DTP
【Desk Top Publishing】
読み:ディー・ティー・ピー/デスクトップ・パブリッシング


説明

コンピュータを使って
編集や印刷を行う出版作業のことをいいます。
(koh)

ぶっちゃけて言えば、
会社の会議で配る資料をパソコンでつくることも、
おうちでパソコンを使って年賀状をつくることも
DTPです。
ただし、商業印刷の場合
印刷会社に出稿する前の行程すべてを
パソコンで行うこと
を意味します。
(デザイナー・ライターなど、
カタカナ職業の人が使ってるときは、ほぼこの意味です)
だから、DTPは、
DeskTop Prepress(デスクトップ・プリプレス/印刷の前)
の略だと言う人もいます。
この世に出回っている多くの印刷物にDTPが関わってます。
(EACH)

よく似ている語句

DTM
デスク・トップ・ミュージック(Desk Top Music)
の略
コンピュータを使って作曲・編曲・音楽CDの作成等を
することをいいます。
DTPの場合と同じく音楽を操作する専用のソフトウェアを
使うことで「プロっぽい」ことが
いろいろ出来るようになりました。
(たみやん)


正しい用例

「急募!DTPソフト経験者若干名。
時給千円以上、 年齢不問、交通費全額支給」
(たみやん)


あんなことこんなこと

WYSIWYG(What You See Is What You Getの略
要は画面で見たままを印刷できること)が
パソコンでできるようになってDTPが実現しました。
制作者や編集者が、自分が思った通りに原稿を作成
できると言うのが利点ですが、
今まで他の人がやっていた作業も自分でしなくてはいけない
という欠点もあります。
DTP化によって版下(印刷用の原稿)の製作時間の短縮
が図られ、それにより締めきりを遅くできたり、
今まで業者さんに頼んでいた分まで自分でやらなくては
いけなくなった編集者などの作業の増大、
などの影響が現れています。
(じんげん)

会社やおうちでは「Word」や年賀状ソフトなどで
レイアウトしてプリントしますが
商業印刷は、それでは力不足です。
印刷会社の機械で処理できるデータでないと
使えないからです。
そこでプロは 俗に言う「三種の神器」をよくつかいます。
Adobe Photoshop(フォトショップ・アドビ社製)
→写真や絵を加工するためのソフト
Adobe Illustrator (イラストレータ・アドビ社製)
→図形を描いたりするためのソフト
QuarkXPress(クオークエクスプレス・クオーク社製)
またはAdobe PageMaker (ページメーカー・アドビ社製)
→レイアウトするためのソフト
これらのソフトはパソコンショップで買えますが、
お値段がべらぼうに高いです。
また、PostScript用(印刷に使えるプロ用)の
各種フォント(これも高価)も必要です。
(EACH&じんげん)

昔はMacintoshの得意分野でしたが、
現在はWindowsパソコンでもできるようになりました。
但し、カラー印刷をする時に
モニターと印刷物の色をあわせる作業
(カラーマッチングと言います)をするには
対応しているグラフィックボードが必要なので、
慣れもあってMacintoshを使う場合が多いようです。
(じんげん)