BUCHO
チャリで探る地球
「麻布十番の21世紀」

<スクーリング終わりましたよ!>

ふぅ〜っ、みなさんお久しぶりです。
やあーっとわたしも「ほぼ日」に
戻ってこられたんですねぇ。

西田はここ鼠穴とほぼ日を離れてみっちり3週間、
前回モギカエル部長からの報告があったように
「東京理容専修学校」というところで
理容師になるための勉強をしてきました。

そうそう、でも3週間で理容師になれるの?
って不安になる人もいますよね。
それはさすがになれません。
私が通っているのは理容学校の通信部。
通信部というのは夏の3週間以外は
月に2〜3回レポートを提出すればいいのです。
そして夏に3週間のスクーリングが3年に渡ってあります。
それを終了すると国家試験があって理容師の免許が
もらえるというシステムになっているのです。


私のクラスはB組。男女17人ずつの34人クラス。
ちゃんと担任の先生もいます。
一番下は16歳、上は30代?(いや、40代もいたかも)
とにかく同じクラスに主婦もいれば
現役の高校生もいて、ネクタイしてるサラリーマンもいる。
なのにそれがみんなクラスメートってところが
理容学校の通信部なんです。
クラスメートって実はオールマイティな言葉なんですね。

ちなみに私の隣の席は16歳のジャニーズ好き少女。
後ろの席は31歳の主婦(子供が2人)、
そして前の席にはスノボー大好きな23歳の女の子。
授業中の様子はというと、
16歳のリエコは常に机の上にお菓子が山盛り、
たいてい歌を歌っているか、ジャニーズの
フォトカードに見とれてる。
23歳のチバちゃんはほぼ机に伏しておやすみ状態、
後ろの席の主婦けいちゃんはかなり勉強熱心。
聞いてるはずなのにいつも大事なところを
聞き逃してるわたしは、後ろの席のけいちゃんに
かなりお世話になりました。

1日のはじまりは朝は9時からのホームルーム、
日直さんの号令で起立、礼。
授業は1日7限目まであって
1日の終わりには掃除当番が教室掃除して下校。
「規則正しい」とはこうゆうことか、とつくづく実感。
ホームルームって言葉もかなり懐かしいなぁ。
何するわけじゃないんですけどね、
名前呼ばれて返事して、連絡事項を聞くんです。

3週間の授業の内容は下の時間割りのとおり。
内容はこんなかんじでした。



★「衛管」→ 衛生管理の略

伝染病、食中毒、栄養素などについて
とくとくと説明される。
自分もなぜか病気になってるんじゃないかと
不安にさせられる授業。
先生はたまに生徒に間違いを教えて逆に直されたりもする、
おじさん先生。
「水俣病」→みつまたびょう?
「骨粗しょう症」→ほね、そしょうしょう? など。

★「保健」→ 人の体の仕組みについて。

骨のことやら、血液の循環やら、
神経系のことやらについて学習。
とにかくバリバリと進めていくおばさん先生。
黒板を書いては消し、書いては消してゆく。
誰も追いつけない。

★「英会」→ 英会話の略

お店に外国人がきた時のために、
ビデオを観ながら簡単な英会話を勉強。
誰もが睡魔に襲われるビデオ。
先生は予想に反して日本人、それもおじさん。

★「法規」→理容に関する法規の勉強。

理容師になった時の守るべきルールについて学習。
理容の免許が取消しになるのはどうゆう時か、など。
法規の時間はたったの3時間。
それでもきっと時間が余っちゃうんだな−。
先生、毎回同じはなしをしてたから。
結局「法規」で教えたいことはそれほどないのか・・・。

★「運営」→ 世の中の経済の流れについての勉強。

昔、一流企業の人事部長をしていたという立派な方が先生。
そのためいつも話がどんどん難しい方へと進んでいく。
授業の終わりの頃にはクラスの半分以上が
睡魔に襲われダウン。
それでも先生はマイペース。
      
★「文化」→ 理容店、理容師さんの歴史について。

先生は関西弁の男、34歳。
どちらかといえば体育の先生が良く似合うかんじ。
世界初の理髪店は古代ギリシャ、ローマ文明に生まれる。
ルイ13世はハゲを隠すために
長髪のカツラをかぶっていた、などの説明を聞く。
日本では江戸時代が理髪店のはじまりらしい。

