BUCHO
チャリで探る地球
「麻布十番の21世紀」

  • 今日の海洋

 

牡蛎  ¥150(1個)/三陸海岸産

おいしく食べるには
ちょっとレモンをしぼって、
また、もみじおろし、
ねぎを入れて
ポン酢で食べるのも良い。
 


今日の魚可津さんのおすすめは
10月に入って解禁になったカキ。
カキには、今、日本人に一番足りない
亜鉛が沢山含まれているそうだ。
なんといっても、1日に摂取しなければならない亜鉛40ミリグラムを
カキは半分だけでとることができる。
10月〜2月までは厚生省の定めるところにより
カキが解禁になっているそうなので、
亜鉛摂取のためにもカキを沢山食べよう!!



町の魚屋 『魚可津』 電話03-3401-8272
営業時間 8:00〜19:30
定休日 水曜日
地図

 

  • 今週の家畜

秋も深まるこの頃、久しぶりのスズムシ報告書なんですが、
しかしこれが最終回です。

それにしても我が社に小さなスズムシの幼虫
40匹がやってきてから
早いもので約4ヶ月、あんなに
すばらしい音色を聞かせていた
スズムシ達はもう残り3匹になりました。
3つのカゴの中にそれぞれ一番強かったメスが1匹ずつ、
最後の力を振りしぼって生きている姿はとても痛ましい。
しかし我が社に突如やってきた小さなスズムシ達は
ひと夏、私達の気持ちをなごませ、
涼ませ、楽しませてくれました。
あんな小さいのに本当に立派だと
感謝状を送りたいくらいです。

では最終回のスズムシ報告書、
西田部平社員としては
今頃どんな気持ちなんでしょうねー。
あ、そうそう頑張って報告書を
書き続けてくれた平社員には
私から感謝の気持ちを込めて、
氷あんずをプレゼントしておきました。
なんてったってこんな季節に
「かき氷が食べたい」なんて
言い出すもんですから。

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お久しゅうございます。
スズムシスズムシ。忘れていた訳ではないのです‥‥。

なんとはなしに、鳴き声が小さくなって、
気にとめなくなってきてしまいました。
つまり、盛んに愛の歌をうたっていたときは、
朝私が出勤してくると、うるさいほどだったので、
部長の顔をおもいうかべつつ、
「あ〜、わかったよ報告書だろ。」と思い出したのですが、
いつのまにやら、鳴いてないもんだから、
すっかり忘れました。
オっと忘れていた訳ではないのです‥‥。

いろいろ死んでるだのなんだのと
噂は聞いていたんですが、
クワガタとかを採りにいっちゃったら、
スズムシはどうでもよくなってしまったというのも
忘れた理由のひとつではあります。
オットット。忘れていた訳ではないのです‥‥。

で、報告書。
ああ、ことしも夏が終わってしまったのだなあ。
それは、感想。
で、きっと、愛の歌をうたったのですから、
そこには、本物の愛もあったわけで。
卵が生まれているのでしょう。
うまく冬をこさせてあげて、
来年もまた育って欲しいものです。
では、みなさん。ごきげんよう。

  • 明日に吠えるビジネス

<麻布十番 豆腐屋篇>

先日、社長部長から指令が下った。
「麻布十番に豆腐屋があるだろう。
ちょっとそこへ行って
豆腐を作ってるところとか
取材してくるっていうのはどうだろう。」
そうはいっても、
お豆腐屋さんの朝ってすごく早いんじゃない??
ってことはもしかすると、西田部初の早朝取材!?
でもまずは朝からお豆腐作ってる様子を、
取材させてもらえるかどうか
確認しなくちやいけないし、
とにかく麻布十番のお豆腐屋さんまで
行ってみましょーー!!

そして私が、
いつもの麻布十番マップを片手に社用車で訪れたのは、
麻布十番で唯一のお豆腐屋さん、
『麻布吉野屋商店』。
お店に入ってまずは自己紹介。
「私、ほぼ日の・・・」
すると、吉野屋さんに一言
「うちは取材はお断りしていますので。」
と言われてしまった。
お店のなかはこんなにお豆腐のいい香りがしているのに
このまま帰ってしまうのは残念だなぁ、と思いつつ
じゃあなぜ取材を断わるのか、
その理由を内緒で聞いてみることにした。
・・・・・・ふむふむ、ならば納得。

では、基本的に取材は厳禁ということなので、
写真を撮ったりはしませんとお約束し、
少しだけお話を聞かせて
もらえることになった。

吉野屋さんは昭和23年に始めて、今年で45年が経つ、
古ーい歴史を持った豆腐屋老舗。
現在は4代目で、親子4人で営業されている。
始まった当時はお豆腐が一丁10円、
15円の時代、お風呂屋さんだって
10円、15円だったそうだ。
今では一丁140円だからその歴史がうかがえる。

お豆腐屋さんの朝はもちろん早くて、
吉野屋さんが活動しはじめるのは朝の4:00。
それからお豆腐を作りはじめて6:00には
もうお豆腐ができあがっている。
お店の営業時間は6:00〜17:30だから、
6:00に行けば
できたてのお豆腐を買うことができるというわけだ。
そしてその後、油揚げやがんもなどが作られ、
9:00には製造終了。
それからスーパーや料理屋さんなどに出荷される。
麻布十番ではハラストアにいくと吉野屋さんのお豆腐を
買うことができるそうだ。

吉野屋さんのお豆腐の特徴は
「天然の苦汁豆腐」であること。
「余計なものは使わずに、天然のものを使用しているので
とても美味しいですよ。」とのことだった。
そして他にも、吉野やさんオリジナルの、
ぎんなん、きくらげが入っている
「吉野がんも」(100円)もおすすめのひとつ。
銀座にある一流のおでんやさんに
卸したりもしているそうだ。

それにしてもお豆腐ほど、
良く見かけて良く食べるわりに、
どうやって作られているのか、
わかりにくい食べ物はないように思う。
これだけお話を聞いてみても、
作られていく過程がちっとも想像できない。
なのでやっぱり、早朝取材をお願いしてみることにした。
すると、「写真を撮ることはできませんがいいですよ。」
という答えだった。そうだ、写真じゃなくてもいい。
わたしがお豆腐ができるまでの過程をこの目で見てきて、
事細かに説明しようではないか。

それではみなさん、次回の西田はいつになく早起きをして、
お豆腐ができるまでの過程を早朝取材してまいります。



街のとうふや 『麻布吉野屋商店』 電話03-3401-9353
営業時間 平日 6:00〜17:30
     土曜 6:00〜13:00
定休日 日曜日/祝日


今日も、まだ地球はまわっていた

1998-10-07-WED

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