どせいさん語翻訳講座
あなたの、
『MOTHER』の気持ち。スペシャル

第3回
「まちがい もいっこ はっぴょう するです。」


はいはい、こちら現場です。
あいもかわらず大混乱しております。
なにがなんだかわかりません。
くり返します。
なにがなんだかわかりません。

ともあれ、初めてこのページを訪れた方にご挨拶。
はじめまして。
ここは出題された例文を「どせいさん語」という
独自の言語に翻訳するコーナーです。
まずはこちらのページからご覧ください。

いきなりお読みになられますと、
まったくもって完全にわけがわからなくなる恐れがあります。
イカサマ宗教団体のランチキ騒ぎとしか
思えなくなる恐れがございます。

こう見えても我々、マジメにやっております。
くり返します。
こう見えても我々、マジメにやっております。

というか、前回に引き続き、
たいへんなことになっております。
応募者全員に向かって、
「おまえらマジメにやってるのかぁッ!」と
怒鳴りつけたい気分です。
もしもそのように怒鳴りつけたとすると、
応募者全員から
「マジメにやってるに決まってんだろぉッ!」と
声が返ってくるに相違ありません。

こう見えても我々、マジメにやっております。
くり返します。
こう見えても我々、マジメにやっております。

さあ、今回は例文2の誤答例を発表します。
例文2はどんな文章でしたっけ? こんな文章でした。

例文2
ピッチャー投げました。打ちました。
 大きい、大きい。ホームランです。

いやはや難題です。考えようによっては、
今回出題されたなかでもっともむつかしいといえます。
回答者の方々の混乱ぶりもやむを得ぬことといえましょう。
わけのわからなさを示すため、
まずは以下の誤答例をご覧ください。

まついは、やっぱしすごいです。
(もん)

まつい またおおきいの うったよ
(空飛ぶ冬)

まついまついー。
(ふせ)

まつい。
(ヨシチカ)

ごー、ごー、まつい。
(スパノヴァ)

ヒデキまつい!
(ねぃ)

松井つおい。」
(ハルこ)

これぞ まついです。
(たろう)

まついいいです。
(市川)

まツいがんばれ
(NURU)

まついみたい
(にしッス.)

デカムラン!まついまつい!
(maruchang)

まついっぽいですばい
(YANGTOY)

まつい、なげた。うった。
 わー、わー。ながしまさんです

(イマジュン)

ながしましげおです。
(ヒロ)

……………い、いかがでしょうか。
現場の混乱ぶりが伝わったでしょうか。
流れる涙が止まらないのは誰も皆同じことです。

さあ、さあ、張り切って参りましょう!
明けない夜などないのです。
暮れない師走もないのです。
貧乏、ヒマなどないのです。
拙者は武家ではないのです。

本日の誤答集、つつしんでここに発表いたします!
載ってる人は「ハズレ」です!
愛すべき不可解な世界へようこそ!!

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例文2
ピッチャー投げました。打ちました。
 大きい、大きい。ホームランです。

→「ほーむらんで、しあわせなるます。」
 (エスアール)
※えっ、いきなり正解ですか? いいえ。ハズレです。

→「ぴっちゃー、なげー、あー、ほーむらんです。」
 (梶山)
※じゃあ、これが正解ですね? いいえ。ハズレです。

→「ぼーるがとんでったです。」
 (忠末)
※素直にこう言えばよかったのか。いいえ。ハズレです。

→「ほーむらんっておおきいね」
 (高橋)
※うん、うん、そうだね。ハズレだヨ。

→「とんだね〜。すごいね〜。」
 (桑畑)
※そうだね〜。すごいね〜。ハズレ〜。

→「バッターがうまかったね。」
 (ミーツボール)
※そうだね。バッターがうまかったね。ハズレだね。

→「ぼーる? みえなくなった。ぷー」
 (なおぷー)
※あなた、どせいさんでしょ? いいえ。ハズレです。

→「ホームランやったです。ぐんまけん。」
 (えりす)
※今日は早めに「ぐんまけん」が出ましたね。ハズレです。

→「ぽえーーん。山こえました。おっきい?」
 (くるみ)
※そりゃ大きいでしょう。山こえたんだから。ハズレです。

→「かきーん。ぱかぱーん」
 (たけぽん)
※ぽきーん。ぺこぽーん。ハズレー。

→「大きいホームランはピッチャーのおかげです。」
 (内藤)
※そうなんですか。知らなかった。ハズレです。

→「どこか とんでいくです」
 (小山)
※あ、この人うまい! 10点! ハズレ!

→「キャッチ!」
 (Hi)
※ナイスキャッチ! 捕っちゃダメ! ハズレ!

→「ぴっちゃーなぐるとほーむらん」
 (元村)
※ああっと、乱闘です。これはいけませんねえ。ハズレです。

→「ぴっちゃーうたれた。うたれたーーーーー」
 (deji)
※失投でしたねえ。フォークがど真ん中に。ハズレです。

→「ぴっちゃー おおきいです。」
 (ギガシーク)
※手元の資料によると195センチです。ハズレです。

→「うつました! わー!わー! ほーむらん!」
 (アカ)
※わっ! びっくりした。正解かと思った。ハズレです。

→「きたら あたって はいったです。」
 (ゆかった)
※これもいいなあ。正解にしちゃおうかなあ。ハズレです。

→「たま とんでったです とおくとおく」
 (おさない)
※詩的だ。田舎のあの娘はどうしてるかなあ。ハズレ。

→「ようするに ぎゃくてんです。」
 (アイスの里)
※あ、なるほどね。要するに、逆転なんだね。ハズレだね。

→「おきゃくさんに ぶつかります。」
 (ゆあ)
※そりゃ危ない! ハズレでよかった。

→「なげたらでっかいほーむらん。」
 (タカ菜)
※怒ればでっかい噴火山。ハズレですたい。

→「うったらあたってホームラン!!」
 (マリー)
※いますぐ送ってハワイ旅行!! ハズレました!

