その3 なかしま先生のアトリエにて、 「黒ごまスティック」を動画でくわしく。

「ほぼ日」のキッチンで、
黒ごまスティックを教えていただいてから数週間後、
3人の生徒たちは、
なかしまさんのアトリエ「フードムード」を訪ねました。
もっとくわしく、おやつ作りを教わるために。

JR国立駅の南口から歩くこと約8分。
黄色い看板が、住宅街の中にぽつんと出現。


おやつの店。

foodmood。

こちらがその店先です。
なかしま先生、こんにちはー。
きょうもよろしくお願いしまーす!
なかしま先生のご案内で、
お店の奥にある工房にお邪魔しました。
ガスオーブンが並ぶ、広い工房です。
ワークショップも行われているこの場所で、
きょうわれわれは、
「くわしいおやつの作り方」を教えていただきます。

3人の生徒たちが、
カバンの中から自分が焼いてきたクッキーを取り出し、
テーブルの上に並べていきます。

それを囲んで、今回の教室がはじまりました。

▲右の方は「フードムード」のスタッフ、田代絵美さん。
 明るい笑顔で、たいへんお世話になりました!
なかしま みなさん、
ちゃんと焼いてきてくださったんですね。
ありがとうございます。
山下 いや、そんな。
モギ わたしたちは生徒ですから。
みちこ 「復習」とか「宿題」は、あたりまえです。
山下 そう、「復習」と「宿題」。
このまえ教えていただいた「黒ごまスティック」を
もう一度、焼いてきました。
これが、「復習」。
モギ それと、「宿題」。
新しいお菓子を作ってくる「宿題」は、
「スマイルクッキー」でした。
みちこ 『まいにち食べたい“ごはんのような”
 クッキーとビスケットの本』
の表紙にある、
かわいいクッキーが宿題でした。
 
山下 これがぼくらの、「復習」と「宿題」です。
‥‥いかがでしょう?

なかしま たのしいです。
やっぱり、それぞれに違いますよね。
みちこ 顔色がちがう(笑)。
モギ 同じことを教わって、同じレシピで作ったのに。
なかしま ‥‥じゃあ、さっそく味見を。
「スマイルクッキー」はあとでいただくとして、
まずは前回お教えした
黒ごまスティックから、味見していきますね。
一同 ‥‥はい(緊張)。
なかしま まず、みちこさんのを‥‥(食べる)。
みちこ ‥‥‥‥。
なかしま ‥‥うん、おいしいです。

みちこ ほんとですか?!
なかしま 中まで火が通ってますね。
ごまの味もしっかりと出てます。
みちこ うれしい‥‥。
なかしま 続いて、モギさんのを。
モギ わたしの、ちょっと白いですよね。
なかしま そうですね、ふたりにくらべたらすこし白い。
ちょっとだけ水分が足りなかったのかな?
(食べる)‥‥あ、でもおいしいです。
白く見えても
油が粉に入っているから、
熱が中まで届いたんですね。
モギ ありがとうございます‥‥うれしい(笑)。
なかしま そして、山下さんのは‥‥すこーし色黒。

山下 はい、前回ナマ焼けでしたので、
その反動でみっちりと焼きしめました。
なかしま (食べる)‥‥さくさくです。
3人の中でいちばんさくさく。
でも、ごまの風味があまり‥‥。
たぶんすこし、油が多かったんだと思います。
油が多いとさくさくにはなるんですが、
ごまや粉の味が前に出てこなくなるんですね。
山下 (みちこのと食べくらべ)‥‥ほんとだ、
みっちゃんのは、ごまごましい味がする。
うーん‥‥。
なかしま でもみなさん、
前回にくらべてすごくおいしくなっています。
ちゃんと火が通っているかどうか、
そこがとても重要で、
今回はみなさんができていました。

山下 ありがとうございます、先生のおかげです。

‥‥それで、
ここでさらにですね、
もう、だめ押しのように、
「黒ごまスティック」の作り方を、
今度は動画でお届けしたいと思うのです。
なかしま 動画。
山下 前回、文章でくわしく伝えたレシピ、
それをそのまま、今度は動画で。
もう、可能なかぎり、こんせつていねいに、
これでもかと、くわしいレシピにする。
それが今回のテーマなんです。
なかしま なるほど、わかりました。
前回と同じ内容になりますが、
もう一度、黒ごまスティックを作りましょう。
みちこ ありがとうございます。
動画の準備、ばっちりでーす。

モギ では、よろしくお願いします!
なかしま ‥‥はい、できあがりました。

みちこ ありがとうございました。
モギ 最高のおさらいになりました。
山下 やっぱり、繰り返して教わるとしみこむね。
みちこ しみこむー。
山下 ‥‥いただきましょう。
モギ いただきましょう。

みちこ ああー、やっぱりおいしいなぁ。
モギ 豆乳は、大さじ1.8くらいでしたね。
なかしま そうですね、きょうの粉の感じをみて、
大さじ2杯よりすくなめにしました。
山下 あの、なかしまさん‥‥。
なかしま なんでしょう?
山下 あつかましいついでに
もうひとつお願いしたいのですが、
なかしまさんがいつもひとりで作っている様子も、
撮らせていただけませんでしょうか。
なかしま いつもの様子、ということは、
解説なしで黙々と、ですか。
山下 はい、生地の完成まででけっこうですので。
いつもどのくらいの手際で作られているのか、
それを拝見したいなぁ、と‥‥。
なかしま なるほど、わかりました。
では、いつものようにやってみます。
みちこ ありがとうございます。
はい、じゃあお願いしまーす。


なかしま ちょっと、いつもよりすこし
生地がやわらかかったですね。
山下 参考になりました。
今度は豆乳を大さじできっちり2杯、
入れてましたよね。
モギ 水分がちょっと違うだけで、
生地の感じがあれだけ変わるんですね。
なかしま そうですね、変わりますね。
分量の範囲内なら、
少々べたべたしても大丈夫なんです。
ラップを上からあてて伸ばしてもいいし。
ただいつもよりやわらかいときは、
しっかり水分を飛ばしてあげたいので、
焼き時間をすこし伸ばしてあげるといいかもです。
モギ なるほどぉ。
みちこ あと、油の量をはかるとき、
計量スプーンからこそげとらずに、
大さじ2杯とちょっとを入れてましたよね。
なかしま はい、いつもそうしているので。
こそげとらない分を、すこし足しているんです。
あれでちょうど大さじ2になるはずです。
慣れればこの方法でもいいんですが、
油が分量より多く入らないように
気をつけてくださいね。
油が多いとちょっとの水で生地がまとまるので
さくさくにはなるのですが、
油っぽい味になるんです。
なので、適量の油が入ることがとても大事。
最初のうちは1杯ずつこそげとって、
きっちり2杯をはかったほうがいいと思います。

山下 なるほどぉ。
いや、すばらしかったです。
みちこ 自分がいかに、
触りすぎてたかがわかりました。
モギ こんな感じのお料理動画、見たことないね。
山下 アトリエの仕事を盗み見ているような(笑)。
ほんとにとことん、お伝えできました。
モギ ねえ。
なかしま 「黒ごまスティック」は
基本のクッキーにとてもいいので、
ぜひ何度かつくっていただきたいです。
  (もう1回、つづきます。
 次回、スマイルクッキーのくわしいレシピを!)


2012-05-09-WED

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