第6話を観て
永田 お疲れさまでした!
西本 第6話を観おわりました!
糸井 今回は、おもしろかったねぇ。
永田 結論、早い(笑)。
西本 また来週!
永田 いいから。
糸井 なんでしょうねぇ、
やっぱり、お話が、おもしろかったですね。
おもしろかったですよね?
永田 おもしろかったですよ。
動いてきましたよ、お話が。
西本 このコンテンツのパターンからいうと、
こういうときは意外にしゃべりにくいんですよね。
永田 そうね。
よかったよかったっつっても
しょうがないからね。
糸井 そういう意味では困りましたね、
しっかりたのしみましたからね。
イノシシや将軍といった突っ込みどころも
今回はなかったですしね。
西本 カマキリとか、どうですかね?
糸井 いや、カマキリはよくできてたでしょう。
永田 つかぬことをうかがいますが、
あの蜘蛛とカマキリは
どうやって撮るんですかね。
糸井 まず、蜘蛛に巣をつくらせて
そこにカマキリを置くんじゃないですか。
永田 え、まず蜘蛛に巣をつくらせて、
そこにカマキリを置くんですか。
糸井 ええ、まず蜘蛛に巣をつくらせて、
そこにカマキリを置くんです。
永田 まず蜘蛛に巣をつくらせて
カマキリを置くとおっしゃいますがね。
糸井 ええ、まず蜘蛛に巣をつくらせて
そこにカマキリを置くんです。
永田 そう簡単に蜘蛛は巣をつくってくれますか?
糸井 つくってくれますよ。
蜘蛛を囲っちゃえばいいんですよ。
逃げないように。
永田 囲っちゃえばいいんですか。
糸井 囲っちゃえばいいんです。
永田 そんでカマキリを置くんですか。
糸井 そんでカマキリを置くんです。
西本 またこの落語的やり取りか‥‥。
永田 百歩譲って蜘蛛を囲っちゃって
巣をつくらせてカマキリを置いたとして。
糸井 百歩譲らなくても
蜘蛛は巣をつくるしカマキリも置けますよ。
永田 じゃあ、百歩譲って、
百歩譲らなくても
蜘蛛は巣をつくるしカマキリも置けるとして。
糸井 一進一退の攻防とはこのことですね。
西本 ちょっとトイレ行ってきます。
永田 蜘蛛がカマキリの上に
カサカサ進んでいくのを撮るのは
たいへんじゃないですか?
糸井 蜘蛛がカマキリの上に
カサカサ進んでいくのを撮るのは
たいへんじゃないですよ。
永田 え、蜘蛛がカマキリの上に
カサカサ進んでいくのを撮るのは
たいへんじゃないんですか?
糸井 ええ、蜘蛛がカマキリの上に
カサカサ進んでいくのを撮るのは
たいへんじゃないんですよ。
西本 かといってほんとに
トイレに行くわけにもいかないしなぁ‥‥。
永田 どうやって蜘蛛をカマキリの上に
カサカサ行かせるんですか。
糸井 蜘蛛の腹を減らせておけばいいんです。
永田 蜘蛛の腹を減らせておく!
糸井 ええ、蜘蛛の腹を減らせておく。
西本 もう、いいでしょう、このへんで。
永田 どうやって蜘蛛の腹を減らすんですか。
糸井 蜘蛛を囲っちゃえばいいんです。
永田 蜘蛛を囲っちゃえばいいんですか。
糸井 ええ、蜘蛛を囲っちゃえばいいんです。
西本 もーーーー頭に来たっ!
永田 ごめん、ごめん。
糸井 ごめん、ごめん。
永田 ていうか、あれってCGじゃないよね?
西本 違うでしょう。
永田 じゃあ、まずは蜘蛛とカマキリを
どっかで捕まえてくるの?
糸井 動物プロダクション的なところでしょう。
永田 動物プロダクション的なところは
そんなものまで扱ってますか。
糸井 扱ってますよ。電話すれば一発ですよ。
「ちょっと蜘蛛を撮りたいんですが、
 おたく、昆虫は扱ってますか?」と。
西本 「うちはなんでもやってますよ!
 どんな蜘蛛にしましょうか!」
糸井 「蜘蛛は腹を減らせたやつで。
 あと、カマキリは死んでていい」
西本 「へい、腹ペコの蜘蛛と
 死んだカマキリですね!
