| ジョージ |
あのね、大和撫子のことを考えたの。
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| ノリスケ |
大和撫子について？ ジョージさんが？
え？ なんで急にそんな？
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| ジョージ |
きっかけは、昨日。
昨日、つねさんと‥‥。
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| つねさん |
うん、知り合いの女と。
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| ノリスケ |
あ、おおたうにちゃんと？
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| ジョージ |
そう、うにちゃんと。
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| つねさん |
３人で、デートしてました。
ドリカムデートでぇす。
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| ノリスケ |
ドリカム、２人だよ。
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| つねさん |
旧・ドリカムデートでーす。
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| ノリスケ |
ドリカムにそんなデブはいないわよ？
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| つねさん |
うるさいっ。
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| ジョージ |
ま、ともかく３人でデートしてたのね。
おかま２人で街を歩くと、
不思議と男が目に付くわけ。
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| ノリスケ |
うん。
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| ジョージ |
あれがいい、とか、あれは汚い、とか、
あれならできる、とか、
あれは、お食事ぐらいなら、とか。
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| ノリスケ |
観察する対象が、ぜんぶ男であると。
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| つねさん |
そうそう。
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| ジョージ |
なんだけど、オナゴが間に入ると、
もう女の子のことが目に付いて仕方がないの。
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| ノリスケ |
面白いね、それは。
ふだん見えないものが見えちゃったのね。
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| ジョージ |
彼女は彼女で、また、ものすごい
評論家的な立場で女の子を見るんで、
すごい勉強になりましたっ！
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| ノリスケ |
どんなふうに見るの？
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| ジョージ |
ま、だいたいそういうときって、
いいのは目に付かないじゃない？
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| ノリスケ |
合格！ みたいな子たちは、
まぁね。頑張ってるなと思うだけよね。
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| ジョージ |
そう、合格はひとことで終わるのよ。
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| つねさん |
ああ、いいね、とかね。
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| ノリスケ |
さすが、とかね。
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| ジョージ |
そう、合格に対しては、批評は必要ない。
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| ノリスケ |
ないね。
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| ジョージ |
だけど、不合格に関しては‥‥。
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| つねさん |
多くを語れるよね。
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| ジョージ |
もうね、目が離せないんだよね。
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| つねさん |
はっはっはっはっはっは。
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| ジョージ |
で、そうやって見るとね、不合格が多いの！
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| ノリスケ |
あらっ！ 厳しい！
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| ジョージ |
多いのぉ〜（嘆）。
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| ノリスケ |
どこの街ですか？ ちなみに。
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| ジョージ |
銀座から赤坂にかけて。
銀座、赤坂といえば、けっこう‥‥。
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| ノリスケ |
けっこう、クオリティ高い、
‥‥日本一高いとこなんじゃないの？
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| ジョージ |
そう、クオリティ高いはずぅ。そんな感じ。
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| つねさん |
はずぅ〜。
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| ノリスケ |
えぇ？ でもダメなの？
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| ジョージ |
ほら、昔ね、日本の男は
国際的なスタンダードから見て、不良品？
粗悪品？ 返品されて仕方ないもの？
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| ノリスケ |
そこまで（笑）。
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| つねさん |
言うか（笑）。
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| ジョージ |
背は低い、頭はデカイ。
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| つねさん |
足短い。
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| ジョージ |
あそこも粗末。エネルギッシュじゃなくって。
ひとりよがりで。そう言われてました。
それに比べて日本の女性は。
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| ノリスケ |
大和撫子！
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| つねさん |
清楚で。
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| ノリスケ |
可憐で。
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| ジョージ |
うん、そう、だってなんだっけ？
成功した男性というものは、
アメリカ風の家に住んで、
中国人のコックを雇い、
フランス人の愛人を持って、
日本人の妻をめとる。
