BOOMERANG
ブーメランのある暮らし。

第6回 結婚式で「戻る?」「帰る?」

おいでやす! トギーです。
今回の話は「結婚式」。

先日、大学時代の友人の結婚式に出席したのだ。
トギーもいちよそんな歳なので、
ぼちぼちこういった機会が増えてきました。
当日、あまり着なれていない礼服を着込み、
いざ結婚式会場へ。
礼服の内ポケットには、なぜか「紙ブーメラン」が……。

親友代表として、スピーチと歌を頼まれていたので、
会場で少し打ち合わせ。
「おいっ! 紙ブーメラン持ってきたやろなぁ。
絶対に投げろよ!」と、新郎。
「ほんまに、ええんか?」と、確認。
なぜ確認したかと言いますと……、
よく考えてください、
結婚式で「戻る」「帰る」は御法度です。
まかり間違って、スピーチとかで「戻る」などと
口走ってしまったら、親族の方から塩をまかれそうです。
「まあ、ええやろう」と、割り切って承諾。
どうせ紹介してくれるなら、
「戻る・帰る・切れるで有名な、
ブーメランプレーヤー、トギーさんです」
と紹介しろと注文を付けると、
「切れるは関係ないがな!」と怒られちゃいました。

お色直しの後、いよいよトギーの登場です。
司会者がトギーを紹介。
その時案の定、
「みなさんブーメランをご存じでしょうか?
あの投げたら戻ってくる物ですよね!」と、司会者。
「言いよった! 戻るって!」と、
ニタニタ笑いながら壇上へ。

スピーチで大学時代のエピソードを話した後、歌を披露。
歌った曲はもちろんヒデキ西城の
「ブーメランストリート」!
ではなく、井上陽水・奥田民生の「ありがとう」。
歌も順調に進み間奏へ入ったところで新郎を見たら、
「投げろ!」と目で指示。
ついに、ビビリながら、
結婚式会場でブーメランは飛んだのであった。
しかーし!
左手にマイクを持っていたため、ドロップ!
再度、投げて、またドロップ!
会場全体から、
「なにやっとんねん」の視線がつぎつぎに襲ってきたのだ。
すっかり動転してしまい、
歌の後半は相方のパートまで唄ってしまったのねん。

なんとか終わり、隙を見て新郎のところに行ってみると、
「キャッチせぇよ! 縁起悪いんじゃ!」と一喝。
そのクレームに
「戻らんかった、ということでええやないか!」と、
返してやりました。

いやはや、結婚式で投げたのは初めてでしたが、
冷や汗ものでした。
とにもかくにも「辻本夫妻、お幸せに!」。
ということで、結婚式のお話でした。

1999-07-17-SAT

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