TKR
高阪TK剛、じぶんレポート。

----------ROUND.23----------
12月22日の試合に向けて(3)
トレ-ニング最終週



こんにちわ。
やっと終わりましたよ、今回の練習。
できの方も、まーかなり良かったんじゃないでしょうか。
途中ヤバかった時期もありましたが、
なんとか逃げ切ったって感じですね。

今週(12/11〜)は特に変わった事はもうしてません。
先週(12/4〜)と同じメニュ-をやるだけです。
ただ、そこに疲労と飽きという邪魔物が入るので、
常に気合いを入れて集中しないと
練習にはなりませんでしたね。
特にスパーリングは相手がいるものですから、
気を抜いているとやられっぱなしになってしまいます。

しかし今回は頭の中がスカっと抜けており、
今何をしなければいけないのか、
次はどうすれば良いのかなどの反応が
今まで以上に速かったので、今回のスパーリングは
全体的にかなり良かったと思います。

ちなみに、今回はかなり強いヤツらと練習してきました。
あのダン・スバーンを簡単に倒した
ジョシュ・バ-ネットや、
去年のアブダビの97キロ以下級チャンピオンの
ジェフ・マンソンなどといったメンツが
協力してくれたのです。
彼等には本当に感謝してるし、
これからもお互い助け合って
良い練習をしていきたいと思っています。

自分たち選手は試合が決まると、
そこに辿り着くまでにいろんなものを犠牲にして
何週間もそのためだけにトレーニングをし、
どうやったら勝てるのか、自分にたりないものは何か、
などという事を毎日考えて生活してきます。
中には途中で逃げ出したくなる人もいるでしょう。
プレッシャーのために体調が悪くなる人もいるでしょう。
そんなものを全部乗り越えて、
みんなあのリングに立ってるんです。
だから、あそこまで辿り着く事ができた瞬間、
2人共勝者だと自分はいつも思っています。

これを読んでいる読者の方々には、
その事を少しでも良いから理解してもらったうえで、
自分達の試合を観てもらえれば幸いです。

以上なんですが、また説明が必要な所がありますよね。
ダンの事とアブダビの事なんか、
普通の人にはわからないですもんね。
だから、また解説を付けておきます。

高阪“TK”剛


TK解説

ダン・スバーン
自分がアメリカで試合をしているUFC
(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)
で、ヘビー級王者にもなったプロレスラー。
最近リングスにも参戦した。

アブダビ
打撃なし、組み技のみのルールで勝敗を競う
格闘技のトーナメント。
年1回しか行なわれないにもかかわらず、
世界中から選りすぐられた選手が参加するので、
最近脚光をあびはじめた。
“アブダビ”というのはそれが行なわれる地名で、
実を言うと自分も正式名称は知らない。
と、言うか、ほとんどの選手がこの試合の事を
単に“アブダビ”と呼んでいる。

2000-12-22-FRI

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