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新宿二丁目のほがらかな人々。
おねぇ言葉や裏声とかで語る別角度批評。

「きれい」ってどういうことかしら? その8
男もディテールを磨くべし!

ノリスケ アヴェダ、やっぱり、いいの?
ジョージ 青山にアヴェダのライフスタイル・サロン
&スパができてるじゃない?
いいよ、あそこ。
ま、今行くと女の人ばっかりだけど、
ほんとはね、男の人が行くといいと思う。
男性のための「きれい」の提案が、
けっこういっぱいあるから。
女性がきれいになろうと思うと、
それこそ、もう体ぜんぶを
きれいにしたいんだと思うんだ。
つねさん うん、そうだろうね。
ジョージ なんで全部きれいにしようと
思うかっていうと、
人の目に触れる部分は、
もうじゅうぶん女性はきれいだからなの。
ノリスケ うん、うん。
ジョージ だけど、男の人っていうのは、それこそ
「きれい」の認識がまだまだ甘いから、
1ヶ月に1回は床屋に行ってれば
髪の毛はきれいになってるだろうと
思い込んじゃうし、
毎日お風呂に入ってさえいれば
体はきれいだって思っちゃってるから、
ディテールがきれいじゃないんだよ。
しかも、人が見るディテールって
あるんだよね。
アヴェダには、男性も、
女性が普通に気を遣うディテールくらいは
きれいにしましょうよ、っていう
提案があるのよ。
つねさん ほぉ。
ジョージ 爪、お手入れしてる?
ノリスケ あっ! 爪は、特に何もしていません。
つねさん 僕もちょっと‥‥。
ジョージ 爪はね、僕は、磨いてもらってますっ!
ノリスケ 磨き過ぎると、すごくなっちゃわない?
ものすごい人いるでしょ? おじさんで。
もうピッカピカのピカピカの人も
いるでしょ? あれちょっと、
やだなあ‥‥。
ジョージ うん。僕も床屋さんでやってもらうけど、
光らせないで下さい、ってやってもらうよ。
ノリスケ あ、そういうふうにできるんだ。
ギョッとするんだよね、
お寿司屋さんとかでおじさんが、
爪をピカピカさせてると(笑)。
ほどほどじゃないと、
ちょっとカッコ悪いかな、と思って。
ジョージ アヴェダに行くとね、んと、
ハンドケア用のクリームを売ってるの。
ハンド・リリーフっていうんだけど。
で、これ下さい、っていうと、
使い方を教えてくれるの。
ノリスケ ほぉー。
ジョージ ハンドクリーム、どうやってつける?
ノリスケ 僕ね、ハンドクリームつけないんです。
ジョージ 手にあんまり油をつけるのは好きじゃない?
ノリスケ そうね。むしろ洗ってばっかり。
ジョージ あー。手のひらは、
あんまりクリームをつける必要は
ないんだけど、
手の甲ってやっぱり乾くんだよ。
つねさん うん。
ジョージ で、人っていうのは、手を見るの。
人の手を見るということは、
手の甲と爪を見るわけ。
ノリスケ そうね、手のひらは見せないものね。
ジョージ だから手の甲はね、
やっぱりきれいにしとかなきゃいけないし、
指1本1本きれいにしないといけないの。
で、ハンドクリームをつけるときには、
手の甲に置いて、甲どうしを合わせる、
こうやって。
つねさん へぇ〜。
ジョージ で、ぐるぐるぐるぐる回してると、
ほら、手の甲が温かくなってくるでしょう?
ノリスケ なるなる。すごいなる。
ジョージ ね。で、この行為は、
肩の筋肉もほぐしてくれるから。
ノリスケ へぇー。
つねさん ストレッチみたいなもんなんだ。
ジョージ 書き仕事だとか、パソコンなんかで
指をいっぱい使って、
手や肩が疲れたな、って思ったら、
ちょっとハンドクリームを塗って、
手の甲どうしをこうやって合わせると、
リラックス効果も出てくるの。
つねさん そういうことをアヴェダでは
教えてくれるのね。
