MAEDA
高阪TK剛、じぶんレポート。

----------ROUND.17----------
体のしくみ


どーも、高阪です。
御無沙汰してた間に
もうすっかり春になってて、良い感じですね。
シアトルも桜が満開ですよ。
いや、あるんですよ、桜。
日本のと同じ種類のヤツが。
でも日本と違うのは、いわゆる花見ってのが
こっちではできないんです。
と言うか、見るだけやったらOKなんやけど、
酒を飲みながらってのはNGなんですね。
罰金取られるらしいっすわ。
ただ、許可さえ取れば飲んでもOKらしいんですけど、
それでも日本の花見みたいな、
あそこまでしてるヤツは見ないっすね。

さて、この前(って言ってもかなり前)
怪我が治らない為、しばらく休むって書き残して
自分は姿をくらましてましたが、
その間ただ休んでいたわけじゃありません。
体をたて直す事ももちろんしてましたが、
それ以上に、
今後ここまで体が動かなくなる事がない様に、
怪我に対しての防御策をいろいろ勉強してたんです。

で、それをやっているうちにわかったんですが、
今回致命傷となった肩の怪我、
それは体の仕組みさえ知っていれば、
実は簡単に防ぐ事ができたんです。

人間の体ってのはおおまかに言うと、
上下の対角線を使って動作を行なうんです。
つまり右手を使うには左足、
左手を使うには右足を、
同時に作用させて運動を起こすんですね。

ところが、もし右足になんらかの痛みがあって
うまく力を左手に伝える事ができなかったら。
当然その分左手だけで、
今まで出していた力を負担しようとしますよね。
そこには目に見えない強烈なストレスが発生するんです。

自分は去年の夏頃、
右足首が突然おかしくなった事がありました。
なんか違和感があったんです。
でも試合もあったし、昔っからこんな風に
おかしくなる事はしょっちゅうあったので、
無視して練習する事にしました。

で、そうやってるうちに試合の日が来て
どっちにしても、もうそんな事言ってられなくなりました。
ところがその試合後、また練習を開始すると
今度は右足のふくらはぎが痛み出しました。
そこからはもう雪崩式です。
右膝、右股関節、そして左手首、左肘。
そして最後に左肩で爆発って感じですか。

この事を自分の大学時代の先輩で
柔道整復師の先生をやっている人に言われた時、
ちょっとショックでしたね。
その事を知らなかっただけでなく、
体からの信号を自分は全くわかってなかったんです。

まーでも、もしわかってたとしても
自分は無視してたんでしょうけどね。
当時の自分の中には、現場の自分と
その生産管理をする自分しかいませんでしたから。

怪我はスロ-ですが、でも順調に良くなってきてます。
ただ、普段の練習量はガシガシできてた頃に比べると
1/4にも満たない程に減ってしまいました。
すると、自分はここまで練習ができなくなったのは
本当に10年ぶりっくらいだったので、
やっぱり体にいろいろ異変が起こりました。
次回はその事について少し話します。

2000-05-03-WED

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