボー” とさけんでおりましたが、
今朝のメールを読んで、はっとしてしまいました。
何故か涙がにじむ思いでした。

大事な 「兄弟」のことを忘れてました。
私たちの世代では、中国もそうですが、とりわけ
朝鮮半島の人たちに対して
軽蔑の目をむけてしまうのです。
教育がそうだったのです、
 ”君たちは、世界の一等国、
そして、他に類をみない、
万世一系の天皇をいただく国の民である”と。

医者の、エリート意識、と似てますね、
他を見下してしまうのです。

今朝のメール、N代議士へ転送しました、
他言無用、もちろんです。
彼は誠実な人柄の持ち主です。 
ちょっと放火してやったのです。

>老齢化社会を騒ぐより、先決ではないでしょうか、
>血の繋がりを大切にする、かの国の人たちです、
>在日人を友達として遇すれば、
>おのずと表向きの外交も、
>スムーズに運ぶとおもいますが、如何? 
>勿論その一方で拉致疑惑など、
>強く主張すべきは当然です。
と。

先日の、横浜中華街のお婆さんのことが、
頭に引っかかっているのです。

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こういうことも、世代が入れ替わると、
スムーズに問題なくなっていたりもする。
こどもたちは、民族や国籍を、
「ちがうからちがう」だけだととらえて仲良く遊んでるし、
プロ野球のチームには、いろんな選手が混じっている。
同じ日本のなかで「埼玉」だの「千葉」だのを
からかい合っているように、
お互いに堂々と悪口を言えるようになったら、
きっと本物なんだろうなぁと、ぼくは思ってます。

(つづく)

2000-11-15-WED

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