海馬。
頭は、もっといい感じで使える。

第17回 「他人に知らせたくない」とさえ……!


こんにちは。「ほぼ日」のメリー木村です。

すっごくうれしいメールがたくさん届いています!
読んだ直後の人たちと、ひとりずつお会いして
よもやま話をしているような気持ちになって、
ほんとうにうれしいです。ありがとうございます。

感想を話しあうことは、脳にとっては、
「ある大切な経験を語りあう」
「他人と自分と、同じ経験だけれども
 違うところを見ているとわかる。視点が増える」
ってことになるのかもしれません。
「すっごくイイこと」なのではないでしょうか?

今日も、最近いただいたメールの中から、
すばらしいものを、抜粋で紹介したいと思います。

……おもしろいのは、ついに、
次のような感想を寄せてくださるかたさえ、
いらっしゃる、っていうことなのです。

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・こんばんは。「海馬」読みました。
 感想を正直に書きます。嫌われてもいいから正直に。
 もぅ〜すごい面白かった。
 「脳の話じゃなくて、これって人生の話だわ」
 と感動しました。
 あたしの中ではカーネギーの名言集と同じくらい
 一生のうちに何度も読み返したい
 大事な本だなと思いました。
 でも、読み進めていくうちに
 「しまった!」と思ったのです。
 「こんないい話、たくさんの人に知れたら
  なんか嫌だなぁ」
 っていう意味の「しまった」です。

 いつも自分がいいなぁと思った本は
 友達の誕生日にあげたりしているあたしですが
 「これはなんだか誰にも教えたくない、
  自分だけ知ってて、生きていくのに
  役立てちゃうんだからね!」というか・・・。
 自分がこんなに腹黒いとは知りませんでした。
 でも今まで生きてきて、そこまで思えた本は初めてです。
 やぁもうビックリですよ。自分の新しい一面。
 悲しいような、うれしいような・・・です。
 (きょん)

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「人にしらせたくないで役立てたい」
と思ってくださるなんて、妙に光栄です!!
でも、みんなに知らせちゃいましょう、むしろ!

そして、先行発売で本を手にした人どうしも、
そろそろ、どこかでニアミスしているんですよ?

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・ほぼにちわ。
 地下鉄銀座線と丸の内線の車中で
 「海馬」を読書中の方々を何度か目撃!!
 「ほぼ日」読者だあ〜! 一気にゴキゲン。

 (※今この本を持ってるってことは、
   先行発売で買った人たちですもの)
 遠目でもきれいに目立ちますね、あのグリーン。
 すてき。
 ほぼ日ブックス第一弾の発売のときも、
 ひとりしか目撃できなかったのに。
 みなさん、一気に読んでいらっしゃるみたいで、
 残り頁もあとわずかって感じでした。
 今週半ばには一息つけるはずなので
 それから読み始める予定の私としましては
 遅れをとってしまったなあ、
 という思いにかられています。
 私もせっせと車中読書に励みます。
 (cuore)

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うれしいですね。
海馬を見せびらかせて読んでいる人がいたら、
わたくしたち「ほぼ日」スタッフは、間違いなく
「なんていい人なんだ」
と感動してしまうことでしょう……。

それでは、数々のみなさんのメールを、
ものすごくたくさん、紹介してまいります!!
では、さっそくどうぞ!







・ものすごい衝撃を受けました!
 あまりに凄すぎて、感想としては
 「この本に出会えて良かった!」というより
 「この本に出会っていなければと考えるとゾッとする」
 に近いと思います。
 で、その衝撃を伝えたくて、
 読み終わった後にすぐに包装して、
 遠くにいる姉に送りました。
 自分のはまた今から予約して買うつもりです。

 多分このようして、これから先、
 僕は何冊か「海馬」を買うことになるでしょう。
 でもしょうがない!
 僕は、この本をプレゼントした相手から、
 喜びと衝撃の感想を聞くことを想像すると、
 それだけでウズウズしてくるのです。
 もう1回読みたいのですが、
 今は手元に無くなってしまったので、
 次の本が届くのが楽しみです!
 (マコト)



