BOOK
「ほぼ辞書」
【ら行】


理系の同僚


説明

パソコンに関する困りごとがあったとき、
会社に一人いると助かる存在。

ただし、全部が全部ではないが
1:目先の問題は解決してくれるが
  細かな説明は面倒くさがってしてくれない
2:案外「自称詳しい人」であることが多い
3:初心者の多い会社・グループでは
  いつの間にか「便利屋」になってしまっている

・・・と云う気の毒な特徴がある場合がある。
(koh)

あんなことこんなこと

最近、にわかにパソコン初心者が増えたせいか、
質問責めに閉口していることが多いので、
このような人にパソコンのことでものを尋ねるときは、
自分で調べられる範囲のことは面倒がらずに調べた上で
解らないことだけ要領よく聞くのが賢いつきあい方。
また、理系だからと云って全ての人が
コンピュータのエキスパートでは無いことに注意。
(それは秋田県人は全員酒飲み、大阪人は全部漫才師、
雪の降る地方に住んでいる人は全員スキー2級、
などと云った勘違いに属します)
(koh)

なにかと重宝する「理系の同僚」ですが、
理系が「高純度」だったり、「天然」だったりするとると
何を話しているのか訳が分からないので、
「あなたよりちょっと理系な人」を見つけるのが
コツでしょう。

<あなたよりちょっと理系な人の探し方>
・あなたが聞きたいことは、
 去年あたりマスターしたらしい。
・そういえばこのあいだ天然理系の人に質問していた。
・「さすが理系ねえ」というとうれしそうにする。

なお、人ごとだと思っていると、
そのうち誰かもっと分からない人が質問してきます。
(ブーツのひも)


リセット
【reset】


説明

パソコンのリセットボタンを押す、等の方法で
強制的にパソコンの電源を入れ直すこと。
(koh)

あんなことこんなこと

コンピュータをリセットすると、
保存されていないそれまでの作業内容は
ことごとく失われてしまいますし、
コンピュータの中に保存されているデータが壊れて
起動できなくなったり、時にはコンピュータそのものが
故障することもあるので、
むやみやたらとリセットをするのは危険です。
(koh)

どんなときにリセットが必要?
1.パソコンが全ての操作を受け付けなくなり、
 途方に暮れたとき。
2.ワープロなど、何か特定の機能の動作が
 通常あり得ないような挙動不審な動作をしたとき。
(電源を入れ直すと直ることが多いので)

通常、パソコンの電源をいったん切って入れ直すには
「Windowsの終了」から「再起動する」等の方法を使います
が、パソコンが完全に停止して全ての操作を受け付けなく
なってしまったときなどは、
強制的にリセットする必要が出てきます。
(koh)

強制リセット方法その1(Windowsの場合)
キーボードのCtrl+Alt+Deleteキーを同時に押し、
表示された「プログラムの強制終了」の画面から
「シャットダウン」をクリックするとパソコンの電源が
切れるので、再び電源を入れ直す。
「プログラムの強制終了」が表示されずに「システムが
ビジー状態です」と云う青い画面に変わったときは、
そのまま、再度Ctrl+Alt+Deleteキーを同時に押す。
(koh)
(Macintoshの場合)
OSやプログラムを強制終了するには
command+option+escを同時に押す。
それでもだめなときは2回続けて

command+option+esc。
運がよければ再起動します。
(ごろん太)


強制リセット方法その2
その1でだめなときは、
リセットボタンが付いている機種なら、
それを押してみる。
(ごろん太)

それでもだめなとき(主にWindows)
その1、その2で説明した操作も受け付けないときは、
パソコンの電源スイッチを5〜10秒ほど押し続けます
すると、電源が切断されるので、
おもむろに電源を入れ直します。
(ほとんどのパソコンはこの方法で対処可能なはずですが、
100%ではありませんのでご注意下さい)
(koh)

最後の手段
「コンセントを抜く。ノートPCのバッテリーを外す。」
でしょうか。(笑)
ノートPCで、電源OFF機能がない電源ボタンしか
付いていない機種もあるので。
ただし、コンセントを抜いてもバッテリーが切れるまで
どうしようもありません。
(ごろん太)

Macintosh初心者の頃、CD-ROMを取り出す時
アンマウント(ごみ箱に入れる)
してから取り出す
って知らなくて、
オープンのボタンで取り出しちゃあ
「ディスクを入れて下さい」って怒られる、
それで「えーい分からん時はリセットじゃぁ」と強制終了。
で、起動すれば「あなたは前回正常な終了を
行いませんでした」ってまた怒られる。
あの頃は良く怒られたっけなぁ。
(DAM)


履歴


説明

過去一定期間に訪れたWebページのアドレス(URL)を
ブラウザが自動的に記録しておく機能。
例えば昨日行ったWebサイトのアドレスが分からない時に、
履歴を表示してクリックするだけで行けちゃうよ。
(ごろん太)

あんなことこんなこと

会社やお家でPCを共有している皆様。
Hページを訪れた後は、履歴を消すのを忘れずに!
(ブラウザには履歴を消す機能がついてます) 
(ごろん太)


リンク
【link】


同義語

ハイパーリンク


説明

webページで、クリックするだけで関連づけたページに
ジャンプできるようになっていること。
またそのようにして関連付けることをリンクを張ると言う。
リンクがある所は、下線が引かれた青文字や、青い縁取りの
画像で示されるのが一般的。
一度見たリンク先は紫の文字、紫の縁取りで表される。
(ごろん太)

