第十一回 申し込みには、申込書。

「ほぼ日クレジットカード」ができる、という事実は、
ぼくらにとっては、信じられないような大きなことだった。
いま、そう言っても、謙遜だったり冗談だったりに、
聞こえちゃうかもしれないけれどね。
だって、もうすぐ3周年を迎える「ほぼ日」だけど、
スタートした時には、まったく掛け値なしに、
「なんでもないやつら」だったんだよ。
「どこの馬の骨かもわからないやつ」というのは、
いちおう、比喩に「馬の骨」というものがあるけれど、
その「馬の骨」さえなかったような状態ですからね。

「何をやりたいんだ」
「何が目的なんだ」
「どうやって食っていくんだ」
というような、根本的な質問に、ちゃんと答えられないまま
百人単位の読者に向かって、とにかく毎日、
発信し続けてきたわけさ。
そういうの、一般的には馬鹿、無方針、と言うのだろうが、
説明しきれなかったんだからしょうがない。

このあたりのストーリーについては、
いまでは本というかたちでまとまっているから、
『ほぼ日刊イトイ新聞の本』(講談社)を読んでください。

要するに、何が言いたいのかといえば、
一般にイメージされている以上に、
ぼくたち「ほぼ日」は、おろおろ、おどおどしてるのよ。
一方で、妙な自信もあるんだけどね。
そういう「ほぼ日」が、
「通用するクレジットカード」をつくったということは、
やっぱりぴょんぴょん喜んじゃうことなんですよ。

で、さて、今日は、
「申込書」を見せましょう。
これも、まだ、見本だけどね。

子供銀行みたいだけれど、
これで、社会に通用するのだ。

そして、特典の「カギ」ね。
どんなもので、どんなふうに送られるかを、
お見せいたしましょう。


安いなりに、きれいにパッケージされて。
正式名称は
『THE HOBONICHI SPECIAL
LUCKY MONKEY'S KEY』 です。


じゃ、ついでみたいですが、
「申込書」がどれくらいほんとに通用する感があるか、
証明(しなくていいか?)するために、
申込書の開いたところも見せちゃいます。

じゃ、そゆことで、また
(つづく)


2001-05-30