・1日2冊(調理場…、と、海馬)読むと、
 さすがに疲れます。
 あ、「脳は疲れない」ので、
 目が疲れたんですよね?
 勇気づけられる本でした。
 つながりを発見する力は
 30歳過ぎてから飛躍的に伸びる、とか
 「べき乗」の話とか。
 でも実感を伴ってうなずいてしまったのは
 「やりはじめないとやる気が出ない」という話。
 何事もまず始める、というのは、
 単なる経験則じゃなかったんですね。
 これからは「まず動く」ことを心がけようと思い、
 手始めにいつもは後回しにしていた
 掃除をがんがんやりました。
 糸井さんと池谷さんの会話のコラボレーションも
 どきどきしました。
 他流試合みたいな、異種格闘義戦みたいな。

 お互いの興味のベクトルの違いが、
 新たな会話の方向性を
 生み出しているように感じられました。
 お互いがお互いに刺激されて楽しんでいるのが、
 びんびん伝わってきました。
 「対談に飽きるのも、あり」
 というところで笑っちゃったりして。
 いや、自分が友人の相談事で
 「飽きたなぁ」って思ったのを思い出したりして。
 早く読みたくて一気に終わりまで読んでしまったので、
 今度はゆっくり読んでみようと思います。
 ほんとにおもしろかった。ありがとうございました。
 (ぷる)



・「海馬」読みました。とても面白かったです。
 20代後半を迎え、
 年を取るのはいやだなあと思っていた
 私にとって、目からウロコが落ちました。
 自分の可能性が広がって、道がプァーッと開けて
 明るくなった感じです。

 この本を読むのと読まないのでは、
 これからの生き方がずいぶん違うなあと思いました。
 これから先の人生がすごく楽しみです。
 ありがとうございました。
 (yoyo)



・先行販売で購入した「海馬」読みまくりです。
 あたしは3年ほど前交通事故に遭い
 脳を強く傷つけました。
 なのでそれからというものの、
 何か忘れたりうまくできないと
 「事故で大事な脳みそが傷ついちゃったから」
 と言って言い訳していました。

 ところが「海馬」を読んで脳はつかうほど成長する、
 ということを知ることができ
 「まだあたしの脳は成長段階」と
 自分の脳に限界などないことを知れて
 うれしかったです。
 「よーしっ、こうなったら
  脳を成長させまくってやる。
  覚悟しとけよ、あたしの脳!」
です。
 脳の成長に終わりがなく、
 どこまでも成長することを知ったことによって
 自分に限界なんてない、と勇気付けられました。
 こんな素敵なことことをこの本によって
 楽しく学べてよかったです。
 ダーリン、池谷さん、
 そしてこの本に関わったすべての方、
 ほんとうにありがとうごぁいました。
 (匿名希望)



・はじめまして。ほぼ日ファンです。
 先日「海馬」読み終えました。
 脳外科でCTスキャンをたのむほど、
 自分の脳に自信がなくなっていた頃に
 この本に出会い、そしてお医者様の
 「大丈夫」という言葉をやっと信じることができました。
 色んなことがふりかかってきても、
 脳ってそう簡単にはへこたれないんですね。
 いつもフル回転で
 脳の持ち主を支えようとしてるんですね。
 これからは、もっと自分の脳を信じることにします。

 どうもありがとうございました。
 (り)
 


・ほぼにちわ。
 「海馬」を楽しく読ませてもらいました。
 いい感じの読後感で爽快です。
 おかげてずっと長い間、捨てれなかった
 本や資料がズバッと捨てれました。感謝です!!
 これも、「海馬」の刺激のおかげなんでしょうか??
 それにしても、もっと続きを読ませて、
 っていうのが実感です。
 ぜひ、「海馬・エピソード2」、
 いや「ディレクターズ・カット版」でもいいから、
 続編をぜひぜひ発刊してほしいです。

 (フレンディー・マサ)



・「海馬」と「調理場という戦場」読みました。
 みなさんの読後メールも、
 ひとつひとつ素晴らしいですね。
 あれを読んだあとにわたしの稚拙なメールを送るのは
 心苦しいのですが、2冊ともほんと、いい本だったので。
 ・・・「海馬」は本の装丁がおしゃれ。
 中身の文字の色もみどりで、かわいくて、読みやすい。
 イトイさんと池谷さんの対話がとてもいい。
 お互いが相手を理解しようと努めているのが
 伝わってくるし、何よりも楽しそう。
 「体はむだをするようにできている」おもしろい。
 池谷さんの勉強法に超びっくり。掛け算のしかたとか。
 それだけでも目からウロコでした。
 これを読んだあとはほんとに、世界変わりますね。
 自分の手も足も全身動かして、
 脳を使って使って使いまくるために、
 いろんなことしようと心から、思えます。

