環境
【かんきょう】



説明

意味その1:
OSソフトは何をつかっているのか、
ネットワークに繋いでいるか、
メモリはどのくらいあるのか、
他にどんな機器が繋がっているのか、
といったパソコン(および周辺機器)の現状のこと

(おさる)
多くの場合「スペック」と似た意味で使われるようです。
(EACH)

意味その2:
コンピュータを使用するのに適した自然環境。
内部の温度・湿度・使用する高度などが
コンピュータの仕様に書かれています。
要は寒くも暑くもなく
湿度もほどほどでそんなに標高が高くない所です。
(じんげん)

間違った会話

電話問い合わせ窓口で
「どのような環境でお使いですか?」
「窓ぎわで風通しは良いんですが・・・」
→この場合の「環境」は、
 パソコンを使用する「場所」の事ではありません。
 意味その1の「パソコンの現状」を答えてください。
(おさる)


関連する語句

動作環境(=必要スペック・必要システム):
パソコンソフトや周辺機器の外箱に
この項目が書いてある場合は、
メーカー側で確認している、
そのソフトや機器を動かすために「最低限必要なスペック」
のこと。
「これだけの性能があれば動くことは動きます」という
意味。

推奨環境(=推奨スペック・推奨システム):
「これだけの性能があれば快適に動きます」という意味。

これらは、見落としがちだが、わりと重要な情報
これらを疎かにすると、
買い足し、買い替えなどの
莫大な出費に見舞われる恐れがあるため注意が必要。
(EACH&福田慎二)


あんなことこんなこと

パソコンの上で、
例えば他人と見かけ上は同じトラブルが起きたとしても、
実際に起こっていることは、
自分のパソコンと他人のものとでは、それぞれ違った
成り行きがあったりします。
パソコンを買ってからそのトラブルに見舞われる瞬間まで
に、自分なりに操作したり手を加えてきたからです。
自分なりに手を加えてできあがったあなたのパソコンと、
そしてあなたのパソコンに直接関係がある、
パソコン周りのもろもろの事柄の特徴をひっくるめて、
「私の環境」という言葉で表現できます。

ユーザー一人一人に「私の環境」がある以上、
トラブルの原因を探り、解決策を考える上で、
この違いを考えないわけにはいきません。
サポート窓口へ問い合わせをする場合などは、
特別なこと(改造とか)をしていなくても、
まず独自の「環境」を説明する必要があります。
・買ってからトラブルに見舞われるまでの間に
 変化したこと、
・トラブルの直前に何をしていたか、
 特にとどめを刺したらしい操作は何だったか、
を覚えておく必要があります。

(f)