BUCHO
チャリで探る地球
「麻布十番の21世紀」

●今日の海洋

<魚可津さんに聞いた今日のおすすめの魚>

●あわび 1つ(写真のもの位で)
     ¥3000〜4000/伊豆、三陸産



おいしく食べるにはステーキ、お刺身、酒蒸し、
その他に魚可津店長さんのおすすめは「水貝」。
あわびをサイコロくらいに切って
お粥に入れたりするのもよろしいそうです。

今日はおすすめの<魚>ではありません。
「この時期は貝が美味しい季節なんですよ。」
と店長さんが教えてくれたので<貝>です。
この時期のアワビは肉厚になってとっても美味しいそう。
価格はやや張りますがみなさんも召し上がってみて下さい。


●今日の自分

去年の夏に麻布十番の「夏のおすすめスポット」として
紹介した『一の橋公園』。覚えてますか?
覚えていない方は、いままでのタイトルのところにある、
1998-08-01の「チャリで探る地球」をご参照ください。

この間その横を通りかかったら7〜8人のおじさん達が
何やらウロウロ、手分けして作業してるようでした。
長靴はいて、合羽着て、ブラシを持って。
どうやらおじさん達は冬の間はカラカラに渇いていた
公園の噴水をそうじしてくれているみたいだ。

私は例によって
一番笑顔の素敵なおじさんに話し掛けてみた。
笑顔の素敵なおじさんに悪い人はいないはず。

おそうじですかー?大変ですねー。
「そうだよ、もうすぐ夏休みで子供たちが遊びに
くるからね、その準備をしてるんだよ。」

毎年この時期にですか?
「そうだよ、冬はね、お金がないから噴水はお休み。
だから毎年この時期にそうじをするんだよ。」

そんなことを話しているうちに
深さ2mくらいの穴に潜っていたおじさん2人が
穴から出てきて、気がつけば4人で
井戸端会議になっていた。
おそうじのおじさん達はなぜかみんな人がよさそうだ。
はじめて会うのにやけにフレンドリーに接してくれる。
「ジュースは何がいい?」
「あ、ジュースよりはお酒だよな。」なんて言いながら
飲み物までごちそうしてくれた。
いつの間にやらわたしもチャリを止めて
おじさん達の休憩時間を共に過ごすことになった。
ちょっと質問するだけなのに予想外の長居。
あんまり盛り上がって最後には
「じゃ、今日の夜にでも飲みに行こう!」
という話になるほどだった。
ま、それはさすがにお断りしたが・・・。

おじさんたちは毎年この時期になると
まるで漁師さんのような格好をして
噴水のそうじしてくれているそうだ。
でも本職がおそうじ屋さんなわけじゃない。
実は港区役所の方々である。
夏休みを迎える子供達のために水回りを綺麗に洗って
そこに井戸水を流し込む。
こうしておじさん達のあたたかい努力のもと、
『一の橋公園』の夏のおすすめスポットが
存在するというわけだ。

普通の公園だったら
「噴水の中には入らないで下さい。」
なんて書いてあるはずなのに、
一の橋公園に限っては「水浴びして下さい。」
といわんばかりに公園の中央から水が吹き出している。
 
今年も麻布十番の「夏のおすすめスポット」は
ココだなと確信した。
水浴びするなら『一の橋公園』。
私としてはサマーランドや区民プールなんかよりも
やっぱりココをおすすめする。
なんてったってタダだしね!!

 


今日も、まだ地球はまわっていた

1999-07-14-WED

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