80's
ミーちゃんの縁側。
「80代からのインターネット入門」のその後。

やっぱり旅はいいもんだねぇ。
本人のいい気持ちが、読んでいても伝わってくるもの。
雨の日には浮かない感じがあるし、
晴れたら気分よさそうだし、というのはあったけれど、
やっぱり、旅というのは格別なものだ。

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9月11日(木) 室温30℃ 湿度61%

今朝は割に遅く目が醒めたので、
そのまま起きてお仏壇のお花だけお水を取り替え
「受信」を開けたが「エラーです」なんて出たので、
やめて、9月11日からの新しいファイルも出来て無いので
マック君と遊ばないで朝の仕事を始めた。

明日から紀子達が「小岩井農場」の展示会へ行く。
八千代さんと私が連れて行ってもらうので、
軒下のお花の鉢等を全部
木の下の陽の当たらない様な所に移したりした。
もう今朝からたっぷりお水をやったりして
一汗かいたのでシャワーを浴びてホットしてから
食事にした。

木曜日でお仕事の日だが八千代さんは
近所に御葬式が有るので少し遅くなると
連絡が有ったので私だけで先に始めた。
お店はお休みだが「小岩井」の展示場へ持って行く
クッキーらしい。
今夜は「十五夜」なので紀子が
「おだんご」をお菓子屋で買ったら
「すすき」を貰ったのでとても「十五夜」らしくなった。

9月12日(金) 室温・湿度(旅行中)

朝の7時40分頃、家を出た。
八千代さんは初美さんが先に迎えに行って来たので
此処からは4人になり
車に「展示品」や大小の荷物を沢山積んで・・・。
赤城南面道路を東へ走り1時間半程したら、
突然太陽が出たが薄黒い雲の間に隠れたりしていた。
「フラーワーパーク」等、
横目で見て一路「大間々」方面にと走った。

今年の春に「しだれ桜」の素晴らしいのを見た
お寺の前を通り「此処此処!」と言いながら
桜の無い静かなお寺を通りすぎ暫くして
「富弘美術館」で開館前だったが
トイレの御掃除の人達が親切に迎えてくれて用を足し、
感謝の言葉を残して又、車は「足尾」方面へ走った。

その内、昨年泊まった「金谷ホテル」を右に見て
次々と温泉地を走り福島県に入った。
田んぼも大分黄色くなっていて
前橋辺より寒くなるのが早いのかな−、と感じた。
「会津若松市」は城下町らしく
昔の名残りを残している静かな良い所だと
改めて感じた。
「前橋」の様に全市が戦争で全滅して
城下町の風情が無くなっては居ない。

「若松城址」も、寄ってみて昼食をする店を探して
駐車場の有る「お蕎麦屋」を
やっと見つけて座敷で、落ち着いた。
私は古めかしい外回りや座敷きの様子を
カメラに納めた。
これから「山寺」へ行きたいと話したら
地図で親切に教えてくれた。
それからは「軽井沢」の様な別荘地風な山の、
駐車出来る所へ車を止めて、
「御昼寝タイム」を取り車の中で休んでいた。
私は山の道路や道端の「すすき」等を
カメラに納めて山の気分を満喫していた。

山道を走りながら今夜の宿を探していたら
「かんぽの宿」が小高い山の方に見えて
又、吸い込まれる様に車を止めた。
「春の時」と同じ様に・・・。
老人向きの建築で奇麗になっていて気持が良かった。
夜は皆でテレビを見ていて遅くなった。

9月13日(土) 室温・湿度(旅行中)

相変わらず目覚めの早い私は
5時頃からもぞもぞして居て起きないで我慢していた。
そーっと「日記」の下書きをした。
宿を出て 「山寺」を目指して車を走らせた。
近く迄行くと何軒もある「みやげ屋」が
盛んに呼び込んで居た。
私と八千代さんは前に来た時も
あの坂を見て奥の院迄登らなかったが
今回も止めて木陰の茶店の腰かけで待っていた。
初美さんと紀子はたちまち登って来た。
「苺かけ氷」で、
子供の頃の話等八千代さんとしながら
嬉しそうに飲んで「山寺」をあとにした。 

