「美しき日本 ― 大正昭和の旅」展

江戸博学芸員新田さんと小山さんのさらにくわしい解説

吉田初三郎は
浮世絵風美人ポスターも描いた人なんですが、
本業は鳥瞰図を書く仕事でした。
彼の特徴は、空間をゆがめること。
日本海側から日本を眺めるという斬新な構図で、
横に長く引き伸ばされた日本列島の向こうには、
南北アメリカ大陸や、ユーラシア大陸など、
世界全土が縮められています。
初三郎の個性が十分に発揮されている
鳥瞰図だと言えるんです。

これが富士山、

これがアメリカ大陸、

これが南極です。

これは鉄道省、今のJRの前身が
吉田初三郎に描かせたものです。
鉄道省が平和記念東京博覧会という博覧会を開き、
その時にパビリオンを建てて、
鉄道省の作品として出したもののコピーです。
オリジナルは高さ2.7メートル、幅14.4メートル。
大きなものだったんですよ。
それを印刷で小さくしたので、
当時の技術からいって、
これくらいの精度でしか
印刷できなかったみたいで。

(新田)


BACK
このウインドウをとじる