京都
「知りあいの宿」を
つくろう。
好評につき、秋冬もやります。



紅葉の時期が終わり、
「旅館 銀閣」の予約が
ようやく、とりやすくなったそうです。
この時期を待っていましたよ、サカベさん!

京都にも、本格的な冬がやってきました。
「ほぼ日」をお読みのみなさまには、
ほんまにご迷惑をおかけしました。
何度もお電話をいただいているのに
ご予約がどうしてもとれず、でも、
「またかけますよ」といってくださった方が
たくさんいらっしゃったんですよ。
もう、ほんまに、ほんまに、
‥‥ありがとうございます!
── 「雪」や「桜」の京都も魅力的なのに、
なぜ「紅葉」のときだけ
人気が集中するのかな、と
思っていたのですが、
秋には雑誌やテレビで
京都特集を組まれるからなんですね。
団体のお客さまも多い時期ですからね。
でも、これからの冬は、人も少なくなるので
お寺に行っても、自分の好きなペースで
じっくり見ることができると思いますよ。
これまでお待たせしたみなさまに、
感謝を込めまして、
2004年3月31日までは、
冬のキャンペーンとして
新しいお値段にさせていただくことにしました。

「旅館 銀閣」の一泊の宿泊料金は
「ほぼ日」をごらんになってのお申し込みに限り
1.お泊まりと朝・夕食付き 12,500円
             (通常15,000円)
2.お泊まりと朝食(片泊まり)8,500円
             (通常11,000円)
3.お泊まりのみ       6,500円 
             (通常8,000円)
となります。
── 秋の「ほぼ日特別料金」より、ちょっとずつ
お安くしていただきました!
さてさてサカベさん、
冬の京都、どんな楽しみ方をすれば
いいでしょう?
京都の冬は「底冷え」といって、
寒いイメージがありますが、
食べものはおいしいし、お天気はいいし、
しんとした空気がお寺や町並みとよく合います。
人も少ないので、
ぶらぶら町を歩くのが楽しいと思いますよ。
観光地をなぞるだけの旅ではなく、
混んでいるときは行けなかった場所や
狭い路地などに隠れた京都の魅力を
ゆっくり味わっていただきたいですね。
── では、この「知りあいの宿」冬篇では、
観光スポットをめぐるよりも、
ゆっくりと京都を味わっていただくための
ページにしていきましょう。
京都の冬といえば、やっぱり、
湯豆腐でしょうか!
京都の冬といえば、湯豆腐。
そう思うでしょ?
それがいけまへん。
── まあ、観光的なかんじがありますが、
あの、ふるふるっと、
「火が通ったか通ってないか」で
引き上げて口に運ぶと、
プワーとひろがるミルキーなお豆の香りが‥‥
たしかに、お豆腐は
すごくおいしいですよ‥‥。
でもね、なにせ、高い!
京都のお料理が高いというイメージは
やっぱりいやなんです。
湯豆腐のせいやわ、きっと。
── そうですね。
コブだしと豆腐とポン酢だけなのに、
なぜあれほどまでの値段か、とは思います。
そうでしょう?
京都には、湯豆腐に負けないくらいおすすめで
お手ごろであったまるお料理がある!
それは、
ジャジャジャーン、うどんです!
── うどん!
そう来ましたか。

わたしのおすすめは、まず、
手打ちうどん・そば「うえだ」の、
これ!
※「うえだ」は、2004年3月より休業しています。


ジャン!

