『新選組!』
with
ほぼ日テレビガイド
『新選組!』第25回くらいまでの
あらすじ。

みなさんからたくさんの
「あらすじメール」をいただきました。
ほんとうにありがとうございます!
鼎談中でも述べているとおり、たいへん参考になりました。
これから『新選組!』を観ようという人のために、
そのなかからいくつかを掲載させていただきます。
なお、たいへん熱のこもった「あらすじ」を
たくさんいただいたのですが、
すべてを掲載できないこと、どうぞご了承くださいませ。
また、あらすじメールをいただいた方のなかから
抽選で10名様に、「ちょっとしたなにか」を
お送りさせていただきます。
当選者の方にはこちらからメールさせていただきます。
このたびはどうもありがとうございました。

=
多摩の百姓の息子、カッちゃんは、
剣の修行をして武士になって、
貧乏道場「試衛館」の養子として近藤勇を名乗り、
幼馴染のトシ(土方歳三)に担がれて、
仲良しグループのみんなと
幕府を守るために京に上って新選組を組織する。
「いいひと」の近藤が、
成り行きで鬼に為らざるを得なくなったこれから、
仲良し剣士たちの青春日記は、
血を血で洗う壮絶な物語へと突入する。
(くまこ)

=
多摩の百姓出身である近藤勇。
剣術の才能を認められ養子になり、
また彼の実直で明るい人柄を慕って
「試衛館」はいつのまにか未来の
新選組の主要メンバーの溜まり場に。
時代は江戸末期。黒船が来航し
日本は開国の決断をせまられ
幕府は権力を失いつつあります。
坂本竜馬や桂小五郎など、
それぞれが日本の未来を案じ大志を持って
行動しているのに対し、
身分のコンプレックスを感じながら何も行動が
起こせない近藤はこの時代に
自分に何が出来るのかと悩みます。
そんな時期に京都で徳川将軍の警護をおこなう
「浪士組」召集の知らせをうける。
しかしこれは発起者の建前で本音は
倒幕の急先鋒になるため武装集団でした。
そうとは知らず夢をもって
「試衛館」メンバーとともに上京。
しかしすぐに発起者の魂胆が明るみになり
浪士組は解散しますが、
近藤は自分の志を貫くため京に残り、
「壬生浪士組」として京の治安を守るべく
京の守護職会津将軍にその存在をアピールし、
いくつかのトラブルや活躍を経て
ついに会津からのお墨付きをもらいます。
しかし壬生浪士組には気の合うメンバー以外に
何かとトラブルを起こす
局長芹沢鴨を中心とした芹沢派がおり、
会津は壬生浪士組を存続させるのなら
芹沢を外せと言い出しました。悩む近藤。
しかし浪士組の未来を案ずる土方や山南は
不要なメンバーを排除する方向に傾き、
まずは芹沢の腹心である
新見を罠にはめて切腹させました。
そして今週の25話で、ついに芹沢を‥‥。
坂本竜馬など後に名を残すさまざまな人間が
さまざなな思惑で倒幕活動を行う中、
近藤を中心とした新選組は「幕府を守る」、
ただこの一点で
時代の流れに立ち向かっています。
(酒井)

=
あらすじとはいいがたいけれど、
これまでは背後に牧歌が聞こえていた、
とだけいっておきます。
今から見始めた方が、あるいはいいのかもしれません。
なぜなら今日、新選組の新たな出発を告げる
芹沢鴨暗殺があったからです。
それまでの回では、近藤勇も土方歳三も、沖田総司も、
他のメンバーも所詮田舎ものみたいに描かれていて、
どこかのんびりした雰囲気があったのです。
僕は、そのまま続いてくれた方がよかったと思うけれども、
幕末動乱の中では、
のんびりしていてはいけないのでしょう。
今回の境目に、みな急にしゃっきりして、
過酷な運命に立ち向かっていくことになるのは間違いない。
もう死と隣り合わせです。
つまり、これからは、背後に挽歌が聞こえてきます。
(源寛次郎)

