BOOMERANG
ブーメランのある暮らし。

第13回 大会結果報告 & 世界の壁

毎度!トギーです。
今回は1900年代最後ということで、
豪華(?)2本立て!

まずは先日行なわれた大会の結果報告。
クリスマスのイルミネーションが彩る中、
12月23日(祝)、千葉県浦安市で、
『ブーメラン'99 No.1インドア in 浦安』が
開催されたのだ。

“No.1インドア”という大会は、
アウトドアーブーメランで使用するような
木製やプラスチック製のブーメランを使うのではなく、
スポンジ製のブーメランを使うのだ。
だから、当たっても痛くないのねん。

さらに、レクリエーション要素たっぷりで、
ブーメラン初心者でも十分楽しめるのだ。
例えば、台の上に乗って、その上で投げたブーメランを
キャッチしたりって感じで。
1対1でやるトーナメント方式なので、
当たる相手によってはライバル意識バリバリで、
結構緊張しますよ。

で、トギーはどうだったかというと、
全体の進行とマイクで実況をやってました。
えっ? そんなこと聞いてない?
失礼しました。
成績はですね、やったのねん!
フリートリックという競技で勝たせていただきました。
フリートリックは変わったキャッチを競う競技。
(連載の第3回参照)。
難易度の高いキャッチほど点数が高いのはもちろん、
同時にブーメランを何本投げてもOK。
今大会は初めて3本同時に投げる選手が出たのだ。
そんな中、準決勝、決勝は日本代表選手との戦いで、
なんとか勝ったのでした。

で、ほぼ日を見て来てくれた人がいました。
お約束どおり紙ブーメランをプレゼント。
「ブーメランはすごく楽しい」と、
言っていただきました。




続きまして、世界大会の壁。
連載の第11回に、
「世界チャンピオン来日」という話を書きましたが、
トギーと世界チャンピオンとでは、
いったいどのくらいの「差」があるのでしょう?
来年の世界大会を前に「まじめに」書きたいと思います。

ブーメラン競技では1種目を除き、
必ずキャッチが必要です。
キャッチ率を上げるには、正確に戻さなくてはなりません。
正確に戻すには、上手く飛ばす必要があります。
上手く飛ばすには、風向きを読み、
上手く投げなくてはなりません。
そして、全てに共通することとして、
自分に合った「いいブーメラン」を作る必要があります。
どんなスポーツでも同じだと思いますが、
この連続した要素をバランスよく、
しかもハイレベルで維持している人が
チャンピオンになれる訳です。

で、トギーはというと、やっぱり“むら”がある。
簡単に言うと、チャンピオンは
10回投げれば9回正確に戻す。
一方トギーは10回中5、6回。
この3、4回の差が試合で出てくるのだ。
それと、やっぱりいいブーメランを持ってるんだな、
これが。

では、チャンピオンに勝つにはどうすればよいのか?
単純ですが、いいブーメランを作って、
ひたすら練習するしかないのだ。
昔よりは少しは近づくことができたと思うけど、
まだまだ差があるのは事実。
なんとかその差を縮めるべく、正月返上で練習だぁ!

チャンピオンとの差がどのくらいになったかを
証明する場が、来年2月に開催される
オーストラリアはメルボルンでの世界大会。
次回から数回に分けて、
「ブーメラン世界大会への道2000」というタイトルで
「差」の縮み具合を報告するのだ。
がんばるでぇ!

1999-12-30-THU

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