みんなと シルク・ドゥ・ソレイユ。  2008年の年明けから、「ほぼ日」は シルク・ドゥ・ソレイユへの取材を続けてきました。 『ZED』をごらんになったみなさんからのメール、 「ほぼ日」スタッフの感想、 取材班が集めた写真の思い出アルバムなど、 この1年を振り返ったさまざまをもちまして、 この連載シリーズの中じめにしたいと思います。 ちなみに、もうおなじみになった 『ZED』の「ほぼ日 専用シート」もご用意しています。 最後はなんだかんだで、もりだくさんでお送りします!

我々ほぼ日刊イトイ新聞は、社内の研修として、
去る10月30日に、
スタッフ全員で『ZED』を観に行きました。
そのときの感想を、
2回に分けて掲載させていただきます。
「率直な感想を、短めに」と告げて、
メールで書いてもらいました。
まずは19人分、ドーンとまいります。


社員全員で『ZED』を観に行こう! と
チケットを申し込んだのが、5月の終わりのことでした。
その日までのカウントダウンに、
何度、心をおどらせたことでしょう。
でも、そのわくわく以上の興奮や感動、笑いが、
約3時間のショーには詰め込まれていて、
ほんとうに、びっくりしました。
今度は、親や友達といっしょに、
何回でも観に行きたいと思います。

心の中で拍手と歓声をあげつづけた結果、
見終わった後はクタクタで幸せでした。
おみやげに買ったバッジを見るたびに
いろんな場面が思い出せて、泣けてきます。

ガラプレミア公演で観ているので、今回が2回目。
正直油断していました。
1回目は、オープニングから感動して、
ハラハラドキドキの2時間を過ごし、
エンディングは大感動の頂点。涙の嵐。
あれを経験してるんだから大丈夫よ。
気付いたら、1回目の1.8倍くらい感動してました!
なんででしょう。
3回目も、たのしみです。
はやく、自分のたいせつな友たちに、見せてあげたいっ!

瞳孔開きっぱなし。鳥肌たちっぱなし。
すごいものを受けとるには
受け入れ側にもパワーが必要なんだということが、
身をもってわかりました。
すごすぎて、なにがすごいのか分からなくなって
あたまの理解を超えました。
感動というか、なんだかわからない
初めての体験をした感じです。
最初のシーンで心をわしづかみにされて
そのまま、気づいたらラストになってました。



内容はもちろん建物から内装からすべてにウットリ。
公演中、ずっと口は半開きだった気がします。
帰りの電車の中でもみんな
「あそこはあぁだった。あっちはこぅだった」と
熱っぽく語り続けました。
感動を分かち合うと言うとかっこいいですが、
とにかく、『ZED』について話す時間も含めて
楽しかった。
だから、ふたり以上で観るのをオススメいたします。
あと「バトン男子はモテる」、心底そう思いました。

特にバトントワラーの稲垣正司さんの技、すごかった!
どんな指の動きをしたら、
あんなにくっるくるバトンがまわるのか。すごいです。
つなわたりの場面は、こっちが緊張してしまい、
まったく身動きがとれませんでした。
それくらい、ギリギリ感にあふれていました。
あと、パンフレットを買ったんですけど、
専用の『ZED』手提げ袋に入っていて嬉しかったです。

どうにもこうにも泣いてしまいました。
なんか演者の方々の姿に感動してしまって‥‥
きれいだなぁとか、すごいなぁが積もり積もると
涙があふれてきちゃうもんなんですね。
観終った瞬間に、これは嫁にも観せたらな!
って思いました。

人間って、極限まで修練を積めば、
これほどまでのことができるんだ、という驚嘆。
パフォーマーの汗が、高い場所から
フロアに落ちるのが見えて
より一層緊張感が増して
あまりのハラハラさに呼吸をするのを忘れてました。
音楽、衣装、舞台、空気、肉体、演技が
混然一体となって、非日常で幻想的な時間を
過ごさせてもらいました。
あの緊張と感動の連続は、何度見ても自分の
新たな感覚を呼び覚ましてくれる感じがします。

お互いを信頼しているからこそできる
人と人との強いつながりがなす素晴らしい作品でした。
息子に見せてあげたいです。

観覧中はすごく興奮していて、
落ち着いてじっくりみる事なんてできませんでした。
でも、愛らしいクラウンの笑い声、
そしてパフォーマーのピリッとした演技、
素晴らしい音楽と衣装とメイクに、
すっかり『ZED』の世界に引き込まれてしまいました。

「ほぼ日」の連載に登場したパフォーマーが
登場するたび、対談の内容が思い出されて、
より一層おおきな拍手を送ってしまいました。
観覧後、またコンテンツを読み返しは、
「楽しかったな〜」っと振り返っています。
また見にいきます。


オープニングからワッと盛り上がって、
ドキドキしながら見守って、歓声あげて拍手して、
最後には、人間の可能性みたいなのに
感動して泣きました。
シルク・ドゥ・ソレイユ、最高。
家族とか、友達とか、
大切な人を連れていきたいです。

衣装もすてきですし、音楽もかっこいいし、
まるでミュージカルのようにファンタジックでした!
ですが、やっぱり本題はサーカス。
火があったり、クラウンが出てきたり、
サーカスの王道の、あの演目も、もちろんあります!
ハラハラしすぎて、
おもわず声をあげてしまいました!