★「物化」→ 物理化学の略。

元素記号や有機化合物、酸化還元などの
言葉を久しぶりに耳にする。
先生はかなりハイテンションなおばちゃん。
授業の半分以上何も話さずに黒板を書き続ける。
みんなはそれをただうつすのみ。
先生が黒板を書いているときに話し掛けると
「質問はあとよ!」と怒られる。

★「校外授業」

真ん中にある校外授業ってやつでは
みんなで朝からバスに乗って、山梨県へ。
富士急ハイランドに行って、ハーブ園に行って、
次の日には「校外授業に参加して」っていう
作文を提出。あ〜〜、小学校の時みたいだぁ。
作文用紙はなぜか「わら半紙」。
今どき、消しゴムで消すと紙が
すり減っていくかんじはなかなか味わえないかも。

★「理容、実習」→ 散髪、顔剃り、シャンプーなどの
          実技、テストあり、作文あり。


夏のスクーリングのメインである実習の時間。
1段階 教科書を読んで手順の勉強。
2段階 人形を使って予行練習。
3段階 実習室(本当の理髪店のようになっている)で
実際にクラスメートの頭をシャンプーしたり
お互いに顔を剃りあったりする。
カットに関してはさすがに今回は人形の予行練習まで。
      
理容のシャンプーはスタンド式。
要は起きたままシャンプーを塗布するので
水もつけちゃいけない、なおかつお客さんを
シャンプーまみれにもしてはいけない。
みんな初心者だから、それじゃあちっとも泡なんか
たたなくてそれはそれは気持ち悪い。

シェービング(顔剃り)ではひときわ緊張感高まる。
ほとんどが経験者ではないので
みんなレザーを持つ手がかなりおぼつかない様子。
やってる方もやられてる方もそーとーコワイ。
寿命が縮まったかも。

実習の時間にはもちろんペーパーテストもあり。
80点以下は放課後居残りで追試があったりする。
実技、シェービング(顔剃り)のテストも
最後の日にあったけれど、結果は聞かないでほしい。
最初の「爪をちゃんと切ってるか」のチェックから
減点でしたから。

そして一番最後の実習の時間には
「今回のスクーリングを終えて」なんていう作文を
もちろんわら半紙の作文用紙に書いて
今回の理容学校の3週間は終了しました。

そうして鼠穴に無事に復活したわけですが
復活初日にダーリンさんから
「3週間修行してたら結構できるようになっただろ?」
との質問が。
「そうですねー、わりと」と軽く答えてみたものの
果してちゃんとできるのだろうか・・・。
するとダーリンさんが
「じゃあ、セイヒローをモデルに使っていいぞ」と。
どのくらいできるようになったのかという質問に
答えるのはかなり難しいが、わたし的には
「どうにでもしていいから」と言われればやれる!
といったかんじ。
ま、どんなベテラン理容師も最初は
初心者だったに違いないし。
理髪の腕は数をこなさない限りは上達しないはず。
ならばやってみようじゃないか!

そうしてほぼ日スタッフの最も奇特な方、
セイヒローさんが私のはじめてのカットモデルに
なってくれることが決まった。

現在のセイヒローさんはかなりヒゲも髪も伸びていて
カットモデルになるには最適な状態。
セイヒローさんのはなしだと
最近いきつけの理髪店「ヘアーサロン大仏」に行ったのに
営業時間が終わってて散髪してもらえなかったとか。
なので来週にでもセイヒローさんの髪をカット、
そしてヒゲも剃らせてもらうことになりました。

ま、なんたって初めてのことですからね、
今のところは車で言うペーパードライバーの
ようなものなのでやや危険ではありますが、
大目にみていただいて・・・。
どんな風になるかは私にもわかりません。

場所はお茶の水にあるうちの祖父が経営している
理髪店『バーバーユニーク』にて行ないます。
では、乞う御期待ということで!!


<麻布十番納涼祭り-予告篇>


あれから早1年、
またまたこの季節がやってきましたね。
8月20日(金)、21日(土)、22日(日)は
<第34回 麻布十番納涼祭り>です。
今年ももちろん取材にでかけますよ。

チャリで十番商店街を探ること1年ちょっと、
あちこちのお店のおばちゃんやおじさんと
お友達? いや、お知り合い?
えーっとなんだ、顔なじみかな、
とにかく仲良しになったお店のみなさんが
納涼祭りをどんなふうに楽しんでいるかをのぞいてきます。
そしてあの陽気な外人さんに今年もまた会えると思うと、
もういまからワクワクしますね〜〜。
そのご報告はまたのちほど。

 


今日も、まだ地球はまわっていた

1999-08-20-FRI

BACK
戻る