ジョージ うん、そう。で、あとはね、
植物性のハンドクリームを、
爪にちょっとずつつけて、
爪から指にかけて、
ずーっと伸ばすようにして、
マッサージをするの。
ノリスケ ふ〜ん。
ジョージ そうすると、爪がコーティングされて、
爪の周りの甘皮の部分が、
あんまりささくれ立たなくなるのよ。
指も、むくみが取れるんですよー、
とかっていうことをね、教えてくれたのよ。
けっこう至れり尽くせりでしょう?
ノリスケ へぇ〜。
つねさん 初めて聞いたでしゅ。あんた、僕のこと、
連れてかないでしょ、そういうとこ(笑)。
ジョージ うん、連れてかない。
関係ないと思ってたから(冷)。
行く? こんど。
つねさん 行くー。
ジョージ 爪のことはね、ウチのお父さんにも
言ってあげたんだよ。
いっしょの床屋行ってるから。
で、なんでおまえ、爪を磨くんだよ、
とかって言われてたんだけどね、
やっぱり仕事をして
エグゼクティブっていわれてる人は、
手をみんなが見てるから、
きれいにしたほうがいいよって、
1回やらせたの。そしたらまあ、
霊験あらたかよね。
とくにおねえちゃん系に対してはね。
ノリスケ はははは。すぐ言われたんだろうね、
きっと。
ジョージ ノンケの男の人って、
自分がどういうとこを
見られてるかっていうことを、
あんまり意識しないんだよね。
人が見てるのは自分の顔だろう、とか。
つねさん 目とか。
ジョージ ネクタイだろうとか、
スーツだろうとか思ってるけど、
でも、あんまり人って
面と向かってそういうとこを
見ないんだよね。
そこはきれいなのが当たり前なんでね。
だけど、チラッと見える部分っていうのが、
やっぱりものすごく印象に残るものなの。
ノリスケ 靴下とか。
ジョージ そう、靴下。
つねさん ドキッ。コソッ(笑)。
穴あいてないかな。
ジョージ たとえばビジネスマンで、
靴下の上のところがビロンビロンで、
スネ毛が見えているっていうのは、
たとえそのスネ毛が見えている足が、
15分前にお風呂に入って
きれいに磨き上げられていようが。
ノリスケ そうね。
ジョージ ビロンビロンがズボンの裾から
見えた瞬間に、
それは「きれい」じゃなくなるんだよね。
だから靴下は、
いい靴下を履いておきたいなと思うよね。
ノリスケ 「足元を見る」っていうぐらいだからね。
ジョージ そう。で、やっぱり靴は
きれいに磨いたヤツを
履いておきたいなと思うし。
女の人でストッキングが
ベロンベロンになってて
伝線入ってたら終わりだもんね。
つねさん ま、確かに言われてみればそうだよね。
女の人の足、ホモの俺でも見るもんね。
見たくなくても見るよね。
ノリスケ 足開いて座ってて、
それが破けてるなんていったらもう‥‥
泣けてくる。
あんた、いい加減にしなさいよって
言いたくなる。
つねさん もう最悪。
ジョージ 女の子のストッキングが
破れてるのを指摘すると、
裸見られたぐらいに
恥ずかしそうにするでしょ?
つねさん そうね、確かに。
ジョージ で、すぐ履き替える。
だけど、おじさんに、
靴下、穴開いてますよとか、
スネ毛見えてますよとか言っても、
あ、そっか、っていう程度なんだよ。
そういうところね、直しましょうね。
つねさん はーい。
ジョージ
 &
ノリスケ
‥‥‥‥、
おまえが言うな!!

ちゃんちゃん。これにてこのテーマはおしまい。
次からはリゾート帰り(またかよ)の
ジョージさんたちが旅先で考えた
「愛し続けるということ」についての
おはなしでーす。お楽しみに!

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2004-06-06-SUN

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