「サーカス」だと思って観に行ったら
想像していたサーカスの範疇をはるかに超えていました。
出演者の動きがまさに「超人的」なのですが、
それとともに、衣装、照明、セット、演出、
あらゆるものが想像力の及ばない
高いレベルで作られています。
クラウンの「お客さんいじり」からはじまり、
観客と一体感を作り、一気にショーに引き込まれ、
2時間以上、驚きや感動といった
気持ちの高ぶりが続きます。
とにかく百聞は一見に如かず。
観客との呼吸も含め、一つのショーが完成しているので
映像では、この素晴らしさは
なかなか伝わらないと思います。
会場に行って実際に観ていただくことを
強く強くおすすめします。

トライアウト公演に続いて2回目の鑑賞でした。
最初は5列目、つまり「かなり前」で、
ひたすらドキドキしながら興奮して観ました。
汗の粒が光って落ちるのまで見える席でしたから
「ヒヤヒヤ」も含めてのドキドキでした。
2回目は、まんなかくらいの席で、
それなりに落ちついて観ました。
でも、この2回目のほうが、
あとから想い出してドキドキするんです。
あれは、ものすごく贅沢な時間だったと。
運動能力において超エリートで来たような
世界各国のアスリートたちが
その能力を惜しみなくつかった芸術を
目の前で繰り広げている。
それを、ゆったりと、お酒なんて手にしながら
観られるんですから。
ああ、もう一度観たいです。
観たことない友人を誘って。

「やれるものなら、やってみたい演目」と訊かれたら、
ぼくは「ふたごの赤と青の精」がいいです。
走ってるような、飛んでるような、舞ってるような人。
やれって言われたら逃げますけど。


なんて幻想的で美しい舞台なのかしら!
人の身体はこんなすごい動きができるんだ!
と、びっくりして、とっても感激して、
再び、友達と一緒に観に行きました。
今度は前から4列目の舞台真横の席でした。
これからフィニッシュに入る! という直前に
一瞬見せた、ものすごく真剣な表情や、
流れる汗や難しい体勢に震える筋肉を観て、
なんだか、なんども、ちょっと泣けました。

人生3回目のシルク・ドゥ・ソレイユ鑑賞、
過去最高に楽しめました。
パフォーマンスも音楽も舞台美術もすばらしかった。
サーカスやショーに興味のないひとも、
あの空間に身を置けば、
たちまち魅了されてしまうと思います。

すばらしかったです。
観ているあいだ中、いまがいつだか、
ここがどこだか、日常をすっかりわすれていました。
口をぽかんと開けて見上げていた時間と、
歯をくいしばり息をつめて観ていた時間と
いったいどっちが長かっただろう。
わからないけど、とにかく楽しかったです。
ぜったいもう一度、観に行きます。



自分はバレーボールをずっとやっていましたが、
高さを競っていくにはもうしんどいなと
最近思い、全然練習もいってませんでした。

『ZED』を見終わってからは、
いま、健康を保っている自分なのだから、
体を動かすことをやめてはいけないな
と思いました。

そう思ったので、最近テニスを始めました。
今までやったことがない競技ですが、
一から頑張ろうと思っています。

また、くじけそうになったら見にいきたいと思います。

ありがとうございました。


<14年越しのシルクドソレイユ>

前の会社の社員旅行で
ラスベガスに行ったことがありました。
ついた夜、社員全員でサーカスをみるという
スケジュールが組まれていました。
「わざわざラスベガスにまで来てサーカスなんて」
と、ぼくは先輩と抜け出して、
ジェームスブラウンのライブに行ったのです。
それはそれで楽しい夜だったのですが
後に合流したサーカス組は
やたらと「あれはすごい!」と興奮しているのです。
前の会社はエンターテイメントを
生業とする会社でしたので、
みんな、それなりに目は肥えていたのです。
そんな彼らが興奮するサーカスは
ずっと気になる存在でした。
そのサーカスが
シルク・ドゥ・ソレイユだったのです。
そんなこともあって『ZED』感想は
驚きや賞賛や感動ではなく、まず
「ああ、あの時みておけば良かった」
というちょっと後悔にも似た感情。
14年前の自分を呼びつけて
怒ってやりたい気持ちになりました。

次は取材班の思い出アルバムです。
スライドショーになっていますので、
写真をクリックしておたのしみください。
今日のタイトルは、
「すごいモントリオール。」です。どうぞ!






2008-12-08-MON

(C)HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN
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