80's
ミーちゃんの縁側。
「80代からのインターネット入門」のその後。

秋というと、天高く馬肥ゆる秋だとか、
スポーツの秋、というふうに思う人も多いでしょうが、
「文化の秋」でもあるんですよねぇ。
今回の日記は、カルチャーっぽいですよー。
こうして見ていると、
「機会」というのはあるものですねぇ。

__________________________

11月21日(月) 室温19℃ 湿度50%

今朝は早くから良く晴れて、新聞を取りに玄関を出たら、
浅間山が、白くお化粧をして少し白い煙も見えた。
今現在午後の12時半だが、
今朝見た時の印象は、煙が北へ靡いていた様な気がする。
今時の寒さで南風とは変だと
頭の隅でちらっと思ったので、今はどうかしら?
と見て来たが殆ど解らなかった。
朝の印象があまり良かったので、
其のままにして置きましょう。

今日の午後は「ITさぽーとぐんま」の野瀬理事長さんと、
相馬先生がお見えに成る事に成って居る。
理事長さんは、事務的な事だったので
すぐお帰りに成り、相馬先生に復習や
前回初めてやった、筆で書いた様な綺麗な字で縦書きで、
黛まどかさんの俳句の講演会の時の俳句を打ったりした。
縦書きでも、横書きと操作のし方は同じなのに、
しばらく考えたりしてしまう。
恥ずかしい様だった。
先生に、
「今度は又日記にも写真を入れましょう」
と楽しみな様子だった。
私も若いときから昔のカメラで撮っていたので
これからせいぜい撮りたいと希望に燃え出した。
先生がお帰りに成る頃は、夕焼けが始まっていた。


11月22日(火) 室温18℃ 湿度50%

朝は台所の窓際の娑羅の木(夏椿)の葉が、
庭のどの木より赤く成り、
これが見える前でお食事をする時等、
皆で楽しんでいる。
其のずっと向こうには、
大きな欅の木が天を突く様に紅葉して立っている。
今は一点の雲もなく晴れた青い空をバックにして、
絵の様に美しい。
又ご苦労様なミーちゃんは、
意地悪そうに何処かに雲は無いかと外へ出て見た。
東から西には、殆ど無く真っ青で
北の下の方にだけ白い雲が出ていた。
風は庭のもみじの細い枝先がちらちら揺れる程度だが、
頬にあたる風はとても冷たい。
その内明日は水曜日だが、お仕事が有るようになった。
カレンダーを良く見たら、
「市民文化会館マンドリン」
と書き込んであった。
前からそれは25日だと思い込んでいたので
入場券も二枚入っていて
更に招待券もあり
「2・3名でおでかけください」
と書いてあった。
早くどなたか誘いたいので、
お電話したがお留守の人も居て、
なかなか決まらない。
散歩がてらちいちゃんの家に寄ってお誘いしたが、
明日は東京へ往くので駄目だった。


11月23日(水) 室温・湿度(見なかった)

いつもはお仕事は木曜日なのだが、
急いでいることが有る様で
水曜日の今日に成った。
私は今夜は
「群馬マンドリン楽団第41回定期演奏会の招待状」
を戴いてあるので、
往きたいので何となくそわそわして居る。
午前中は袋詰めも有ったが、
午後は、クリスマスケーキの
予約書き込みの書類を発送するので
宛名の紙を封筒に貼るだけの仕事だった。
いつもの様に、原田さんが夕方5時半に
車でむかえに来てくださることになっているので、
何とか5時に仕事は片付けて丁度良かった。
出掛ける前に、残り物のパン等で
簡単に夕食は済ませて置いた。
市民文化会館には原田さんのお友達が
良い席を取って置いて下さったので
本当に良かった。
主宰者の人柄と、
熱意のこもったすばらしい演奏会で、
しかも、地元前橋の声楽家等をむかえて
カンツォーネを歌っていただいたり、
多彩なものだった。
語りつくせない程楽しい時間をいただいた会場からは、
原田さんとは方面違いなので、
私は北部へ帰る人に家の前迄車で送って頂き、
今夜もお姫様の様だった。
皆さん親切な方ばかりで有り難い。


11月24日(木) 室温20℃ 湿度50%

今日も良い天気で散歩日和だ。
今の私は散歩するのが一番良いとの事で、
出かける前に、今日は東か西かと考えて見る事にした。
それで国道16号を超えて東に決めた。
(そんなに大げさに言う程の事ではない)
しみずスーパーのところの信号を渡って、
そのまま東に往くだけなのだ。
其処から三つ目の角を右に曲がると、
直ぐにシバタ薬局が有り、
普通のスーパーよりいろいろ有るので、
私はそこへ往くのが楽しみ。
だから、今日の散歩に行くことにした。
店の外に、雑貨やシャツ等も有るので、
前から庭仕事の時に穿く作業ズボンが見たかったのだ。
私の欲しかった様な安いのが有ったので、
元気に成り、いろいろ見てあれこれと買って来た。
ビン詰め缶詰お薬と。うふふ。
こんな事が今のミーちゃんには楽しくて嬉しいのかな?
荷物が大きく成ったので、
他には何処へも寄らないでさっさと帰ってきた。
私の気持ち解る奥様も居るかな?
と思うと思わずニヤリとしてしまった。
純子ちゃんが、
突然白い白い真っ白な菊の花を持って来てくれた。
花は直径5センチ程の花だが、
すがすがしくて葉の緑が濃いので、
それはそれは感動的な菊だった。
持って来た純子ちゃんも、
嬉しくて堪らない様で、
来年は新芽が出たら
根の付いたのを持って来るから、
と自慢そうにニコニコしていた。


11月25日(金) 室温20℃ 湿度51%

今日は県民会館ヘ、
ソフィア国立歌劇場のメンバーと
佐藤しのぶさんも出演して居る
オテロを見に行くのに、
バスで行くつもりで慌てていたら
紀子が車で直ぐ近く迄送ってくれる事に成り
ほっとした。
帰りはタクシーで帰るから、
と迎えに来なくも良いと言っておいた。
このブルガリアのオペラもオテロも
初めて見るので、舞台装置の大きい事や
佐藤しのぶさんの相変わらず綺麗なのと、
外国人の中で、ただ一人の日本人として、
どうどうと歌われたのには驚いてしまった。
隣の席の奥様とは全然知らない人でしたが、
私と前からの知人の様に話が合ったので、
とても楽しかった。
終る頃、Kさんが私の為に
車で送って下さる人を探してきて頼んで来たとの事で
遂に今夜もお姫様になってしまった。
送って下さった人も、以前からの知り合いだった。
私は車の運転が出来ないので、
周りの人がとても気を使ってくれるので
申し訳ない様だ。
お姫様が家に着いたのは10時過ぎて居た。
今夜も加山雄三だった。

ミーちゃんへの激励や感想などは、
メールの表題に「ミーちゃんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2005-12-11-SUN

BACK
戻る