 よろこんで!」
糸井 と、いうわけですよ。
永田 恐るべし、動物プロダクション。
糸井 そういえば蜘蛛の撮影といえばね‥‥
‥‥蜘蛛の話、引っ張りすぎ?
永田 いや、長いムダ話に
いまさら怒る人もいないでしょう。
西本 そういうコンテンツです。
糸井 それもそうか。
かつて、ジャングルの奥地を
冒険するような番組の撮影でね、
タランチュラが現地のガイドの背中に落ちてきて
たいへんなことになるという場面があったと。
永田 ほうほう。
糸井 そのとき、現地のガイドが
背中のタランチュラを
大あわてで払い落としたところ、
ディレクターがこう怒鳴ったんだ。
「タランチュラを叩くんじゃない!
 ‥‥返すんだから」
ふたり わはははははは。
糸井 ついでに言うと、
現地のガイドが底なし沼に落ちるという
場面の撮影もあってね。
そのとき、何が苦労したかというと、
「底なし沼」というものを
現地のガイドに説明するのがたいへんだったと。
西本 わははははははは。
永田 「底なし沼」という概念を(笑)。
糸井 「沼なんだけど、ほんとの沼じゃなくて、
 深いというよりも、底そのものがなくて、
 落ちるんじゃなくてゆっくりはまるんだ」
みたいなことでさ。
西本 いい話ですねぇ。
永田 うん。こっちの話のほうが好き。
糸井 そう考えると、人間というのは、
蜘蛛やカマキリよりもずっと扱いにくいですよ。
腹が減っても、心というものがありますからね。
あっ! 思えば今回は、心の話でしょ!
大介には、信念、つまり心がないんですよ。
動物的な策謀ばかりをめぐらせているから、
心で動く鉄平とぶつかるわけですよ!
どうですか、この見事な、脱線からの復帰!
西本 強引。
永田 強引。
糸井 ‥‥しかたない。
蜘蛛のところからやり直そう。
永田 いえいえ、蜘蛛はもうけっこう!
西本 見事な復帰でした!
糸井 ドラマの話に移りましょうかね、いい加減に。
今回は、おもしろかったわけですけど、
どこからいきましょうかね、
やっぱ、大勢人が集まってくる
最後のシーンですかね。
永田くん、じわっと来ました?
永田 じわっと来ましたね。
糸井 ぼくも来ましたよ。
はじめて『デスペラード』に
感情移入しちゃったかもしれません。
永田 『ならず者』ですね。
糸井 いえ、『デスペラード』です。
永田 ぼくは逆に、あの曲がないほうが、
もっとグッときてたかもしれません。
なんていうか、ちょっと曲に気をとられました。
糸井 デスペラないほうがよかったと。
永田 ええ、デスペラないほうが、もっといけました。
糸井 泣けない男、にしもっちゃんはどうでしたか?
西本 例によって泣いてません。
ま、それはデスペったとか、
デスペラなかったとかいう問題ではなく、
ああいう場面でぼくはどうしても
恥ずかしくなっちゃうんです。
永田 デスペったからではなく。
西本 デスペろうとデスペるまいと。
糸井 デスペるとデスペラざるとに関わらず。
永田 将をデスペラんと欲すれば、まず馬をデスペよ。
糸井 キジも鳴かずばデスペるまいに。
永田 見ざる言わざるデスペラざる。
西本 あんた、『ならず者』派じゃなかったのか。
永田 痛いところをつかれました。
糸井 ま、あの場面は、にしもっちゃんが
ちょっと恥ずかしくなる気持ちもわかります。
言ってみれば、ものすごくベタですからね。
永田 そうですね。
西本 ええ、だから、感動する人がいるのもわかります。
たまたま、ぼくは性分として
ちょっと恥ずかしくなるというだけで。
糸井 名もなき人が集まって
巨大な力に向かっていくという
一揆的な展開ですよね。
本宮ひろし的な爽快感。
永田 昭和的なベタ。
西本 ですね。
糸井 これまでがこう、
ぎゅうぎゅう押さえられていた感じでしたから、
落差がありましたよね。
その前に、作業員を救うために
専務が飛び込んだりね。
こう、理屈にかなっていない応え方で
有無をいわせず振り切るという「鉄平の物語」が
ようやく立ち上がった感がありますね。
西本 そうですね、これまでは、
構造がどうしても理屈対理屈でしたから。
永田 そうそう。
理屈対理屈だと、鉄平が不利というか、
「わがまま言ってるだけ」
みたいになっちゃうんだよね。
糸井 観ている側も理屈で考えざるをえないから、
つらくなっちゃうんですよね。
西本 だから、先週までの展開というのは、
「鉄平待ち」の状態で。
糸井 そこをようやく振り切ってくれましたよね。
永田 専務が海に飛び込む「理屈じゃなさ」は、
『新選組!』の「芹沢鴨、爆発」を思い出しました。
糸井 あーー、なるほどね。
西本 炎の前で座り込む近藤勇ですね。
糸井 理屈じゃない部分で
主人公の大きさを見せるということだよね。
その飛躍をみんな待ってたわけで。
‥‥ただ、どうだろう、あの飛び込む場面、
野暮だとは思うんですが、
ぼくはひとつだけ残念なことがあって。
永田 細かいことを言う気だ。
西本 細かいことを言う気ですね。
糸井 靴は脱いだほうがいいんじゃないかと!