=
もともと多摩の百姓の出身だった近藤勇(香取慎吾)は、
試衛館という貧乏道場に養子に入り、道場主となるが、
黒船来航以来、揺れ動く国の情勢を憂い、
公儀(幕府)のために尽くしたいという思いが強かった。
そこへ、14代将軍家茂公が京へ上洛するため、
その警護にあたる浪士組が募られるという話を聞き、
勇は道場をたたみ、近藤勇の友達で頭が切れ、
組織力のある土方歳三(山本耕史)、
腕は強いが子供っぽく無邪気な沖田総司(藤原竜也)、
インテリ派の山南敬助(堺雅人)、
周囲に優しく信頼の置ける永倉新八(山口智充)、
お調子者の槍使い原田左之助(山本太郎)、
沖田の友達で誠実な性格の藤堂平助(中村勘太郎)、
世話役的存在の井上源三郎(小林隆)らと共に、
京へ上ることになった。しかし、浪士組は、
幹部のもめ事により江戸へ帰ることになり、
近藤勇ら試衛館一派と、
水戸出身の芹沢鴨(佐藤浩市)一派がこれに反発し、
京に残留することを決めた。
幕府の後ろ盾を失った近藤らは、
京都守護職を任されていた会津藩を頼った。
真っ直ぐな性格のところで気が合い、
会津公松平容保(筒井道隆)の信頼を得て、
近藤らは会津藩お抱えとなり、
京都の治安を守る壬生浪士組となった。
浪士組は京で隊士を募ることになり、江戸で知り合った、
義に厚く今ひとつ何を考えているか
分からない男斎藤一(オダギリジョー)、
永倉の友人で、大柄で人の良い島田魁(照英)なども、
隊に参加することとなった。
浪士組では、芹沢派が商家に押し入り金を強奪したり、
とにかく問題を起こすことが多かったため、
会津藩の要請もあり試衛館派の手によって暗殺された。
またこの頃、会津公より「新選組」という名前が与えられ、
近藤勇を中心とする新たな組織として再出発した。

○その他の主要な登場人物
深雪太夫 (優香) 大阪の芸鼓。京で勇らと知り合った
近藤つね (田畑智子) 勇の奥さん。江戸で待機
近藤周介 (田中邦衛) 勇の養父
近藤ふで (野際陽子) 勇の養母
八木源之丞 (伊藤四朗) 勇達を宿泊させている家の主
八木雅 (松金よね子) 源之丞の奥さん
八木ひで (吹石一恵) 源之丞の娘。沖田に恋心
坂本龍馬 (江口洋介) 土佐藩士。江戸で勇と知り合い、
なんだか縁がある。
今のところ友人関係
桂小五郎 (石黒賢) 長州藩士。江戸で勇みと知り合う。
敵対関係
滝本捨助 (中村獅童) 勇の幼なじみ。
浪士組に入るため、京へ上る
(ユキモリ)

=
1〜3月は、江戸にいた頃の近藤さんたちのお話でした。
どうして京に行くことになったのかが描かれていました。
だいたいの美形キャラが出揃いました。
4〜6月は、京にやってきて、
新選組になるまでのお話でした。
年寄りキャラたちがほぼ消えていきました(源さん除く)。
松平容保さんほか、主要面子が揃いました。
三谷さんは3ヵ月を1クールものとして
作っておられる感じがします。
7〜9月、が次のクールです(多分)。
まだ観た事のない人、
今からなら今までを知らなくても入っていけます!
これからはどんどん、いい人も悪い人も、
かっこいい人もそうでない人も、ぞろぞろ死んで行きます。
今のうちに若い美形キャラ揃い踏みを見届けましょう。
(こきみ)