 まず私のすることは、庭の草取りと、子供の名札を縫う。
 これだけでもまたメモリー増えちゃいそうです、ほんと。
 ・・・「調理場という戦場」は、おとなっぽい本の装丁。
 斉須さんの写真がイイ。
 新鮮な野菜しか置いてない八百屋のご主人、
 というかんじがいいです。
 ベルナールさんも、なんてすごいひとなんでしょう。
 この本にはすごい人がいっぱいでてきますけど、
 私の中ではこのひとがナンバーワン。
 静かで強いひとって、すごい。
 戦場というタイトルですが、とても優しい本でした。
 「やれば、たいていのことはできますよ」と
 あったかく教えてくださったような。
 ありがとうございます。
 2冊とも何度も読み返すだろうなって思います。
 書店で発売されてより多くのひとに読まれたら
 ますますいい波が広がってゆくのではないでしょうか。
 (てくてくペンギン)



・さっきから脳みそが喜んでいます。
 連載時から楽しみにしていましたが
 実物がこんなにも素晴らしいとは!
 視界がどんどん開けてゆく!!
 生きる勇気が湧いてくる!!!
 本を読む快感をひさびさに感じました。

 なにものにも変えがたい刺激ですね、これ。
 男29歳、これからの自分が楽しみです!
 池谷さん、糸井さん、そしてほぼ日スタッフのみなさま、
 新しいものの見方をありがとうございます。
 追記:イラストも気持ちいい!素晴らしい!
    この方は作品集とか出していますか?
 (保真)



・こんにちは。「海馬」読みました。
 私はソフトウエア・エンジニアをしています。
 夜寝ている間に、海馬が情報の整理をして、
 「記憶の断片を脳の中から引き出して夢をつくりあげる」
 という部分が、コンピュータ上のデータベースと
 同じなんだなと妙に納得できました。
 データベースも巨大なものになると、
 夜間は昼間のようにインタラクティブな処理を止めて、
 インデックスを作り直したり、
 データの配置を変更したりする必要がでてきます。

 これがないと、だんだん
 パフォーマンスが落ちてくるんですよね。
 最悪の場合、検索できなくなったり、
 新しいデータを入れることができなくなりますし。
 ただ、コンピュータの場合は、
 決められた手順でしか夜間の処理ができないのに、
 脳はその手順も自分で決めているんですよね。
 (かずゆき)



・遅ればせながら
 私も「海馬」を読み終わりましたので感想を。
 最初から最後まで「おもしろい」の連続でした!
 面白いと思ったところには
 線を引きながら読んだのですが、
 1ページまるまる線ばっかの
 ページまで出てきて、あとで見直すと笑えます。

 「おお!!」って思った部分は
 激しい線が引いてあります。
 たくさん、たくさん刺激を受けました。
 この本を読んでる間は
 脳の働きが活発になっていたような気がします。
 それに「大人になることの楽しみ」を
 見つけることができました。
 私は現在21歳の学生なのですが、
 大学に入って一人暮らしを始めた頃から
 自分の中に新しい感情が存在している事に
 気付くことが何度かありました。
 今までの自分とは違うものの見方、考え方、感じ方・・・。
 「感情が育つ」感覚をおぼえました。
 こういう「感情が育つ」と私が思っていた感覚は 
 脳の観点から見ても間違った考え方じゃなかったんだと 
 「海馬」を読んでわかりました。
 30歳を超えるともっと新しい
 「つながりの発見」があるのなら、
 新しい感情に出会えるのなら、大人になるって
 結構楽しい事なんじゃないかと思います。
 今から10年くらい使える日記帳に日々感じたことを
 書いておけば、「つながりを発見する能力」の
 成長ぶりがわかって 面白いかもしれませんね!
 (匿名希望)



・お二人の「生き生きとした言葉と思考のやり取り」。
 思考のボールがどんな方向に飛んでいくのか、
 ドキドキしながら楽しませていただきました。
 このお二人の対談だったからこそ、
 こんなにおもしろくて 
 元気が出る内容になり得たのだと思います。
 ありがとうございました。
 「最近、物忘れがひどい」
 「頭の細胞が死んでいってる気がする・・」
 と嘆いている母親にぜひ読ませたいと思います!!