ふたり わははははははは。
糸井 自殺する人でも靴は脱ぐわけだよ。
永田 どういうたとえですか。
糸井 あれは、何?
脱ぐとみっともなくなるんですかね?
西本 やっぱり絵的な問題ですかねぇ。
永田 もしも靴を脱いだとすると‥‥。
糸井 ぽわんぽわんぽわーん‥‥
(スラックスに靴下で海中を泳ぐ鉄平を想像中)
西本 ぽわんぽわんぽわーん‥‥
(スラックスに靴下で海中を泳ぐ鉄平を想像中)
永田 ぽわんぽわんぽわーん‥‥
(スラックスに靴下で海中を泳ぐ鉄平を想像中)
糸井 ああ!
西本 これはかっこわるい!
永田 ダメだ、これは!
糸井 ということは、映像的には、
脱がなくて大正解なんだな。
西本 靴下で泳ぐのはかっこわるすぎます。
泳いでたら、ちょっとずれてきそうです。
永田 なんて微妙なかっこわるさ。
糸井 でも、ほんとは脱ぐべきだよな。
西本 いや、ほんとのこと言ったらね、
一部のファンには怒られるかもしれませんが、
「パンいち」ですよ。パンツ一丁が正解ですよ。
永田 「専務! 危険です、専務!」と
社員に羽交い締めされながらも、
どんどんスーツを脱ぐ鉄平!
西本 「鉄よりは‥‥」
(シャツを脱ぐ)
「安全‥‥」
(ベルトをカチャカチャはずす)
「だよっ!」
(ズボンを脱ぐ)
ドッボーン!
ふたり わはははははは。
西本 というわけにもいきませんから、
やっぱり、靴ははいてて正解です。
糸井 あと、細かいついでに言うとさぁ、
社員はもっと専務をいたわれよ!
火を焚け、火を!
永田 作業員が息を吹き返したあとも
見事に全員が専務を置き去りにしてましたね。
西本 ぼくが惜しいなと思ったのは飛び込む前、
専務が波止場に到着するところ。
あそこでこそ、ドリフトを決めてほしかったですね。
糸井 「ドリフト専務」(笑)。
永田 「ドリフト専務」(笑)。
西本 以前の伏線があっただけに、残念です。
糸井 どうでもいいですけど、
細かいつっこみが多すぎませんか。
永田 糸井さんが言い出したんじゃないですか!
糸井 いや、どうも、ほら、
今回はおもしろかったもんだから、
安心してつっこめちゃうんだよね。
じゃあ、逆に、細かいところをほめていいですか?
ふたり どうぞ、どうぞ。
糸井 傷。
西本 ああ、欣也さんの。
永田 絆創膏からかさぶたへ。
糸井 最初は包帯だったわけだからね。
それから順番を考えていくと
4段階くらいあるよ。
永田 刻んでますね。
糸井 刻んでます。
西本 ああいうのは大切ですね。
糸井 時間軸を追って細かく治癒させた、
その人の仕事をほめたいですね。
西本 元旦から突貫工事開始の3月まで、
時間の経過と傷をチェックしていた
スタッフがいるわけですね。
糸井 そうですそうです。
そのあたりはぜひ「小ほめ」しておきたいですね。
専門的なことはよくわかりませんが、
メイクというか、このドラマの「顔」の演出は
全体にすごくレベルが高いと思うんです。
あの、西田さんが亡くなる直前の
鼻の穴の黒い感じとかね。
今回でいうと、酔っぱらった銀平の目の下のくま。
西本 ああ、あれはすごい。
永田 顔も含めて、銀平の酔っぱらいぶりは、
「小ほめ」どころか「大ほめ」ですよ。
糸井 よかったですねー!
