ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

11.反則かもしれませんけれど、連載開始当日の。

連載は、スタートしました。
異例の速度で準備は完了し、大きなニュースのある日に、
新企画『ガンジーさん』ははじまりました。

『マザー3開発中止』のお知らせばかりでなく、
その日は、前日からNHK教育テレビで、
ぼくがナビゲーター役で「いまクリエイティブとは?」
という三夜連続の対談番組をやっていたので、
その感想メールも、じゃんじゃん飛び込んできていました。

そういう日に、はじまったのでした。
「ほぼ日」の毎日の更新は、だいたい午前11時くらいです。
その直後から、もう、『ガンジーさん』へのメールが
届きはじめました。

そして、午後になるちょっと前、
ガンジーさんご本人から、メールが届きました。

これは、いつもよりちょっと裸なので、
掲載は反則かもしれませんが、
最後の一行あたりは、いつものガンジーさんらしい
ユーモアにちゃんとなっているので、
ちょっと照れくさいでしょうが、
掲載させていただくことにしました。

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◆有り難う。ガンジー 拝。

ほんとうに 有り難うございます。
さっそく娘からMailが届きました。  
”すごいね お父さん!
いつもなにげなく読んでるけど 
「ほぼ日」でみると凄いと思った”
と書いてよこしました。 
   
何故かわかりませんが  
涙が出てきました  
とまりそうもありません  
今まで押さえていた 何か?が
堰をきったように 溢れでてきております 
キーボードが 霞んでます 
  
昔 親友のおじいちゃんから言われました
”男は 我が身のことで泣いてはいけない” と。 
しかし しかし ここに俺のほんとうの気持ちを
わかってくれる人がいた!  最初で最後の涙です  

それでも カミさんに見られたくありません  
急いでトイレに逃げ込みます   御免!

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ぼくは、返信を急いで書いた。
これも、恥ずかしい私信だけれど、
そんなこと言ってないで、そのまま出します。
ぼくは、いつか「パンツいっちょまでは脱ぐ」と
宣言したんだからさ。

(つづく)

2000-09-03-SUN

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