おいしい店とのつきあい方
サカキシンイチロウの秘密のノート
サカキシンイチロウ
角川書店 各¥1,470(税込)
おいしい店とのつきあい方
実践編
サカキシンイチロウの秘密のノート2
サカキシンイチロウ
角川書店 各¥1,470(税込)

誰のために書かれた本なんだろうと思いながら
読み始めるとすごく興味深い本です。
この本が、たとえばレストランでかっこよく
食事をするためのマニュアル本であったり、
役に立つ本であったりっていうふうに読み始めると
どんどんどんどん物足りなくなって、
もっと聞きたいことがいっぱい出て来るんだけど、
でもこれはね、あるメッセージなのね。
そのメッセージが誰の方に向いているのか、
レストランの人たち? お客さん?
そのお客さまも、男? 女? って読むと、
これまた面白くて、要はレストランというのは
役割分担を求められる大きな装置、
でもあるんだけれど、
それはお互いが理解をし合った上での
役割分担でなくてはいけなくって、
そういう意味ではいろんなものを
越えていかないといけないんだってことなのね。
多分、会社であるとか、家庭の中でも‥‥
たとえば家庭の中でも母は母の役割を
しなきゃいけない。
母が父親の役割をしてはいけないんだけれども、
母の役割を全うするということは
父の役割を理解しなくてはいけない。
そういうことに通ずるんだろうと思うんだよね。
そういう人間関係を正しくするための
一つのガイドブックとして読むと
面白いかもしれないです。

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