システム終了


同意語

「電源をきれるようにする」
(もっと)


説明

電源を切るためにウィンドウズ、マッキントッシュなどを
終了させること。
(もっと)


安全に電源を切るために行う儀式。
(じんげん)

パソコンの電源スイッチをいきなりOFFにするのではなく、
パソコンに“終了しますよー”と合図を送り、
準備が整ってから、電源を切ること。
(zaki)


あんなことこんなこと

目には見えないけれど、パソコンの内部ではいろいろな
作業が行われており、
作業中の状態からいきなり電源を“ぷちっ”と
切ってしまうと、トラブルの元になってしまう。
例えば、「銀行口座の振り替え」という仕事を
コンピュータが処理中だったとします。
この仕事を、もっと小さい仕事に分解すると、
次のようになります。
(1) 口座1の残金を1000円減らす
(2) 口座2の残金を1000円増やす
もし、
この(1)と(2)のちょうど中間で電源を切ってしまったら、
「払った」「貰ってない」の喧嘩になってしまいます。
これが「トラブルの元」です。
ほかのコンピュータ用語で言うと、
データを「書いた」「読んだ」の両方が完了したらOK、とか、
メッセージを「送信した」「受信した」の両方が完了したらOK、
などがあります。
「システム終了」は、
こういう「途中で終わったら困る仕事」
を全部済ませてしまう、という働きをします。
(zaki&ichiro)

昔(ハードディスクが一般的で無かった頃)は
いきなり電源を切っても、
その時点のデータが消えるだけで問題は無かったが、
現在はハードディスク書き込み中に電源を切ると
ハードディスクのトラブルになるし、
遅延書き込みといって一旦メモリ上に保留して
データ転送がすいた時にハードディスクに書き込んだり、
仮想メモリーといって
ハードディスクをメモリー代わりに使っているので、
いきなり電源を切ると
まだ転送されていないデータが飛んだり、
ハードディスクに
仮想メモリーに使ったファイルが残ってしまい、
再び起動した時にトラブルになったりするので、
データを起動する前の状態に戻した上で
電源が自動で切れるようになっている。
Windows95対応の機種以前では自動で電源が切れずに
電源を切ってくださいという表示が出ていた。
(じんげん)