その後は地図を頼りに予約してあった
ペンションを目指して「東北自動車道」を
気持よく走った。
すると、3時頃先方で、事故が有ったのか
長蛇の渋滞になり良く解らないまま、
いらいらして待っていた。
その内5メートル程づつ前進しては止り、
やっと4時過ぎて開通した。
「小岩井」近く迄来て夕食を
大きな焼肉屋で済ませペンションヘ着いた。
テレビを出したら
バスが中央分離帯に乗り上げた様な事らしかった。
林の中のペンションは
現代風の二つの部屋になっていて何棟か有った。
事故で待ちくたびれたので早く寝た。



9月14日(日) 室温・湿度(旅行中)

朝7時頃初美さんと紀子は展示品を車に載せて
「小岩井農場」の林の中に場所の確保のために出かけた。
ペンションの周りの林の木の葉が
相当揺れていて寒い様に見えている。
その内二人は展示の準備を済ませて戻って来たので
ペンションの食堂で朝食を済ませ
四人で又、「小岩井農場」の「まきば園」に行き
此処の林の中の「展示品」を八千代さんと見て歩いた。

其の後「小岩井農場案内バス」で
ガイドさんの説明を聞きながら一時間ほど廻って来た。
「まきば園」に入ると直ぐ目の前に
岩手山が青い空に聳え白い雲を冠り富士山の様に
綺麗だった。
入り口の直ぐ近くの小高い丘の上には
「愛の鐘」が有って
其の前でウエディングドレスの
花嫁さんと花婿さんが「記念写真」を撮って居たので
私もカメラをむけて「よろしいでしょうか?」と
声を掛けてパチリと2枚ほどデジカメで写した。

日曜日で良く晴れたので
子供連れの大家族が多くて
本職の写真屋さんに撮ってもらっていた。
子供達は芝生の丘に元気に走って行くのが
とても可愛いい。
八千代さんと初美さんは此の中の売店で
「おみやげ」の発送を頼んで来た。
展示品の脇で売店で買って来た物で
昼食にして私は昨日から欲しかった
木工品を二つ買ってやや満足した。

それから紀子が私と八千代さんを予約してあった
今夜の宿「つなぎ温泉」の
「四季亭」ヘ先に送ってくれたので
午後はゆっくりした。
此の宿は純日本式の料理屋風で
15畳も有る大きな部屋で
三方の窓から近くの小さな山が見られて
温泉へ来たと思われる良いところだった。
お風呂に入り暫くして紀子達は
「展示場」から引き上げて来て、
一風呂浴びて7時過ぎた頃、
次々と運ばれてくるお料理に困るほどの夕食だった。
今日も素晴らしいお天気で「加山雄三」だった。
感謝感激して健康で有る事の有り難さをしみじみと、
感じながら床に着いた。



9月15日(月) 「敬老の日」室温・湿度(旅行中)

相変わらず目覚めの早い私は4時半頃目が醒めたが
じーっと我慢して寝ていた。
みんなで温泉に入り
しばらくして朝食が運ばれて来て
又、食べきれないほどだった。
9時頃此の旅館を引き上げた。
今日も抜ける様な青空で白い千切れ雲が浮かび、
もうすっかり「秋の空」だった。

展示場へ行き午前中は紀子を残して
初美さんが「田沢湖」へ
私と八千代さんを連れて行ってくれた。
青い空と山と湖が「絵葉書」の様に綺麗だったので
私は嬉しくて夢中でカメラを持って走り回った。
プリンスホテルで湖を眺めながら
飲み物をいただき
一路「小岩井の展示場」へ戻った。
其の後で昨日から買いたいと目星を付けて居た
木彫りでガラスの様に薄く出来ている
ワイングラス等買った。

午後は紀子が八千代さんと私を
次の松島「かんぽの宿」迄送り、
受付を済ませて直ぐ小岩井の展示場へ戻った。
夕方展示品を全部積んで宿に着き、やっと4人になった。
若いとは言え老人の二人の為に
随分車で走り回り疲れた事でしょう。
感謝感激の加山雄三でした。
此の宿も綺麗で小高い所なので眺めも良く、
とても大きくて、ホテルの様だ。
今回、始めて「海の見える」ところなので
山国から来た私達には嬉しい感激だった。

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2003-09-30-TUE
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