関連することば

ハイパーテキスト
リンクが埋め込まれた文書ファイル。
Webページはその代表。

相互リンク
同じテーマを扱うWebページや友達同士で
お互いに 相手のページにリンクを張ること。

リンクフリー
あなたのホームページ(HP)から自由に私のHPにリンクを
張っていいですよということ。
逆に、リンクフリーと書いない場合は、メールで自分のHPの
趣旨を説明し、許可を得てからリンクを張るのが礼儀。

リンク集
テーマごとにリンクを集めたもの。
調べ物をする時は、まずリンク集を見つけると
糸口が見つかりやすい。
(ごろん太)

あんなことこんなこと

リンクする際は、文字や画像がリンクするためのボタンに
なるが、そのボタンに、関連付けたい(つまりリンク先の)
ファイルの場所、Webページのアドレス(URL)が書いてある。

クリックするだけでリンクをたどって次から次へと
世界中のWebページを見ることを、正にワールドワイドに
情報の波間をただようことが出来るので、
ネットサーフィンと呼ばれたが、もはや死語か?

何かを見よう、調べようと思ったのに、大きな寄り道を
して、何をしたかったのか忘れることもしばしば。
個々のHPは小さくとも、リンクすることで
WWWは世界規模のコミュニケーション手段となっている。
(ごろん太)



ルータ
【router】

説明

HUBでは接続することが出来ない
異なるネットワーク間を接続する際に利用する装置。
プロバイダや企業間を接続する際に用いていると
考えても良い。

技術者的な説明:
処理すべきパケット(データ)の
送信先を知っている装置。
装置にはLANと同じRJ45コネクタや光コネクタ
(1000Base-SX/LX)などを複数備えている。
(のりにゅ)

ネットとネットを結ぶ交換機のような機械。

プロバイダー
   |
  ルータ
 / | \
PC PC PC
A  B  C

こういう風に接続した時に、
ルータに割り振られたグローバルIPアドレスで
AからもBからもCからも
インターネットにアクセスできます。
グローバルIPアドレスは外線の電話番号みたいな物です。
もちろんAからB・Cにもローカルアドレスで
アクセス可能です。
ローカルアドレスは内線の番号みたいな物です。
ルータは交換機のような働きをするわけです。

プロバイダー
   |
  ハ ブ
 / | \
PC PC PC
A B C
 
これがハブだと、
それぞれのPCがグローバルIPアドレスを持たないと
インターネットに接続できません。
ハブが単なる分岐機だからです。
プロバイダーとの契約がIPアドレス一つの場合、
Aがそのアドレスを取ってしまうと
BとCはインターネットに接続できません。
AからB・Cにアクセスする時は
インターネットで使うTCP/IPではなく
他のプロトコル(NetBEUIやアップルトーク)で
アクセスします。

これを

プロバイダー
   |
PC
A(サーバー)
   | 
  ハ ブ
 /   \
PC     PC
B     C

とすると、
Aを介してBもCもインターネットに接続できます。

気付きました?
ルータは大雑把にいえばサーバを接続機能に特化したものです。
ルータにTAやモデムの機能を組み合わせたものが
ダイヤルアップルータになります。
(じんげん)


ログ
【log】

説明

コンピュータが処理した内容をその都度、
記録していくこと。またその媒体。
日常?に置き換えれば、
会議などで書記の人が会議内容を記録していくこと。
また記録したノートのこと。
(KOX)

ログとは、コンピュータの中に残る「記録」のことです。
例えば、会社のネットワークを通じて
インターネットに接続している場合、
自分がどこのホームページを閲覧したかなどの履歴は、
多くの場合ネットワーク上のコンピュータに
しっかりログとして残ります。
更に、自分自身のコンピュータの中にも、
色々な情報がログとして残っています。
(koh)


正しい用例

ログをとる
インターネットの上にある情報は
永久にそこにあるとは限らないので、
時間がたてば消えてしまう掲示板の会話、
ホームページの記事などをコピーして
残しておいたりすることなどを
「ログを取る」などと表現することがあります。

例:
「A新聞のサイトに連載されてたコラム面白かったのに、
 この前見たらもう全部消えちゃってたよ」
「なんだ、ログ取ってなかったの?」
(koh)



レス


説明

メール、掲示板などのカキコミに対して書く、返事のこと。
(さくら)

正しい用例

レスをつける:
掲示板の書き込みに返事の書き込みをすることを
(じんげん)

あんなことこんなこと

インターネットを始めて、最初に知った言葉です。
みなさん普通に使っていて、びっくりしました。
(さくら)

もとは、応答や返答を意味する“response”の頭文字の
ようです。
(zaki)




ログイン
【log】


同義語

ログオン


説明

1:自分のコンピュータをネットワークに参加させること
全てのネットワークに参加するには、自分のコンピュータが
「そのネットワークの仲間」であることを
証明する必要があります。
通常は「ユーザ名」と「パスワード」を使って、
自分がそのネットワークの仲間であることを
認証して貰います。
この作業が完了してネットワークに参加することを
「ログインする」と云う訳です。
(また、このユーザ名を「アカウント」と呼びます。)

2:コンピュータに自分のユーザーアカウントを入力して
  起動すること。

Windows95や98などの、
主に自分専用のパソコンに搭載されることを前提として
設計されたOSではあまり意識することがありませんが、
WindowsNTや2000、 UNIXやLINUXなどのOSでは
あらかじめ複数の人が同一のコンピュータを使用する前提で
設計されているため、コンピュータを起動する前に
「これから誰がこのコンピュータを使用するのか」を
証明するプロセスがあります。
この場合もやはり「ユーザ名」と「パスワード」を入力して
コンピュータを使える状態にするのですが、
これも「ログインする」と云います。
(koh)


関連することば

ログインパスワード


イラストレーション:たかま ひびき

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