「酔いどれ課長」!
永田 「酔いどれ課長」(笑)。
西本 「ドリフト専務」と「酔いどれ課長」(笑)。
糸井 いや、じつに見事な酔っぱらいっぷりでした。
西本 ワインからバーボンまで
いろんな酒を飲んで、
3段階くらい酔っぱらってましたね。
永田 うん、欣也さんのかさぶたなみに刻んでました。
タバコの持ち方なんかも変わっちゃったりして。
西本 あの、酔っぱらい特有の
目の焦点が合ったり合わなかったりの演技は
泥酔した経験がないと
ちょっとできないですよ。
永田 と、泥酔した経験が
しょっちゅうある人が言ってます。
西本 じつは、男子部で酒が飲めるのはぼくだけです。
糸井 ウーロン茶、ひとつ!
永田 ジンジャーエール、おかわり!
西本 まず、「ウコンの力」!
永田 ていうかさ、言わせてもらうけどさ、
酔っぱらい特有の
目の焦点が合ったり合わなかったりの演技は、
酔っぱらいよりも、酔っぱらいを観察せざるをえない
ウーロン茶側の人間のほうが得意なんじゃないか?
糸井 それはいえる。
西本 あいたたたたた。
永田 でも、ほんと、今回は
山本さんで引っ張られましたね。
糸井 酔っぱらい以外の部分でもね。
大介側でも鉄平側でもない立場から
冷静に試合解説をしてくれていたりね。
どっちの何がアキレス腱だとか、
どうなるとどっちが勝つとか。
永田 武田鉄矢さんも解説役として効いてましたね。
そのへんでテンポやメリハリが出るから、
観る側としては入りやすかった。
西本 あの、頭取室のソファのシーンはよかったですね。
葉巻の欣也さんと細いタバコの山本さんが
ソファーに分かれて座って、
真ん中に行司役で武田鉄矢が仕切るという。
永田 思えばややこしい話なんですけど、
ああやって「勝ち負け」で説明して
ゲームっぽくしてるから、
鉄平の「突貫工事で乗り切る」っていう選択が
根性じゃなくて手腕に見えるんですよね。
糸井 会社としての大きな選択が、
誰かが「うん」とか「よし」とか言うことで
どんどん決まっていくことも同じですね。
見せ方を間違うと軽くなっちゃうんだろうけど、
今回は全部、きちんと仕事に見えたもの。
じつは、現代の会社の運命が決まるのも
ほんとのほんとのところは、
あんな感じかもしれないなって思えるくらいに。
永田 とくに大介の決断は、
今回に限らずきちんと描かれてますよね。
「決心した瞬間」の描写に時間をかけてる。
西本 今回でいうと、蜘蛛とカマキリの
フラッシュバックのところですね。
永田 そうそうそう。
糸井 長かったよねー、あそこ。
ちょっと怖いくらいだったもんな。
西本 柳葉さんが「‥‥なにか?」って言うあたりの
ちょっとおびえた感じがスリリングでした。
永田 映画っぽい、緊張感ある効果音もついてたね。
「‥‥ブゥワッ!」っていう。
糸井 動物プロダクションに
全面協力してもらったかいがありましたね。
永田 腹ペコの蜘蛛を囲って。
糸井 巣をつくらせてカマキリを置いて。
西本 その話はもういいです。
糸井 まあ、ともかく、大介の決断には
いちいち説得力がありますよ。
そして決断が描写されればされるほど、
浮き彫りになってくるのは、
けっきょくは「私怨」なんだなということで。
ふたり そうそうそうそう。
糸井 じわじわと大介の人間性の部分が
「悪役」として染みてきましたね。
もう「3P以外は悪くない」とは
言ってられないんじゃないですか?
西本 そうですね、
銀行家の息子として言わせてもらうと
今回の「じつは20億は貸さないんだよ」っていうのは
明らかにウソですからね。それは悪いです。
永田 ぼくは先週から3P以外も悪いと思ってますよ。
病院に探りを入れて、
大川さんがどれくらいもつのかを
調べてたじゃないですか。
人の寿命をデータ扱いしたのは悪いですよ。
糸井 なるほど、なるほど。
つまり、「3P<命」であると。
永田 そりゃそうでしょう。
西本 人の命は3Pよりも重い!
永田 いや、そりゃそうだろ。
糸井 人の命は3Pよりも重い!
