BOOMERANG
ブーメランのある暮らし。

第2回 クラブの話


こんにちは、トギーです。
今回はブーメランクラブの話。

トギーは関西を中心に活動していて、
1997年に「関西ブーメランネットワーク(KBN)」
というクラブを発足しました。

関西ブーメランネットワーク

最初は仲間だけで集まって活動していました。
そりゃーそうだ。
ブーメランという言葉は知っていても、
実際に投げた人や見たことのある人なんて、
ちりめんじゃこの中から
小さなカニを探す程度しかいないもんね。
「おるわけない」と思いつつも、試しに
日本ブーメラン協会発行の会報に告知してみたら、
驚いたことに同じ大阪の人から
「KBNに入会したい」というFAXが届いたんです。
一同
「おるんや! 他にもブーメランやってるカニが!」と、
泡を吹いてしまいました。

某文具会社に勤めるその人は、ナリナリといいます。
ナリナリは世の中でも珍しい、
我流でブーメランをやっている珍人でした。
ナリナリとは珍人同志すっかり仲良くなり、毎週
練習をしたり、講習会を手伝ってもらったりしました。
ナリナリの真骨頂だったのが、
昨年の『大阪No.1インドア大会』
(ソフトブーメランを使った室内大会)でした。
そこで誰もが驚く技を披露してくれました。
その名も「しゃちほこ足キャッチ」。

しゃちほこ足キャッチ

トッププレーヤーはア然状態で
「なんの意味があんねん!」と。
仰向けで足キャッチをする方が安定するのに、
ナリナリはそこからひねりを加えてうつぶせになります。
恐らく世界でも数人しかできないでしょう。
こんな危険な技は……。

そんなナリナリが、残念なことに
大阪から東京に転勤になってしまい、
先月ささやかな送別会を行いました。
KBNにとって貴重なメンバーでしたが、
仕事なのでしょうがありません。
数年後、「カンバック・サーモン」の如く
「カンバック・カニ」になって戻ってきてください。

ということで、今回はそんな「クラブ」の話でした。

1999-04-24-SAT

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