有り難き酒粕を、
無理しても買いたい人募集。

酒粕のおいしい食べ方を紹介します。

ほぼにちわ。
「有りがたし」の酒粕へのたくさんのご注文
ありがとうございます!!

さてみなさま。
実は、昨日(3月13日)にこのページを更新してから、
1時間ほどで、酒粕ご注文希望の方が、
100名をこえてしまいました。

吉川町「杜氏の郷」のヤマモトさんにも
お伝えしたところ、
びっくりするとともに、
こんなことをおっしゃっていました。
「ありがたいことです。
 ほんとうは、お申し込みくださった方、
 全員にお送りしたい気持ちはやまやまなのですが、
 なにぶんにも量が少ないので申し訳ないです。」

来週の月曜日、17日(正午)に
ご応募を締め切りにさせていただいて、
翌々日の18日に当選の方を発表させていただきます。

(そのときに、ご応募いただいた方に
 お知らせのメールを送信いたしますね。)

さてさて、今日は 酒粕のおいしい食べ方を
ご紹介しようと思います。

しかし。

ほぼ日スタッフの
主婦チームに聞いても、
「あまり使ったことがないねえ〜〜。」という
答えが多いのです。

もしや、みなさんも?

いやいや、ここできちんと
食べる方法をお知らせしないことには、
皆さまを、 せっかく買った酒粕を前に
ボーゼン、という目にあわせてしまいます。
そこで、わたくしキャサリン・捨木、
さっそく、酒粕レシピをもとめて、
方々の人を突撃取材してまいりました!

酒粕料理の代表:粕汁。

こちらのレシピは、ほぼ日スタッフが働くビル、
港区三田の「魚籃坂」のご近所に、
われらもよく行く、
沖縄&エスニック料理のお店があるのです。
(名前は出さないでね、とお店の方に言われてしまいました。
 ごめんなさい。港区三田にある、というだけでご勘弁を!)

そこの粕汁が、ものすごくおいしいと評判なんです!

さっそくお伺いして、
シェフの「せっちゃん」に
つくりかたをおしえていただきました。



「わたしのつくる『粕汁』は、
 ほんとうに、関西風の家庭料理なんです。
 関西風のやつね。
 家庭料理だからねえ、
 分量は、自分で加減をしてみてね。
 じゃあ、粕汁のカンタンバージョンをお教えしますね。」


【材料】

酒粕 100グラム
(苦手な人は少なめに)

大根 ニンジン さといも 長ねぎ
コンニャク 焼きちくわ 油揚げ みそ 塩 
(具在の量はお好みでどうぞ)

【下ごしらえ】

1.

かつおだしをとっておきます。
2.
酒粕を細かく刻んで、
少量のかつおだしでときます。
3.
里芋は皮をむいてさっと茹でて、
ぬめりをとり、一口大に切ります。
4.
コンニャク、焼きちくわ、は細切りにします。
大根、ニンジン、長ねぎはお好みの大きさでどうぞ。

【作り方】
1.
かつおだしを火にかけ、
大根、ニンジン、さといもなど、
火の通りにくいものを先にいれて
中火で煮ます。

2.
野菜がやわらかくなったら、
大根・ニンジン・さといも・長ねぎ
コンニャク・焼きちくわ・油揚げをなべに入れます。

3.
一煮立ちしたら、
みそを、おみそ汁よりも薄い味付けになるくらい
ときいれます。
(むぎみそがお勧めです。)

4.
かつおだしでといておいた
酒粕をいれてかきまぜます。
さらに一煮立ちさせて火を止めます。

5.
味見をして、薄いようだったら、
塩かみそで調整してください。

これでできあがりです。
あまり厳密に分量にこだわらずに、
じぶんのお好みでつくってみてくださいね。


せっちゃんにきいてから早速つくってみた
ほぼ日スタッフのクサナギによると、
「みそがきいてて、
 味に厚みがでてて、いい香りがして、
 すごいおいしい粕汁が簡単にできたよ!」
とのことでした。