── 卵焼き! うどんじゃないですよ!
だし巻きです。
やー、ほんま、おいっしーんですよ。
ふるふるで、おだししみしみで、300円。
── おいしそう!
でも、うどんは?
おうどんは、こちら。


うどん定食700円。きつねうどんにごはん、
おつけものに、小鉢がついています。
── なんだか、ごはんのほうが
大きく写ってますが。
おいしいんですよぉ。
おあげをかじると、ジュワーッと
あまいおつゆが口からはみ出るくらい!
それから、うどんのおつゆは
あっさりしていて香り高く、
それでいてうどんとからんで、
いつも、最後の一滴まで飲み干します。
── うどんのめんそのものには
あまり言及しないのですね‥‥。
基本的に、いいですか、
ここ大事なとこです、
京都のうどんは
だしで勝負です。
おだしを味わうために
うどんがあるのです!
── 言い切りましたね!
京都のうどんは、だしを食べる。
そうそう、いいこと言いますね。
だしを食べる。
これでいきましょう!
── いきましょうって‥‥。(???)
でも、ここはおうどんのめんもおいしいですよ。
朝、お父さんがその日のぶんをつくらはって、
売り切れたら終わりになるから、
できればお昼のはやめの時間に来てくださいね。
── お値段からすると、
「うえだ」さんは、
ものすごく高級店というわけではないですね。
はい、こぢんまりした、すてきなお店です。


「うえだ」店内。テーブル席もありますが、
靴を脱いでほっこりしまひょ。
── まるで、お宅に招かれたような
かんじがしますね。
こういうとこがおいしいんですよ。
ひとりで来たときの、おすすめ席は、ここ。


中庭に面した窓際に、ひとりがけの席が。
── これは、窓に向かって食べるんですか?
そうです。ユニークでしょう?
そして、ここでわたしが
いちばんよく食べるのが、これ!


さわら定食700円。
── またうどんではない〜!
お昼ごはんにぴったりなんですよ。
そぼくで、でも、
心が行き届いていて。
ほかにも、おすすめのお店は
たくさんあるんですけどね。
── じゃあ、この「うえだ」を含めて、
3店ご推薦いただきましょうか
3店か‥‥。うーん、うーん、
そやねぇ。
じゃあ、2店目は、「辧慶(べんけい)」
ここの、辧慶うどんというのが
辛くておいしいんですよ。
── 辛いんですか?
ええ、「辧慶」の辧の字に
「辛」っていう字が入ってるでしょ?
それだけに、辛いんです
── あ‥‥‥‥はい。(???)
細めで透明感のあるおうどんに、
きんぴらごぼう、甘く煮たきつね、
牛のすじ肉が入っているんですが、
きんぴらごぼうが辛いんですよ!
辛いけど、やめられない!
巧みな味つけなんです。
ここは夜遅くまでやっているので、
お酒を飲んで小腹が空いたときや
学校や職場でしぼられて
ショボーンとなったときに行くと、
体も心もあたたまります。
── なるほど。
ショボーンとなったときは、辧慶うどん!
そうですそうです。
そして、3軒目は、
うーん、どうしようかなあ。
オーソドックスでおいしいところは
たくさんあるんですけれども、
「おかる」さんは、どうでしょう。
ここのねぎうどん、絶品です。ねぎが
── ねぎが!
鉢のなかがねぎでいっぱいです。
これは、からだに具合がいい。
── 「うえだ」だし巻き
「辧慶」上にのってるきんぴらごぼう
「おかる」うどん鉢いっぱいのねぎ
‥‥‥‥なんとなく、
京都の人の、うどんの楽しみ方が
わかったような気がします。
どれもこれも、だしのきいた
おいしいうどんがあってこそ、なんですよ。
ここにお名前は載せられないんですけれども、
巻きずしやぼたもちを出してくれる
京都ならではのおいしいおうどん屋さんが
たくさんあります。
── そうですね。
「うどんを食べるのなら、
 これがあるといいでしょう」というような、
ちょっとした京都のおもてなしの特徴が
うどん屋さんのメニューに
あらわれるのだと思います。


「うえだ」
富小路三条上ル 075-221-4909
不定休
※「うえだ」は、
2004年3月より休業しています。


「辧慶」
東山区五条通り川端東 075-533-0441
日曜休業

「おかる」
祇園富永町おかるビル1階 03-561-1314

2003-12-19-FRI

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