永田 なんでくり返すんですか。
糸井 まあ、ともかく、
「3P以外は悪くない」の時代は終わりましたね。
西本 ええ、終わりました。
永田 というか、大介の根っこが私怨であるなら、
ほんとに悪いのは、じいさんなんじゃないですか?
糸井 ああ、そうだね。
永田 だって、最後のセリフを聞きましたか。
西本 「公家の女の肌は白くてマシュマロのようだ」と。
糸井 そぉんなこと言われたら、怒るよなぁ。
永田 怒るに決まってますよ。
私怨もやむなし。
西本 じいさんのマシュマロ的なことが元凶ですか。
糸井 ということはつまり、
「3P<命<マシュマロ」?
永田 なにがなんだか。
西本 なにがなんだか。
糸井 人の命は3Pよりも重いが、
マシュマロよりは軽い?
永田 なにがなんだか。
西本 なにがなんだか。
糸井 じいさんといえば今回、久々に
肖像画が映りましたが‥‥
やっぱりあの肖像画は
変えたほうがいいんじゃないですかね。
永田 そこはもう、いいじゃないですか。
糸井 うん。いったんはそう思ったんだけどね、
人間の深みが描かれるにしたがって、
やっぱり気になってくるよね。
永田 でもほら、前も言いましたけど、
鉄平に似せなきゃいけないわけだから
むつかしいんですよ、きっと。
糸井 あっ、そうか。
いま気づいたけど、鉄平だけじゃなく、
大介にも似せなきゃいけないんだね。
西本 そうですね。同じ血が入ってるから。
糸井 いわば兄弟ですから。
西本 つまり、北大路欣也さんと木村拓哉さんに
似た絵を描くっていうことですね。
そう考えるとたいへんかもしれない。
永田 あっ、違う、もっとたいへんだ!
だって、稲森いずみさんにも
似せなきゃいけないですよ!
糸井 ああ、そうだ。
というか、そう決めていいんですか?
西本 まぁ、ぶっちゃけ、そうでしょう。
糸井 ということは、
「北大路欣也&木村拓哉&稲森いずみ」
という肖像画にしなきゃいけないのか。
永田 だから、あの肖像画に不満がある人は、
自分に問いかけてみるべきですよ。
「あの3人に似せた絵をかけるのか?」と。
糸井 じゃあ、この雑談が終わったら、
ぼくが、Wiiでつくってみようかな?
永田 あ、それいい(笑)!
西本 3人の要素をあわせもった
じいさんのMiiを。
(※Mii=Wiiの似顔絵機能でつくられるキャラクター)
糸井 ベースはやっぱり木村くんで‥‥
髪型と眉毛で欣也さんかな。
うーん、稲森要素がむつかしいな‥‥。
永田 完成したら、送ってくださいね。
写真撮って掲載しますから。
糸井 うーん‥‥稲森要素‥‥。
西本 糸井さんが思案するあいだに、
ひとつ、くだらない報告をしていいですか。
永田 どうぞ、どうぞ。
西本 観ていて気づいたんですが、
大同銀行の幹部のリストの中に、ぼくがいました!
つまり、「ニシモトタケシ」がいました!
永田 あはははははは!
糸井 くだらないなぁ(笑)。
永田 え? 漢字もいっしょ?
西本 いや、それが残念ながら、ひと文字違う。
「西本武司」じゃなくて「西本武」でした。
ちなみに、生え抜き派でしたよ!
永田 そこで喜ぶ意味がわかんない。
糸井 おもしろいから、
ちょっと巻き戻して観てみようよ。
西本 ああ、観てください、観てください。
  (巻き戻し中)
永田 あ、このへんだ。
糸井 どれどれ?
西本 このあとリストがアップになります。
ほら、ここ!
  「常務取締役 西本孝 日銀」
永田 「西本孝」じゃん!
西本 あれ?
糸井 「ニシモトタケシ」じゃなくて
「ニシモトタカシ」だ!
西本 おや?
永田 しかも、生え抜きじゃないぞ。
はっきり「日銀」と書いてある。
西本 ‥‥ほんとだ。つまり、人違い?
永田 人違いっていうか、なんていうか。
糸井 あんまりくだらなくて、びっくりしますね。
永田 一瞬、盛り上がった自分がバカみたいだ。
西本 日銀派ですいません。
永田 そういう問題じゃなくてさ。
糸井 くだらないことついでに触れておくと、
今回も長谷川京子さんは透けてなかったですね。
西本 ええ、今回はニットとニットの重ね着でした。
カシミア・オン・カシミアです。
永田 素材が明かされてるわけじゃないんだけどね。
西本 たしかに今週も透けてませんでしたが、
ずばり、来週に注目です!
