谷川俊太郎の『家族の肖像』。

きょうだいの
絶妙な関係。

今日の家族の肖像は、
きょうだい+子ども特集です。
ひとりっ子の谷川さんが思わずうなる
写真と絵が集まりましたよ!
子どもだらけの9作品をご紹介です。

自分の家族を端的にあらわす
おもしろい写真

そろって観賞!

兄弟でテレビを見ている後姿。
今では高3と中3になり、
ツーショットはあまりありませんし、
僕にとってはちょっぴり怖い妹です(笑)
(らかん)


俊太郎
いいなァ、この姿、
この写真を選んだお兄ちゃんの
気持もいいなァ。

賢作

とてもかわゆい。
テレビからちゃんと距離をとって
見てるのもよし。
でも見すぎはだめよ。



自分の家族を端的にあらわす
おもしろい写真

見つめる妹

人生の半分以上、
もう一緒に住んでいない兄と
久々に二人で呑んだ時、
この写真が
肴になりました。
「力関係、変わってないよね。」

はしゃぐ兄、その兄を冷静に見守る妹。
二人だけのきょうだいなんで、
これからもよろしく頼みます。
(綾)


俊太郎
おれ、ひとりっ子で
すげえ損したと思う、
得したっと思うことも
あるけどね。

賢作

うちは妹のほうが強いんです。
在米30年超のアクティブな
N.Y.ウーマンです。



自分の家族を端的にあらわす
おもしろい写真

くるんと観賞

テレビに夢中の弟(当時9歳)と妹(当時2歳)です。
私は中学生だからかおりません。
この写真を見る度に、
少し肌寒い夏の夕方の空気を全身で思い出します。
両親が共働きなので、
学校から帰る場所はこのおばあちゃんの家。
美味しいおやつ、見たいテレビ、畳や緑のにおい・・・
安心と幸せに包まれていました。
(さくママ)


俊太郎
写真という大発明は、
人間の感情に
それまでなかった深みを与えたと
私は思います。

賢作
安心と幸せに包まれる‥‥
なんてすばらしいことばだ。
こどもに戻りたい。
by仕事とヤボ用に包まれるワタシ


子どもが描いた家族の肖像

ママの人形劇

下が、長男6歳が書いてくれたママ(私)です。
ワリバシをつけて人形劇に使えるようになっています。
子供の書く笑顔は、
どうしてこんなにもニコニコの素敵な笑顔なのでしょう!
上は次男が書いた本人です。
これまたかわいらしくて大好きです。
(ぱんだまま)


俊太郎

イラクの子どもが画いた絵を見ました。
泣き顔ももちろんありましたが、
笑顔もありました。


賢作

いっつもニコニコのお母さんの出てくる
人形劇かあ。
顔で笑いながら、おこったり泣いたり?



子どもが描いた家族の肖像

絵で思い出す、あのとき

今は小学2年生の甥っ子が、5歳の頃に書いた絵です。
中央がおじいちゃん、その左がおばあちゃん、
右が伯母(私)、右下が本人らしいです。
上に小さくいるのがママです。
この頃はかわいかったなぁ。。。
(ぽち2号)


俊太郎

私は72歳ですけど、
自分が5歳のときの写真を見ると、
我ながらかわいかったあ‥‥と思う。
親バカならぬ自分バカ。


賢作

一つ気づいたことは
こどもって「みんな」絵に入れるんです。
こどもなりに気をつかってる。



子どもが描いた家族の肖像

みんなメロン

現在2才5ヶ月の娘に
「お父さんと、お母さんと、
 豊野(実家)のじいちゃんばあちゃんを描いてみて」
といったら、こんなにかわいい絵を描いてくれました。
ちょっと前までマルが描けなかったのに、
子供はどんどん大きくなっていきますね。
ちなみにメロンは、保育園での娘のマークらしいです。
(なるとみかん)


俊太郎

うーん、参った!
写真というテクノロジーが
浅はかに思えてしまう。


賢作

ちゃんと笑ってるのがうれしいなあ。
どこの保育園も
くだものがシンボルなのね。
メロンしてるよウムウム。



子どもが描いた家族の肖像

凝ったところから、スタート

絵は娘(紀乃・きの・4才)が描きました。
本人、弟、父、母の順に小さくなっていきます。
家族の絵を描くときはいつも必ず全員描きますが
だいたい描きはじめの自分が終わると力尽き、
さいごに母を描くころには「疲れたー」とシンプルに‥‥。
(きのきの)


俊太郎

この絵、ぼく欲しいです。
うちの居間の白い壁に飾りたいです。
シンプル・ママの笑顔にしびれた。


賢作

いい、いい、とてもよい!
母、これはパペット人形だね。
できればこわ〜〜い顔と
かなしい顔も用意して、
首とりかえて遊ぼーね、きのちゃん。



お墓または仏壇の前の家族

むむっ?

姪の祥子(通称ちょっちゃん)は
お墓参りで線香の匂いに
ショックを受けたようです。
ふり返っているのは長兄です。
いつも妹のことを気にしています。
(ロンリコ)


俊太郎

お墓には見えない家族がいる。
だからほっとする‥‥のは、
ぼくが年とったからかね。


賢作

ちょっちゃんへ
おせんこーは けむくて いやでも
このあと おいしーもんたべに
いくんだよ すこし がまんね。
        byごせんぞさん



水着の家族

妹だけかよ!

年子で生まれてきた私に
何かとちょっかいをだしてきた兄。
母のひざの上を妹に取られたのがくやしかったらしい。

うちは兄弟が名前で呼び合っていたので、小さい頃
私は自分に「おにいちゃん」がいることに
気づいていませんでした。
(匿名)


俊太郎

ちょっかいを出しあうのも、
家族のキズナを強くするよね、
私は祖父にちょっかい出されて
うれしかったのを憶えています。


賢作

くやしいかい、兄。
でもいじめちゃいかんぞ。
兄もオーノー!で目立ってるし
これアップとロングの
2ショットではないの。


大人になったら決して描けないような家族の肖像に、
いちいちびっくりしました。
次回の水曜日は、
写真紹介の最終回です !

2004-06-14-MON

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