ブランドが神話になる日
ダグラス・B・ホルト
ランダムハウス講談社
¥2,625(税込)

ほとんどのブランド論というのは
熱狂としてのブランドを書いてあるのね。
人の心の中にあるブランドみたいなものを
一生懸命書こうとしてるんだけども、
この本は違うの。熱狂がどこにもない。
人はブランドに対して必ず心醒めて
飽きてしまうものなんだけれど、
熱狂が過ぎ去った後にこそ、
ほんとのブランドの価値があって、
神話というものは熱いものではなくて
冷たいものであるという考え方で書かれています。
ボク、ブランドのみならず、
人というのは何かに熱狂する存在であって、
人が熱狂してる間は
あんまり寄り付かない方がいいなあと
思っていたりするの。
熱狂で一瞬にして焼き尽くされて
だめになってしまうブランドもあるわけで。
で、むしろ、熱狂が終わった後、
本当の神の領域にまで達してしまうブランドを
見据えた上で近づきたいでしょう?

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