武井義明
(たけい・よしあき)


「ほぼ日」の編集者。1966年生まれ。
実家は和菓子屋で、父親は趣味のハンターという
やたらと食いしん坊な家に育つ。
家のカレーの肉は「鹿かイノシシ」で
クリスマスケーキは自重で崩壊するほどでかかった。
店をきりもりする両親のもと、
わりとちいさなころから台所に立っていたが、
18歳で上京してからは自炊が楽しくてしかたなく、
現在にいたるまで朝飯は自分でつくっている。
(つくってくれる人がいないだけという話もある。)
年に一度の海外旅行は、キッチンつきの宿をさがし
1週間以上滞在、地元の食材を買い込んで自炊三昧。
プラハで寿司をつくり、パリで漬物を漬け、
ヘルシンキでジャムを煮、リスボンでパスタを茹で、
ビルバオでローストチキンを焼いた。
カロリー重視なわけではないのだが
つくる料理がカロリー過多になりがちなのを指し
彼の料理を食べたものは「悪‥‥」という感想をもらす。
客が来ると酒とフルコースで動けなくなるまでもてなす。
最近は趣味に「ラン」が加わったので
これでいくら食べても太らないと
勝手な思い違いをしてますます調子に乗っている。