シェフの実家の甘酒。


じつは、ほぼ日スタッフのシェフ・武井の実家は、
静岡で和菓子やさんをやっていました。
ご母堂の「かほる」さんに
甘酒のつくりかたをきいてみました。

こちらも、甘さや濃さなどは、
ご自分のお好みで調整してみてくださいね。


母のレシピで甘酒をつくるシェフ。

【材料】
酒粕 1袋
砂糖 大サジ8(お好みで、量を加減してください)
(和三盆糖などをつかうと、
 味がまろやかで、やわらかくなります。)
塩 少々
ショウガの絞り汁(お好みで)  少々
【作り方】
1.
酒粕は、溶けにくいので、まず包丁で刻みます。



2.
ボウルに刻んだ酒粕をいれて、
お湯でのばしながら
泡立て器でかきまぜます。
いっぺんに酒粕をボウルにいれてしまうと、
とかしにくいので、
ちょっとづつ様子をみながら
お湯と酒粕をたしていってくださいね。



3.
ほどよく酒粕がほぐれて溶けてきたら、
好みの濃さまで、水をいれて調整します。
(たっぷり濃いもので、まず、おためしください)

4.
ボウルのなかみを鍋にあけて、中火にかけます。
酒粕は焦げやすいので、
片時も目をはなさずに、かき混ぜ続けます。

5.
あたたまってきたら、
砂糖を、お好みの甘さになるまで適量いれて溶かします。
ちょっとづついれながら味をみていってください。

6.
一煮立ちしたら、
最後に、「塩」をすこしふります。
このときに、ショウガの絞り汁をいれても
アクセントになってとてもおいしくできあがります。
(これはお好みでどうぞ。)

きちんと火にかけて
沸騰させて、 アルコール分を飛ばさないと
酔っぱらってしまいますのでご注意ください。
ほぼ日でつくったときは、
アルコール分をあまりとばさなかったので、
スタッフ一同 ホロ酔いになってしまいました。
しかも、
「こんなまろやかな甘酒ははじめて〜〜。
 さすが「有りがたし」の酒粕だね〜〜。」
なんて、調子よくガブのみしてしまったのでした。

のんべえは、
酒粕焼いたのを
ツマミに酒を飲む。。

吉川町のヤマモトさん(のんべえ)にも聞いてみましたよ。
本場の人は、どうやってたべているのか?

そうしたら、なんと、
日本酒のおつまみにするレシピを教えてくれました。
固形の酒で、酒を飲む。
同じ原料をダブルで食す、ヤキソバパン形式。

【材料】
酒粕
チーズ(熱を加えると溶けるもの)
【作り方】
1.
酒粕は層になってパッケージされていて、
簡単にはがすことができます。
はがしたものを、5センチ角くらいに切ります。
(大きさはお好みで大丈夫ですが、
 5センチ角くらいだと扱いやすいですよ。)

2.
酒粕の上に、チーズをのせます。
チーズが溶けたときにはみ出さないように、
量を加減して、真ん中にのせてください。



3.
網にのせて、遠火で焼きます。
ちょっと焦げ目がついて、
チーズがとろっとしたところで出来上がりです。

ほぼ日でつくったときは、
チーズは「グリュイエールチーズ」でしたが、
チェダーチーズでも、
ふつうの「とろけるチーズ」でも
おいしくできました。
香ばしいですよ!!

正直なところ、私は、酒粕料理は
あまりたべたことがなく、どちらかというと苦手でした 。
でも、「有りがたし」の酒粕でつくったものは、
止まらない、というくらいたくさん飲んだり
食べたりしてしまいました。
酒粕自体がおいしいのがよくわかります。
原料がほぼ玄米ということで、
うまみが濃いのだなあと、本当に実感できましたよ。

それでは、抽選となってしまいましたが、
ぜひ、ご応募くださいませ!

※酒粕のお申し込みは
 本日3月17日13時をもって
 終了いたしました。
 たくさんのお申し込み、
 どうもありがとうございました。

2003-03-14-FRI

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