＜このコンテンツをより楽しむために
　ぜひ、前回からお読みください。＞



〜これまでのあらすじ〜

ほぼ日刊イトイ新聞の乗組員のなかで
ＡＢ型の血液型を持つ６人、
（ぐっさん、針生、永田、山下、みっちゃん、池本）は
「ＡＢの会」と称して、ときどき飲み会を開いていた。
思えば２年近く、その会は続いていたのだが、
ある日の飲み会のこと。
突然、全員の携帯に同時にメールが届いた。
そして‥‥そこには‥‥なんと‥‥！
この話は、事実に基づきます。

少しほろ酔いでしたから、
やや緊張感には欠けたのですが、
互いのメールを見せ合ううちに、
６人はようやく理解をしはじめたのです。

「コノナカニ‥‥」


「ヒトリ‥‥」


「AB‥‥」


「ジャナイ‥‥」


「ヤツガ‥‥」


「‥‥イル！」

読者のみなさんを、
がっかりさせない範囲で、
ある種の結論から申しましょう。

──答えは、この、数分後に明らかになったのです。

ＡＢ型ではない本人からの告白によって。


つまり、その、ＡＢ型ではない本人は
──いえ、もう、便宜上、
その人を「犯人」と呼んでしまいましょう──
「犯人」は、自分を含む６人全員に、
メールを出したのです。

ようするに、それは、
「自分がＡＢ型ではない」ということの
カミングアウトを兼ねた、
ちょっとした、いたずらだったのです。

けれども、おわかりになりますでしょうか？
その、いったい誰が「犯人」かわからない、
宙ぶらりんの数分間が、
私たち６人にとって、いえ、５人にとって、
どれだけ、わくわくするような瞬間だったか！

「コノナカニ　ヒトリ
　AB　ジャナイ　ヤツガ　イル。」

──うそだろう？
──えーー、誰？
──わざわざ仕込んだんだー？
──みんな同じ文面？
──血液型まちがってたってこと？
──うそ、このうち誰かが？

さぁ、そして、このわくわくする感覚を、
ほんの少しではありますが、
私たちはみなさんに
おすそ分けしたいと思います。

つまり、６人全員に
「奇妙なメール」が届いたこの瞬間をもって、

いったん時計を止めることにします。


そして、私たちがみなさんに
問いかけることといったら、
ひとつしかありません。

──いったい、それは、誰だと思いますか？

述べたように、それはこの６人のうちの誰かです。
以下、「容疑者」となる６人の
簡単なプロフィールと、
「そのメールを見たときどう感じたか」を
こたえてもらいます。

さて、みなさん。
血液型による性格のタイプ分けなどに
科学的な根拠がないことは知っていますが、
せっかくだから、おつき合いください。

「この中で、ＡＢ型ではなかったのは、
　いったい誰だと思いますか？」

すぐにメールで「犯人」を
当てていただいてもいいのですが、
せっかく時計も止まっていることですし、
もう少しのんびり遊びましょう。

「犯人当て」の前に、
みなさまから質問を募集します。
「この質問の答え方によって、
　ずばり、血液型が表れるぞ」
というような質問がありましたら、
ぜひ、お寄せください。

次回、寄せられた質問への答えを掲載し、
みなさんからの「犯人当て」を募ります。
見事的中させた人のなかから抽選で何人かに
まぬけな記念品でも贈ろうと思っていますので
どうぞ、気軽にご参加ください。

あ、そうそう、この「犯人」
ほぼ日刊イトイ新聞の乗組員たちも、
じつは、まだ知らないのです。

（明日、６月18日の更新につづく‥‥）