OL
ご近所のOLさんは、
先端に腰掛けていた。

vol.78
- imoimo -


イモムシくん

イモムシくん
こんにちは。

なんというか、どうも、vol.77
「使い捨て型超お手軽メーリングリスト」の
QuickML(くいっくえむえる)より、
イモムシくんへの反響が大きくて。
苦笑しているQuickMLチーム+まーしゃです。

「イモムシくんにメロメロです」(京都市アッサムさん)
「一瞬で、脳裏に焼きつきました。」(北海道トモコさん)


という熱烈メールや、
「どこで買えるのか」という
お問い合わせをいただきました。
どうもありがとうございます。

実はvol.77が掲載される前に
私の原稿を読んでいた高林さんは、
「イモムシ君どうやって買えばいいんですかー? 
 なんていう問い合わせはこないかな。」
などと、呼び水をまいていました。
イモムシ君への期待が感じられます。
そういう意味では、
予言どおりになったわけです。

そこで「イモムシくん特集号」を出すことにしました。
ミノムシくん@D&G
なのに高林さんは、今になって
「なんだかお気に入りのイモムシ君が
 有名になるというのは複雑な気分すね。」
と、乗り気ではありません。
その気持ちもよ〜くわかります。

でもここは、ほら、
世界のイモムシくんファンのために
「いいでしょうー? お願いしますよ〜」
と迫ってみました(笑)。

私も大好きになった
愛くるしいイモムシ君(くん)。
もうちょっと詳しくご紹介しましょう。

私が最初にイモムシくんを見つけたのは、
高林さんのサイトのこの中です。

http://namazu.org/~satoru/imoimo/

このzphotoという
インターフェースのかっこよさに
驚いたのがとっかかりだったけど、
中に写るモデルのイモムシくんにも
「釘づけ」になりました。
しかもドルチェ・アンド・ガッバーナ。
ン? おしゃれなイモムシ?
とかなり気になっていました。

そして、QuickMLの取材をするために
Sony CSLを訪れたとき、いよいよ、
イモムシくんに対面できたわけです。
私も激写しました。(vol.77)

演出すると表情が変わるのが不思議なんだよね。
コケティッシュだったり、
幼かったり、さびしげだったり。
かと思ったらドキっとするほど色っぽかったり。
その表情の変化に気がついた高林さんの
「アーチョ感覚。」
そしてそのカメラマンぶり。

(注:「アーチョ = 似非アートのこと。」
    …だそうです。)

イモムシくんと高林さんと歯

イモムシくんと高林さんの出会いはミュンヘン。
どうやって出会ったのか思い出してくださいよ。
とお願いしました。

「ミュンヘンに着いて友人に電話をかけたところ、
「今から歯医者の予約があるから、
Marienplatz駅でちょっと待っててちょ」と言われて、
暇潰しに駅の周りをうろついていたときに
見つけた雑貨屋でイモムシ君と出会いました。

ミノムシ君の袋はミラノで買った
サングラスについてきたもので、
なんとなくイモムシ君をいれてみたら
ぴったり顔だけ外に出るのが気に入ったので、
それ以後は、イモムシ君専用の袋になりました。」
ミノムシくん

ということで、
モードなミノムシ君も生まれたわけです。

「ズーミングする写真集を作るツール」の
なにげにすごいzphotoについては、
こちらを。
http://namazu.org/~satoru/zphoto/

そしてついにあかされる
イモムシくんの正体は、
こちらです。
http://www.naefspiele.ch/1_Naef/1d_Galerie/Basic_html/Juba.html

Juba(ジュバ)
というのがイモムシくんの本名で、
スイス生まれです。
上のサイトの「Basic」というアイコンをクリックして
しばらく起動するのをまっていると
ジュバくんが縦横無尽に動きまわって遊んでくれます。

ところで、高林さんは、
イモムシくん話で有名なわけじゃないので
ちゃんとその仕事をご紹介しましょう。

例えば、Namazuという検索エンジン。
これにお世話になっている人
多いんじゃないでしょうか。

センタンのサイトも検索は
Namazuにお任せしていました。

とても優れた検索フリーソフトウェアというので
ネットワークの担当のお兄さんが見つけて、
インストールしてくれていたのです。

そしてイモムシくんの高林さんは
まさに、ナマズの制作者だったんですね。
びっくり!
http://www.namazu.org/development.html
今は共同開発をしているということです。
あなたも参加してみませんか?

他には、ミゲモ
http://migemo.namazu.org/
かな漢字変換しなくても、
「ローマ字のまま日本語を
 インクリメンタル検索するソフトウェア。」
日本語変換というワンアクションが省ける分、
ぐーんと効率アップして助かるんです。

そしていちばん受けてしまったのは、
CDbiff(CDビフ)
http://namazu.org/~satoru/cdbiff/

「メールの到着を CD-ROMドライブでお知らせ」
するのです。

CDbiff

つまり、メールがつくと、
PCのCD-ROMのドアが写真のように
「ジーコ」と開くのです。
高林さんの研究室で見たのですけど、
メールが着くと、ほんとに、
「ジーコ」と開きました。
「だから、何?」って言わないでね。

高林さんの興味深い研究は
ここに全部あります。
http://namazu.org/~satoru/
「雑文」もおもしろいですよ。

それからメールを下さった森さん、
ありがとうございます。

>vol.77で増井俊之さんのお名前が出ていて、
>ちょっとびっくりしました。
>普段UnixMagazineの
>「インタフェースの街角から」を読んでいて、
>POBoxや「メールで情報検索」
>「なぞなぞ認証」など
>「面白いことを考える人がいるんだなあ」
>と思っていたからで


それでは、というので、
増井さんがこんなリンク集を作ってくれました。
ここで増井さんの「書き物」が読破できます。
みなさんもぜひ読んでみてください。
http://www.csl.sony.co.jp/person/masui/Articles/

次回は増井さんの研究の話です。


marsha
Special thanks to Takabayashi-san (Sony CSL) and IMOMUSHI-kun

2002-10-13-SUN

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