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お久しぶりねー。 その6


ジョージ 運動してないわぁ、最近。
つねさん 全然してないよね。
ジョージ 肩もこるしね。
ノリスケ ああ。
ジョージ 背中が張るしね。
更年期障害が始まるのかなぁ、
っていう感じ。
ノリスケ 男にもあるらしいわよ。
つねさん ありますねえ。
ジョージ きついんだってね、
男の更年期障害って。
つねさん きついですよ。
いたもん、知ってる人。
ジョージ どうなるの?
つねさん その人はすっごく、
ハイテンションになった。
ハイテンションになって
すっごいしゃべるんだけど、
あんまり覚えてないんだって。
ジョージ あわわわわ‥‥。
つねさん 後になって振り返って。
ジョージ わわわ‥‥。
体の中に何かが発生してる。
つねさん ドーパミンみたいな。
ノリスケ なんか辛いから
そういうのを出してるのかしら。
つねさん 多分、そうなんだろうね。
ノリスケ ご機嫌でいいじゃない、でも。
つねさん それがご機嫌でもないんだ。
すぐ人のこと責めるしね。うん。
ノリスケ ああ、そういうおじさん、
おばさん、いるね。
ジョージ どうしよう、そうなったら〜〜。
つねさん ならないでしょ。
ノリスケ わかんないよ、
意識しないとこで。
ジョージ ね〜〜。
つねさん 言ってあげる、なったら。
俺が言ってあげるね。
ノリスケ なってるよって?
それ意味ないよね。
ジョージ お互い一緒にそんなふうになったら
目も当てられないよね。
ノリスケ わあ、迷惑。力ありそうだし。
太いから(笑)。うるさいよ〜。
ジョージ 怖い、どうしよう。
ノリスケ もうほら、健康管理は、
そのね、55以降に響くから
やったほうがいいんですよ。
ジョージ そうなんだよね〜。
もちろん検査はしてるのよ。
お医者さんのところに行くと、言われるの。
「体がものすごい頑丈にできてるから
 かなりの無理は効くんでしょうけど‥‥」って。
「先生、その『‥‥』はなんですか」って言うと、
「まあ、後は自己責任の範疇ですね」ですって。
ノリスケ じゃあ最近の楽しみは何ですか。
ジョージ ご飯食べること。
ノリスケ ご飯?
お仕事のご飯もあるじゃない。
ジョージ あ、お仕事のご飯?
お仕事のご飯はもう、
どうぞ、ご勝手にって感じよ。
面白くな〜い。
ノリスケ だって、社長業やってたら、
そういうのすごく多いでしょ。
ジョージ うん。すっごい多いー。
つねさん 大変そうだよね。
今日も会食、明日も会食みたいな。
ジョージ 自分が場所を選んでセッティングして
やらせていただける分に関しては、
自己責任でいいんだけど、
むこうが場所セッティッングして
なんだかんだっていうやつで、
本当に気の利かない会食とかってあるわけ。
つねさん いわゆる、事故って責任が取れないやつ。
ジョージ うん。そう。しかも、もしかすると、
自分が今大惨事の中にいるということすら
気づかないくらい。
ノリスケ 車は安全だけど、前も後ろも動けなくて。
つねさん そうそう。で、燃えてるって。
ノリスケ 後ろ、燃えてる、みたいな。
つねさん 燃えてる。
ノリスケ で、ドア開かないじゃん、みたいな。
ジョージ そうそうそうそう。そんな感じ。
つねさん 怖え〜。
ジョージ だって、この前あったのが、
結構すっごい大きい商談の入り口だよ。
入り口会食。で、まあ、お互いある程度
仕事上の人間関係はできて、ここで一つ、
お互いをちょこっとさらけ出してみませんか、
みたいな感じ。すっごい重要でしょ、これって。
仲良くなれるかどうかのせめぎあいなわけじゃん。
と、むこうが選んだ場所が、
その店を選んだっていう担当者が、
一回も行ったことのないお店!
ノリスケ へええ(笑)。
つねさん やっばぁ。
ジョージ 自分の秘書がいつも行ってる店だっていうの。
「いいらしいんですよ」。
その秘書ってどういうかたなんですかって聞くと
「まあ、酒飲むのが好きで」。
もうこの段階でさ、あ、いかん!
なわけじゃない。
で、近所まで車で行ったんですけど、
「このあたりだと思ったんですけど」
って分からないんだ、場所が。
ノリスケ ははは‥‥。
ジョージ で、行きました。行ったら、ビルの地下で、
携帯の電波が一つも通りません。
で、6人の会食だったんだけど、
一人遅れて来る。
「電話で連絡取りましょう」
って言ってたのに、永遠に取れないわけさ。
ノリスケ はあ。
ジョージ 料理はまずいし、うるさいし。
つねさん で、結局6人目の人は、来れたの。
ジョージ あ、来ましたけどね。
つねさん 一応。
ジョージ うん。その人と連絡を取るために
私は一階でずうっと
携帯を持って待ってました‥‥。
何、これは!
何のために今日会ったの?!
つねさん すごいね。
ノリスケ そういう日常なのね。かわいそう。

2007-12-10-MON


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