ピーコを、チェック。
杉浦克昭自伝的対談。

第18回 永遠のアマチュアですよ。

<軽めのおしらせ>
・こんにちは。
 『ピーコ伝』が、今日発売されます!

 おおきめの本屋さんに行けば、
 もう、コレがあるんだよ。

・今週の木曜の『笑っていいとも!』で
 ピーコさん本人からの告知があるほかに、
 水曜深夜の『バックアップ』でも、
 この本が紹介される予定になっています。
 ワイドショーとかにも、出るかもしれません。
 「ピーコ伝について話すピーコさん」を、
 ほぼ日読者のかただと、見たい!って思うかも。
 ・・・ぼく(スタッフ木村)は、とても見たい!!

・突然ですが、超短期応募のプレゼントします。
 この『ピーコ伝』を、発売記念とゆうことで、
 ほぼ日読者の5人のかたに、プレゼントいたしますぜ。
 「住所」「氏名」「電話番号」と、
 「もしあれば、メッセージ」を書いて、
book@1101.com までお送りくださいませ。
 応募多数が予測されるため、〆切は
 10月30日(火)14時にさせていただきます。
 当選者の発表は10月31日(水)です。

・ネット上で買いたいというかたは、
 bk1か、日経BP書店で、どうぞ!

・11月12日(月)の紀伊国屋サザンシアターでの
 ピーコさん&darlingのトークショーのチケットが、
 現在500円で、チケットぴあ&紀伊国屋書店南店にて
 発売されてます。聞きたいかた、チェックしてみてね。

<おしらせがおわったところで>
『ピーコ伝』のための取材って、
実はとても長く時間を取ってやったんです。
だから単行本に掲載していない部分も、
実は、とてもたくさんあるんです。
今日は、そんな
ピーコさんとdarlingの会話のなかで
いまのところ未公開な部分から、
「ピーコさんらしくていいなあ」
と思うところを、掲載いたしますね。
『ピーコ伝』が正式なメニューだとすれば、
今日掲載するところは、「まかないめし」ですね。

ピーコ テレビに出てると、
プロデューサーたちから、
「ピーコさんはおなじことを話さないから
 いいですねえ」って、よく言われるの。
なんか、みんな、何回も
おなじことを言うらしいよ。
糸井 いわゆる、ネタ、ですね。
ピーコ わたし、ネタってないのよ。
たまにおんなじ話はするけど、
「ネタ」っていうような意味では
くりかえさないのね。
糸井 芸人さんは、もちろんネタはあるもんね。
ピーコ ネタのじょうずな人が、
いちばんいいわけだから。
糸井 うん。リピートができるから
プロであるわけで、たぶん
ピーコさんは、「永遠のアマチュア」ですよ。
そういう流れで言うと。
ピーコ (笑)悔しいっ!!!
・・・じゃあ、この本つくる時だって、
何度でも、おなじ話をしてやるわ!
糸井 (笑)こらこら。

ぼくは、自分のことも
いろいろなことに対して、
アマチュアだと思っているんですよ。
アマチュアだと、飽きないために
いろいろとあがくわけで。
ピーコ それ、わかるわ。
重里のことを誤解してる人は、
そうやってあがいているところをわからないから、
「人とくっついてる」とか
「あたらしもの好きだ」とか、
そうやって悪く見るのよねえ。
糸井 うん。俺、アマチュアだよー。
そのせいか、つきあいが深くなる人も、
「やるって決めた時だけ仕事をやる」
みたいに、みんな、アマチュアっ気が強いよ。

この芝居やります、
って決めることはきちんと決めるけど、
「稽古が今日はじまりました」っていうと、
もう、はやく辞めたくなっちゃうような。
ピーコ あ、わたしもそう。
好きな人と約束しても、
約束した日はいいんだけど、
その日が来ると具合悪くなっちゃいそうなの。
糸井 それは、生活そのものがアマチュアなんだね。
ピーコ 待ちあわせたらちゃんと行くし、
仕事の時間は楽しかったりするけど、
行くのがイヤなのね。
・・・「ごはん食べにいこう」って
予約入れるのも、できればやらないの。
その日食べたいものを食べたいのに、
早く決めちゃうと、後悔するからねー。
糸井 それ、俺、近い!
決まったことが動いていくのが、
がまんできないんですよ。
ピーコ ・・・今日みたいな話をして、
なんとかなってるの?
糸井 なる。
生い立ちの話とか、おもしろかったよぉ。
ピーコ じゃあわたし、これから美容院に行くから。
糸井 うん。じゃ、今度は土曜日のはやい時間に。
ピーコ はーい。

(こんな風に、対談は収録されていくのでした)

2001-10-29-MON

BACK
戻る