80's
ミーちゃんの縁側。
「80代からのインターネット入門」の
その後。

「80代からのインターネット入門」という
唐突なコンテンツが「ほぼ日」に生まれて、
とにかく80歳代のミーちゃんがパソコンを使ってる。
おなじみの「ミーちゃんの日記」を、再開しました!

何を書いてほしいとか、あんまり言わなかったけど、
なにか自分でも書きたいことがあるようで、
「うふふ」ってな感じで、さっそく原稿を送ってきた。
ま、ミーちゃん家の縁側に座り込んで、
ばくぜんと話を聞くような感じで、
軽いおたのしみになったらいいですね。

ミーちゃんの縁側、再開です。

「旅の話」は、どうも・・・
他所の家でアルバムを見せられているみたいで、
たいくつなんじゃないかと、
ちょっと遠慮がちに提案してみたのでした。

もっと、なんか、こう、思いで話とか、
四季折々のよしなしごと、なんかでいいんじゃない?
と、そういうことで、こうなりました。

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ぼーっと想い出す事など


 2002年を迎えたと想う間もなく
一ヶ月が過ぎ様としている。         
今から60何年か前の頃は
『早くお正月がきないかなー』なんて言って
お正月には着物や下駄等新しいのを買ってもらい、
ちゃらちゃらと『街』(市内の中心商店街)へ行き、
いろいろな店を見て歩き、
途中で「あんみつ」等食べたり映画を見たりした。

 秋のある日、呉服屋に私の目を引く
「訪問着」と言うより少し気軽な
「プロムナード」と札がついていたのが気に入って、
家に帰って母にその話をしたら、
そんなに気に入ったのなら買ってくれば良い
と、母も一緒に呉服屋まで行ってくれて買って来た。
そのころはお正月には新しい着物に草履も新しくして
髪も「桃割れ」や「結いわた」とか
娘らしい日本髪を結う。
近所の「髪結いさん」に、大晦日の夜に行き
自分の番がくるのが御元日の朝4時とか5時になり
その日は本職の「写真屋さん」で
日本髪の着物姿を撮って来る事が多かった。
まだ20才の頃で私も可愛らしかった。
自分で言うのも可笑しいけれど。ふふふ。

 その時の着物が現在60年も経って居るのに
私の姪の娘に着てもらったが、
全然可笑しく無くて可愛いのだ。
みんなで驚いている。
日本の着物は凄いなー!!!とつくづく思った。


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※ところで、「きないかなー」というのは、
「こないかなー」の方言です。
この地方の人々は、これを方言であると認識してませんが。
だから、指摘すると怒られることもありえます。

国語の先生風に言えば、「カ行変格活用」が、
「五段活用」になってしまっているのですね。
           (その地方の方言に詳しい者より)

2002-02-20-WED

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