 なお、「調理場という戦場」は
 今回、注文しなかったのですが、
 感想メールを読んで 泣いてしまいました。
 ほんと、ほぼ日の読者はすごいですね。
 (のりこ)



・先行販売で届いたときは
 「まちわびてたー!」と正直おもいました。
 一気によんでいたのですが、やっぱり気になったのは、
 「脳は疲れない」「べき乗に知識が増える」、そして
 一番の私にとってのポイントは「言葉の呪い」です。
 常日頃「はらたつ」だの
 「ついてない」だのいってきた私。
 これってひどく自分の脳を
 限定してきたことなんだとおもいました。
 普段、最悪をおもっておいて、
 いいことがあったらラッキーとおもうなんて
 消極的なことを考えていたのですが、
 いまいちスッキリしないのは
 私の考えのせいなのかと
 膝を打ちたくなるような気になりました。
 「こんなとても精神論的なことが
  科学の力でも証明できるなんて不思議だ」
 と思ったのですが、
 事実ということはもしかしたいろんな側面で
 私の目の前に表示されていて
 それを知ろうと思う意思がないかぎり
 拾いだすことはできないのではないか?と思います。

 とにかくもう一度読み返します。
 きっとまた新たな発見があると思います。
 こんな楽しい気持ちになれる本を
 紹介してくださってありがとうございました。
 お礼をいいたい気分だったので。
 (むつ)



・ストレスによって各種さまざまな難病
 (原因不明で治療方法も確立されていない)
 にかかる人が増えている。
 私もその一人で、体も不自由になりつつあり
 なにかと制約された生活をしています。
 それでも、制約された中でもできることは、
 いっぱいあると思い前向きに暮らしてるつもりです。
 海馬の「やりはじめてみないとやる気がでない」が
 すごく嬉しかった〜。
 自分の考えは、間違っていなかったって
 後ろ盾をいただいたようでさ〜。
 「一歩踏み出してみることが大事」だよね。
 (おばちゃん)



「海馬」を読まれた(タケカワ)さんの感想を読んで、
 なんかすごい読みたくなりました。
 実は買おうかどうしようか迷っていたんですが。
 決めました。買います!!

 「やったほうがいいと
  わかっているのに、やる気が出ない、
  やりたいことのはずなのに、
  いまいち一歩踏み出せない、
  という『いまいち』な状況が
  本当にたくさんあって、そのたびに
  自分はなんて意志が弱いんだ、気合が足りない、
 と自分を責めたり発破をかけたりしていましたが」
 というこの部分にかなりやられました。
 私も同じ様な状況が多々ありまして。
 っていうか、今まさに!ってカンジで。
 自分を責めすぎて疲れてます。精神的に。かなり。
 なので、私も(タケカワ)さんのように、
 目から鱗をポロリと...
 いや、ドサッと落としたいです。
 ...(タケカワ)さんのでもう結構落ちた感も...。
 でも、読みます。買います。
 読み終えたら、感想送ります。
 (フウカ)



・『海馬』を読んで、
 自分の脳にとても親しみを感じました。
 「そうかそうか、脳、お前も頑張ってるじゃない」

 と、なにか古いなじみの仲間、っていう感じです。
 出来れば対談のつづきを是非企画して頂いて、
 また魅惑の脳内世界に参加させてください。
 (しろー)



・「海馬」面白かったです!
 ダーリンと池谷先生の対談を読んでいると
 知らない間にその中に
 自分も参加しているような気になりました。
 そうです。
 対談の中でうなずける事柄や言葉が多かったこと。
 それは普段思っていた自分の考えや、
 あるいは自分を取り巻くまわりの人々から
 聞いた言葉などとつながる部分があり、
 実際にそれは脳にとても良いことなんだという
 発見がいくつもあったからです。