→「なげ…おがっ、おがっ…、くぁーーーーーーッ!!!」
 (shinpei)
※先生、たいへんです! 患者の様態が! ハズレです!

→「ぴっちゃぴっちゃ ばったばった らんらんらん だ。」
 (スカポン)
※あ〜めあめふ〜れふれ、かあさんが〜ハズレでおむかえ〜。

→「ぼーるがとんだ。いっぱいいっぱい。」
 (ゆーぐれな)
※いや、私もわりと、いっぱいいっぱいです。ハズレです。

→「なげました。うちますか。」
 (にぎやかハーマイオニー)
※かわいいハンドルネームですが、ハズレです。

→「なげるをうった はしる? はしらないです。」
 (山田)
※わっ、これ見事。すごくいいと思う。ハズレでごめん。

→「ぴちゃおきいうちまーむんで。」
 (にのさん)
※さあ、わかんなくなってきたぞ。ハズレです。

→「ぴゅん! かきーん! ぐんぐーん! ぽえーん!」
 (豊ユタカ)
※来たな「ぽえーん」。ハズレだ。

→「投げた、打った、一周した」
 (翡霧)
※来た、見た、勝った! ハズレだった!

→「なげるひとは、ぷーです。ぽーん。」
 (LOST)
※やばい、頭がぐらぐらしてきた。ハズレです。ぽーん。

→「打ったら入るです。」
 (よよ)
※大宇宙の神秘。打ったら入るです。ハズレです。

→「ピ投げた。ぴよーんと入りました。ホーム...。」
 (本多)
※唐突な幕開け。そして余韻を残す終幕。ハズレである。

→「うち ホムーラン なげるんでさう」
 (sima)
※崩壊する日本語に警鐘を鳴らす問題作。ハズレである。

→「さくごえ」
 (nyanko)
※不朽の名作、ついに映画化。『さくごえ』。ハズレ。

→「ホムラン?だぷー。」
 (棚倉)
※チベットの高僧、ホムラン・ダプー。ハズレです。

→「ピッチャーより大きいのはホームランです。」
 (椎茄)
※ピッチャー<ホームラン=ハズレ。

→「どうしても ほーむらんだ」
 (Marinville)
※わかってくれ、どうしてもホームランなんだ。ハズレ。

→「よくとんだなあ 」
 (伊藤)
※そうだなあ。ハズレ。

→「なんかすっとんでった。あらあら。」
 (ちはる)
※あらあら、この子ったら、ハズレだわ。

→「まわれる? まわれるか!」
 (イタコタコ)
※誰が誰に何を訊いているのだ。ハズレだ。

→「あーあー」
 (ちんぺー)
※……これに、どうコメントをつけろと? ハズレ。

→「やきうで ぶんぶん とぶです」
 (原野)
※あ、これ、いいですね。ハズレでごめん。

→「すごい とんだ。」
 (ジェノ)
※ガーーーン。なぜか、衝撃を受けた。感動。そしてハズレ。

→「ほーもらんです。」
 (水紀)
※ホーモラン? ホーモラン。 ホーモラン? ハズレ。

→「これが ろまんです」
 (まさのぶ)
※と、言われましても……。ハズレです……。

→「うったでかい!」
 (志村)
※ずっと見てると、なぜか笑いがこみ上げてきます。ハズレ。

→「ぴっげらんです。」
 (遠藤)
※カ、カンベンしてください。ハズレだから許してください。

→「ピッチャンバッタン。ホームランです。」
 (まぢ)
※なんですかそれは。ここはどこですか。ハズレですか。

→「だらーーーーーー」
 (hamadi)
※集中してください。ハズレです。

→「ホームランがおいしそう。」
 (tara)
※どういう意味ですか。ハズレだと思います。

→「ぴー、ぷー、ぽーぽー、らんぱーー。」
 (土屋)
※ハズレだということだけはわかります。

→「ぴっちゃーなげたら ほーむらんでした。」
 (ゆかぴょん)
※ゆかぴょん、ちゃんとした答えをありがとう。ハズレだよ。

→「おーむらんです。」
 (佐伯先生)
※佐伯先生、オームランってなんですか。ハズレです。

→「うばおっ」
 (かぎっち)
※どっちが答えで、どっちが名前だ。もう限界かも。ハズレ。

→「投げたら遠くいったました。まわるがいいです。」
 (えのくん)
※えっ?! せ、正解?! なんだ、ハズレかあ。

→「ピッチャぽー、かーん、わー、わー、はいったです。」
 (そいやそや)
※もう、これを正解にしよう。終わり。ハズレだからダメか。

→「な うた 大きラン!」
 (4kg)
※う〜〜〜ん、ばたーーん。……ハ、ハズレです。

→「ピッチャーのキンタマ、でかい、でかい。 」
 (カモメ)
※……終わります。当然ハズレです。これ以上は無理です。

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…………はっ! 私はいままで何をしていたのだろう?!
なんだか頭がふらふらします。
大混乱の現場から、このへんで失礼いたします。
明日は例文3の誤答例をお送りします。
今日はゆっくり眠れそうです。

2003-05-14-WED

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