ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

15.3人の親戚よ、諺があるぞ。

この号の『the親戚新聞』は、
実に、まったく身内の3人の読者に向けた内容だった。
おおぜいの「ほぼ日」読者に向けて語るのは、
できませんというガンジーさんだから、
当然のことである。

ぼくのことも、文中に出てくるので、
ちょっとくすぐったいのだけれど、
あくまでも「ガンジーさんの親戚用」の表現
ということで、万国の読者の皆さん、許してください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆the親戚新聞8/22号

糸井氏から ”朋姫さまによろしく” とのこと。
 ”親戚のみなさんにも” と書かれてある。 
ガンジー.嬉しさ2倍だ.。  
かって人心掌握に 抜群の冴えをみせた
大物政治家がいた  
彼は支持者の子供の名前まで覚えていたという。 

(エヘン!)人はみな 
自分の存在をみとめてもらいたい と願う。

団体旅行の写真を見る時 まず自分を探す  
あの心理だね。
  
それはいいとして
新婚夫婦が自分たちの写真を 
年賀状などで(同じ写真.同じ文言)
友人その他に送るのは どうもいただけない  
新生児の紹介もそうだ 
送る側の自己満足でしかない  
身近な者にはいい  が 
それほど親しくない者にとって 
他人のガキが可愛いもんか! 
さらに言えば それに納まる映像が面白くない   
ほとんどがトラデショナルな記念写真のポーズ。  
たまに 妙にはしゃいでる芸能人真似も。

主体性がない 主張がない。   
今はワープロやデジカメで 
簡単に作業がこなせるんだから 
例えば年賀状なんか幾とうりも作れる  
身内の人.ごく親しい友人.
少し距離のある知人.
いやがらせをしてやりたい憎らしい奴(上司)には 
これ見よがしの自慢写真など。 

糸井氏が しがない俺に興味をもってくれたのは 
氏のMailにあるように  
不幸な人は 
”何故 自分だけがこんな目にあわなければならないのか
 この辛さをわかってくれ!”と 
訴えるのが通常のケース。 
そんなMailの中で 俺のだけが「まるでひとごと」 
のような文だったから眼を引いたらしい  
つまり俺の言いたいのは 
物事は客観的にみてはどうか?と 提案したいのだ 
如何かな諸君 
”自分にして欲しくないことを 他人にするな” と 
諺にあるが かなりの人が 
これを忘れている。

”朋姫さまに よろしく” が 俺をメロメロにした。
    
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ガンジーさんは、いま入院状態ではなく、
自宅で療養しているらしい。
きっと『the親戚新聞』読者の諸君に向かって、
この文面以上の冗談なんかを言っているのだと思うと、
その光景も、ちょっとユーモラスだなぁ。

(つづく) 

2000-09-07-THU

BACK
戻る