=
こほん。そもそも多摩の田舎道場に養子に来た勇君は、
志高く清廉でまっつぐな青年でした。
武士への憧れが強く
また憂国の情にあふれる若者でもありました。
一方、親友の歳三君は、
勇君とは反対の現実家で女たらしのろくでなしでした。
しかし、歳三君には隠れた才能がありました。
ものすごい辣腕マネージャーだったのです。
さて、多摩の田舎道場とはいえ、
武士の家に養子に入って武士になった!と、
勇君は喜んだのですがそこには超えがたい
身分というものがありました。
養母には「百姓の小せがれ」といわれ、
腕と人物を買われて就職が決まったものの、
やはり百姓の出自が問われてお流れになってしまいます。
そこに、幕府が京の守護のため浪士組を結成し、
勇君も妻子を残して、歳三君や総司君達と参加しました。
しかし、音頭取りの清河が幕府を裏切って
勝手な事をしてしまいます。
そう、せっかく京についたのに、
とんぼがえりで江戸に戻るというのです。
勇君達と芹沢鴨さん達は、
上京の趣旨に反すると言って京に残ることにします。
おやじであり、水戸の筋金入りの尊皇攘夷の志士だった
芹沢さんは、若者集団の勇君達とは相容れません。
お金も後ろ盾もない勇君たちは、
会津藩のお預かりにしてもらいます。
あくまでお預かりでありお抱えではありませんでしたが、
どうも勇君はそのことに気づいていません。
また、鴨さんは大変な問題児でした。
勝手に商家から押し借りをするし、隊士は斬るし、
お梅さんは屯所に囲うしで、
お預かりにしてくれた会津藩から
厳しく糾弾されてしまいます。
浪士組をいっぱしの集団にしようと決心した歳三君は、
いよいよその辣腕をふるいはじめます。
二人局長の一方の芹沢を排し、
勇君をトップにすえてまとめて大きくしようと考えます。
まず、芹沢の側近の新見を罠にはめて切腹に追い込み、
芹沢を長州の仕業にみせて、暗殺しようとします。
最初は、反対していた勇君ですがついに肝をくくります。
歳三君とインテリ山南さんが主導をとり
芹沢暗殺に向かいます。
雨の降る真夜中の壬生の八木邸。
ついに、芹沢は同士達の手によって暗殺されます。
愛人のお梅さんも後を追いました。
ついに、新選組が正式に誕生し近藤勇が局長になり、
名実共に彼がトップになりました。
と、こんな感じでしょうか。
(shikata)

=
今のところだいたい1話=24時間で進められています。
それぞれどんな日だったか一言でまとめると
1話 黒船を見て「なんだこれー!」と驚いた日
2話 初めて人を斬って複雑な思いになった日
3話 母にきつく叱られ
   「武士より武士らしくなってやる!」と決意した日
4話 自分と同じ一介の浪人が
   事件(桜田門外の変)を起こして呆然とした日
5話 めでたい婚礼のはずなのにドタバタして疲れた日
6話 初めて異人と接して
   「真面目な異人もいるものだ‥‥」と感心した日
7話 四代目襲名披露の野試合が行われた日
8話 仲良く飲んでいた異人が目の前で殺され、
   日本の行く末が不安になった日
9話 講武所で働く話は流れたが、
   浪士組の誘いを知って舞い上がった日
10話 浪士組の話をみんなで聞きに行った日
11話 母と和解して、
    周りの人達に「がんばってこい」と激励された日
12話 浪士組の役職につき、江戸を発った日
13話 芹沢鴨の起こした騒ぎを
    近藤がなんとか収めて周りに認められた日
14話 京に到着したはいいが、なにやら怪しい雲行きの日
15話 清河八郎に騙されたことを知り、
    京に残ることを決意した日
16話 壬生浪士組が会津藩お預かりになったことを
    手紙で知り、つね達が喜んだ日
17話 芹沢の誤解で同士の殿内が斬られ、
    隊士が一気に減った日
18話 攘夷派による幕府をからかった数え歌の札を
    引っこ抜きに行った日
19話 八木家のおばあちゃんが死んで
    通夜を取り仕切った日
20話 桂にけちょんけちょんに言われた
    芹沢が酔って暴れた日
21話 芹沢が力士を斬ったことで乱闘になり、
    近藤が親方に謝りに行った日
22話 近藤達が相撲興行を成功させる一方で
    芹沢はますます暴走した日
23話 歴史が動いているのに自分達は
    蚊帳の外に追いやられてむなしくなった日
24話 近藤が悩み続けるのを尻目に
    土方と山南が新見を切腹させた日
25話 近藤がついに覚悟を決め、芹沢が暗殺された日
(xxx)

