| 『見る人間』 |
ドラッカーの半自叙伝とも言える『傍観者の時代』は、
傍観者(=見る人間)として観察してきた
時代の変化や、人との出会いをつづった内容ですが、
こんな書き出しから、始まります。
「傍観者自身に取りたてての歴史はない。
舞台にはいるが演じてはいない。
観客でもない。
少なくとも観客は芝居の命運を左右する。
傍観者は何も変えない。
しかし、役者や観客とは違うものを見る。
違う角度で見る。
反射する。
鏡ではなくプリズムのように反射する。
屈折させる」
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