糸井 あ、そうか。予告編だと白っぽかったですね。
西本 ええ、予告編を観るかぎり、
どうやら久々の白いブラウスです。
ともに溜飲を下げましょう。
以上、生え抜き派からのお知らせでした。
永田 西本は日銀派だってば。
糸井 いつもながら、予告編がおもしろかったね。
たいへんなことが起こってましたよ?
永田 起こってましたねぇ。
糸井 爆発してましたね。
爆発っていうことは、爆発ですよ。
たいへんですよ。
西本 たいへんといえば、とうとう来週は、
「てっちゃん」でお馴染みの稲森さんが
本格的にお話にからんでくるみたいですよ。
永田 ややこしくなりそうですねぇ。
ていうか、その横軸、必要なのかな。
もういいじゃんっていう気持ちに
なりませんでした?
糸井 その三角関係はもういいよっていうこと?
永田 ええ。せっかくドラマが動き出したんだから、
もう、そっちはいいんじゃない? みたいな。
あと、すごくバカみたいな言い方でいうと、
長谷川京子さんで問題ないじゃん、とか。
糸井 それじゃ、たんなる長谷川ファンじゃないですか。
永田 だって、長谷川さんは何も悪くないですよ。
糸井 何も悪くないのに夫が揺らぐからこそ、
ドラマなんじゃないですか。
永田 あ、そうか。いや、でもなぁ。
西本 長谷川さんがもっとダメな奥さんならわかるけど、
っていうことなんですか?
永田 そうそうそう。
糸井 たとえば、長谷川さんが
いつも燃えるゴミと燃えないゴミを
いっしょくたにして出してしまうような奥さんなら。
永田 「んもぅ、ちゃんと分別しろよ!」って
毎週思わされるような人だったら、
鉄平がふらふらしちゃっても
しょうがないかなって思えるけど。
糸井 ちなみにいまぼくがなぜ
ゴミの分別を例に挙げたかというと、
たまたま観た番組に吹石一恵さんが出ていて、
「こないだまで生ゴミは
 燃えないゴミだと思ってたんですよ」って
くったくなく話してたからなんですよ。
永田 へええ。
西本 ということは、美馬家では、
燃えないゴミの中に生ゴミが入っていると。
糸井 そうなりますよね。
そして、そういうふうにゴミの分別ができないと
夫が浮気するかもしれないぞ、と。
永田 なんだか話が変わってませんか。
糸井 つまり、永田くんが言いたいのは、
鉄平が、愛のない結婚をしていて
「やっぱり昔の女が気になるんだ」
という延長に稲森さんがいれば、
まだ納得できるということですね。
永田 そうですそうです。
いまの鉄平は十分に愛ある結婚生活じゃないですか。
糸井 いや、あなたは愛を信じすぎですよ。
永田 え、ぼくは愛を信じすぎですか。
糸井 ええ、あなたは愛を信じすぎです。
永田 ぼくが愛を信じすぎだというんですか。
糸井 あなたが愛を信じすぎだというんです。
西本 話をさっさと進めてください!
糸井 そんなに杓子定規に
愛を計っちゃあ、いけませんよ。
愛というのはね、
長さを目方で量るようなものなんですよ。
あっ、いいねぇ、これ!
永田 自分でほめた。
西本 自分でほめた。
糸井 永田くん、西本くん、いいかい?
愛というのはね、
長さを目方で量るようなものなんですよ。
西本 2回言うと思った。
永田 2回言うと思った。
糸井 だからね、理由を求めちゃダメ。
永田 でも、いまの状態で
鉄平が稲森さんのほうへ傾くと、
鉄平の株が下がっちゃいませんか。
糸井 そういうものなのです。
そういうことがあれば、
それはもう、そういう、縁なのです。
永田 そんな好々爺な発言されても。
糸井 ほっほっほっ、
よきかな。よきかな。
西本 いや、ちっともよくないんですよ、来週は。
夫婦も危機だし、大爆発なんです。
糸井 そうだった! じゃあ、また来週!
永田 あ、糸井さん、Miiつくるの、
忘れないでくださいね。
西本 木村拓哉さんの老後をベースに
北大路欣也さんと
稲森いずみさんの要素を入れたMiiですよ。
糸井 むむむ、まぁ、任せておきたまえ!


2007-02-23-FRI