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| ノリスケ |
どこの国でそんなことを。
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| ジョージ |
よくアメリカで言われた。
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| ノリスケ |
白人たちのあいだで言われてたと？
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| ジョージ |
スケベな白人たちは、そう思ったわけです。
ね。それほど素晴らしかった
日本人の女性のクオリティがですよ！
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| ノリスケ |
あ、怒ってる（笑）。
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| ジョージ |
もうほんとに、
この夏の暑さで溶けるがごとく。
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| つねさん |
メルトダウンしてたの？
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| ジョージ |
ドロドロドロドロ〜。
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| ノリスケ |
つねさんには見えなかったの？ あんまり。
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| つねさん |
いや、ぼくは、とりあえず控えてるだけで。
だって、すごかったもんね、あれ。
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| ジョージ |
なははははははは！
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| ノリスケ |
ちょっと教えてよ。
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| ジョージ |
ふがっ。あのね‥‥。
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| つねさん |
どれからいったらいいの？ って感じ？
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| ジョージ |
あのね、んーと、昔、あの、
人前で化粧する女の話をいたしましたでしょ。
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| ノリスケ |
あれねぇ。増える一方よ。
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| ジョージ |
ね。ま、化粧するのもかわいいかなと
思ってしまうに至ったわよ。
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| ノリスケ |
許しちゃってるよ（笑）。
もうそんなレベルにいってしまったの？（笑）
でもたしかに、ぼく、このあいだ、
電車で向かいに座った
女の人が、ペットボトルをこうやって
持ってきて、かぽ〜ん、って。
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| ジョージ |
股に挟んだ？！ あ〜！
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| つねさん |
足だらだらさせながら？
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| ノリスケ |
びっくりした〜（笑）。
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| つねさん |
わ、それすごいね。
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| ノリスケ |
真向かい。困った（笑）。
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| つねさん |
目のやりどころ困るよね。
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| ジョージ |
あのね、ペットボトル挟むのは、
いかがなものかというか、
もう完全にノーグッドだけど、
最近の女の子たちって、
けっこうペットボトル系の飲み物を、
小さなハンドバッグにブッ刺してるでしょ。
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| ノリスケ |
うんうん、刺してるね。
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| ジョージ |
あれは、あり？
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| ノリスケ |
ん〜。
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| ジョージ |
どこまであり？ あれは。
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| ノリスケ |
ん〜。
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| つねさん |
難しいね。
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| ノリスケ |
難しいねー（笑）。
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| つねさん |
仕方がないかなって
俺見ちゃってるけども。
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| ジョージ |
サハラ砂漠じゃないのよ？
飲み物持って歩かなくても
いいじゃないの？！
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| つねさん |
ん〜。
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| ノリスケ |
ぼくね、持って歩くこともある。
っていうのは、駅で買って、
そのまま飲み切れなくて
入れてくことがあって。
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| ジョージ |
ま、入れて持ち歩くのはかまわないけど、
目立たないところに
入れといてほしいなと
思ったりとかはするのよ。
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| ノリスケ |
そうね、籐のバスケットが、
けっこう浅いやつで、
こっからピョーンと飛び出てたりするのね。
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| つねさん |
もう、ラベル丸見え！ みたいな感じで。
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| ジョージ |
この前ぼくが見たのは、電車の中で、
ひえひえのペットボトルの周りに、
タオルを巻いてですよ。
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| ノリスケ |
ぬるくなんないように（笑）。
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| ジョージ |
そう。で、しかも、そのタオルは
冷たいわけじゃない。
で、電車に乗ってくるなり、
それをクルクルッと外して、首筋において。
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| ノリスケ |
いやーん！ おやじだよ、
それ、おやじ（笑）。
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| つねさん |
しゅげぇ〜。
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| ジョージ |
そう、それで、「ふぅ〜」とかって
いうんだけど、あれはね、なんかね、
お家に帰ってからなさったら？
っていう感じがした。
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| つねさん |
そうだよね、せめてトイレかなんかでして、
って感じだよね。
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