 例えば
 「もの忘れがひどいはカン違い」。
 老化を気にするよりもいくつになっても
 子供のような新鮮な視点で世界を見られることが
 重要って、これにはとても元気づけられました。
 「トシをとるに連れて子供にもどっていくようだ」
 なんて言ってる人がいて
 とても柔軟な考え方ができる人がいますが
 それは活発に脳を使っていることにつながりますね。
 また
 「かわいい子には旅をさせろ」
 これはやっぱり自分の殻を破る近道だったんですね。
 新しい環境に身をおくという事は
 ストレスも感じますがやはり刺激的で
 それまでの自分の固定観念を崩せる
 とても良い機会だと思っていました。
 「自分がかわいければ旅をしろ」ですね?
 あるいは「失恋や失敗が人をかしこくする」。
 やはり一度失敗をするとただでは起きていないんですね。
 必ず何かを学んでから起きていると思うと
 恐れず失敗ができそうです。
 こんな楽しい対談をまた是非企画して欲しいと思います。
 次は経験メモリーが豊富そうな
 職人さんやスポーツ選手などと
 池谷先生&ダーリンの三者会談なんてどうでしょう?
 もちろん、シナリオどおりでない進行で!!
 (KARI)



・毎日かかさずほぼ日はチェックしています。
 また「海馬」の続編を作ってください。
 (あきなり)



・こんばんはぁ。
 「海馬」読みました。
 ほぉーへぇーなるへそーそうだったのかー、
 などとつぶやきつつ読みました。
 いきいきしたり、目が輝いたり、
 反応が早かったり、感受性が豊かだったり、
 自分で意識していれば、そういう生活を送れる、
 脳にはその可能性が確実にある、ということですね。
 歳に関係なく。
 そう思うとやる気が起きますね。
 色んなことを柔軟に経験するということは
 可塑性を利用して、受け手の神経細胞を増やして、
 それだけ多様なつながりを獲得できるんですよね?
 脳を自分でだませるっていうのも面白かったです。
 やっぱり基本的には生存に関わる情報か
 どうかが重要なんですね。

 ・・・なんてことを考えてるのも自分の脳だし。
 面白いです。
 確かに自分しか頼るものがない、
 という状況に置かれると
 ものすごく神経がとぎすまされますよね。
 そういうときに見たものとか考えたこととかは
 鮮明に刻まれている気がします。
 あと、脳が両極端の性質を持っている、
 という所も面白かったです。
 (りえ)



・さて、遅ればせながら、
 「海馬」を読み終わりました。
 感想ですが、「効きそう!」です。
 いざ、という時に頭の中に、
 「海馬」で読んだことが浮かんでくるんです。
 なんか効いてるみたいだ!

 (オチャム)



・池谷さんのあとがきを読んで、
 この本の存在意味、価値がハッキリとわかりました。
 「なぜ、ほぼ日で糸井さんがつくる必要があるのか」
 「なぜ対談形式にしたのか」。
 池谷さんの文章がつまらないわけではないのです。
 「海馬」の内容、対談の中身については、
 もうもちろん!な面白さです。
 それプラス「ほぼ日ブックスとして」の
 作品のすばらしさ!
 コンセプトに対しての
 作品の出来ばえに感動しています。

 (きちんとした言葉で説明できなくてすみませんが)
 本来なら難しい内容をわかりやすく伝えるのにあたって、
 あえて文章に漢字を少なくしたのかな?と感じました。
 「噛み砕き感」が大きく感じられました。
 章ごとの「まとめ」が
 ちょっと親切すぎる感じもしました。
 (そこまでしてくれなくても大丈夫ですよ、というか)
 構成のかた、まとめをつけるかどうか悩みましたか?
 最後に質問までしてしまいましたが、
 感想を送ろうと思える本って久々です。
 (mio)



・「海馬」読み終わりました。
 数年前に会社を退職し、今40歳を目前にして、
 一応好きな事を仕事にして
 ご飯はいただけているものの、
 「そう言えば会社を辞めた時に
  『将来こういう事をできるようになりたい!』
  とおぼろげながら考えていた方向へは
  まだまだ向いていないなぁ」
 とちょっと沈みがちで、しかしだからといって
 何をどうすれば良いかという具体案も浮かばずに
 焦燥感に浸ったり、浸りすぎて
 「その内どうにかなるさ〜」と開き直ってみたり
 という日々を過ごしていた私には、
 「この地球上に生きる全ての人への応援歌である」
 という池谷氏の後書きが、実は一番響いたのでした。

 「そうか、いくつになっても脳は使い方次第なんだ。
  じゃ、まだまだ遅くないのね〜」って。
 (ゆ)

  




では、次回のこのコーナーで、お会いしましょう!

2002-07-02-TUE

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