ほがらかな名言集 vol.7



無茶なダイエットで倒れた時に、先生に、
「ダイエットを本当に成功しようと思ったら、
 自分を好きになんないとダメ」って言われた。
「まず鏡をよく見なさい。そうすると、
 自分の体に嫌いなところが絶対ある。
 ダイエットが成功し始めると、
 嫌いなところが、どんどん好きになり始める。
 そういうとこ、一生懸命探していけば、
 もし体重が変わんなくても、
達成感が得られるんですよ」って言われた。


30ちょっと過ぎのときにね、
自分はどういう人になりたいんだろう?
って、一生懸命、考えたの。
家族も持たなければ、
子供も作らないわけでしょう?
地面の上に根っこを生やす生活は、
一生しないんだろうなと思ったのね。
永遠に旅人のような自分、ていうのを、
大切にしたいな。と思ったの。
ただ、旅人も、ある一ヶ所に、
しばらく居着いたりとかするんだよね。
旅人であれば、家は必要ないわけじゃない?
贅沢な家具が必要なわけでなくって、
行く先々に、いい友だちがいて、
最小限のお洋服があって、
美味しいものが食べられて、
お気に入りの物を入れておく、
カバンさえあればいい。
そういう生活したいなーと思ったの。
これって、けっこう、
都会のおねえさん(ゲイ)は、
みんなそうじゃないかな?



「ほんとに私、
 料理できないんです」
ってことは
「私、旨いものも
 知らなければ
 旨い物食った
 経験もないし、
 お箸使いも
 下手なんですー、
 原始人間と
 いっしょなんです」
って言ってるのと
おんなじだと思うな。


“誰か”のための料理でも、
その“誰か”が家族だと、「まかない」なのね。
お母さんの代わりなんだよ。
だけどね、そうじゃない誰かのためだったら、
お母さんじゃなくて「妻」なんだよね。
ラブラブ料理なのっ。うふ。
ねえねえ、好きな人のためにつくりたい料理って
どんな料理?
「いつ食べても、これはおいしいね」
っていうものを、食べさせたいよね。
──“朝ごはん”!


──単行本収録の章から抜粋掲載しました──

2003-04-28-MON

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