=
◇江戸にいた頃の話
●最初の頃の舞台は江戸市ヶ谷の試衛館道場です。
 香取慎吾の近藤勇はここの養子なんですが、
 元々は多摩の農民の子なんです。
 この元農民というのが後々まで
 勇の中にはコンプレックスとしてあるみたいです。
●あ、時は嘉永7年(1854年)、
 黒船でペリーがやってきた後で、
 世の中はなんだか騒然としてる、そんな時代です。
 明治維新まであと14年って時ですね。
●で、勇は結婚もし、子供も生まれるのですが、
 桂小五郎とか坂本龍馬とかトンでる人々に会ったもんで、
 こんなとこでこんなことやってていいのか、
 と悶々としてるわけです。
●という勇の気持ちとは裏腹に、
 道場にはちょいと変わった奴らが集まってくる。
 それがまぁ、後の新選組の中核になる奴らなんですね。
●そういう奴らの中でも、
 幼なじみの土方歳三は徹底して勇をたて、
 サポートしていく。
 この関係は生涯変わらないのかもしれません。
●で、この頃の話では女優陣がすごく良かった。
 沖田総司の男勝りの姉役沢口靖子、勇の妻の田畑智子、
 養子先の母の野際陽子など。
◇京に行くことになった話
●文久3年(1863年)、将軍家茂が京都に行くことになり、
 その警護のために生まれた
 「浪士組」に勇たちも参加します。
 作ったのは清河八郎という男。
 でも、この男チョーのつく尊王攘夷の人。
 つまり、天皇好きの外国嫌い。
 将軍の警護なんか実はどーでもよかったのです。
 あ、もう明治維新まで5年ですね。
●勇たちも尊王攘夷ではあるんですけど、
 幕府を守ろう、将軍様を守ろう、
 という純粋な気持ちで参加してるんです。
 佐幕派ってやつですね。
●で、この清河、京に着いたとたん、
 朝廷に建白書を出し
 「浪士組は(幕府でなく)朝廷に忠誠を誓う」
 なんてことを認めさせちゃうのです。
 幕府軽視に唖然とする勇たち!
●思惑通りに進み、江戸帰還を宣言しちゃう清河。
 ところがどっこい、勇たちは
 「将軍警護」を理由に京に残ると言い放ちます。
 それに賛成したのが、あの芹沢鴨!
 ついに「壬生浪士組」の誕生です。
 といっても勇たちと芹沢たちは同床異夢、
 どうなることか?
●この辺りから芹沢鴨役の佐藤浩市が素晴らしいです。
 ちょっと屈折してる感じがなんともいえません。
 対照的なのがいつも冷静な堺雅人の山南敬助かな。
◇京に居座っちゃってからの話
●壬生浪士組の「壬生」っていうのは
 京で寄宿することになった「八木家」がある場所。
 この「八木家」、これ以降、
 ず〜っと浪士組に居座られます。
 顔で笑っての伊東四朗の八木源之丞、
 顔も泣いてる松金よね子の八木雅の運命やいかに!
●で、将軍様はやって来たのですが、
 警護どころか見るだけ状態でガックリの勇たち。
 京都守護職である会津藩主松平容保に会い、
 浪士組はやっと「会津藩お預かり」の身を得ます。
●その初仕事になったのが長州藩の取り締まり。
 ここで尊王攘夷の長州対佐幕派浪士組の
 対立がはっきりしてくるのです。
 そんな中で、薩英戦争が起こったり、
 八月十八日の政変が起こったりで、
 世の中はますます騒然として来ます。
●そしてもうひとつの対立。
 浪士組内の近藤たちと芹沢たちの確執です。
 商家から力ずくで金を借りたり、
 傍若無人な振る舞いが続く芹沢たちは、
 会津藩の怒りを買い、ついに土方を中心にした
 浪士たちは芹沢暗殺を決意するのです。
●で、屈折対屈折の芹沢とお梅のコンビはなかなかでした。
 鈴木京香良かったですねぇ。
 藤原竜也の沖田総司は漫画みたいでいいんだけど、
 ずっとお梅に翻弄されててなんだか暗すぎ。
 明るい総司に戻って欲しいけど‥‥。
と、まぁ、こんな感じかなぁ。長過ぎたなぁ。
(オクー)

=

「新選組!」はおいしいものがたくさん出てきます。
今後、初回からドラマをみる機会があると思いますが、
食べ物に注意してみるとおもしろいと思います。
あらすじはうまくまとめられなかったので、
印象に残った食べ物、食べ物にまつわるシーンを記します。
(役名と役者名がごっちゃになっていますが、
 ご容赦ください)
・近藤勇の妻おつねさんが、
 楽しそうに料理したふわふわたまご。
・ヒュースケンの恋人(日本人)が
 彼のためにつくったパンケーキ。
・おつねさんが勇と食べようと、とっておいた大福。
 (サノスケに食べられてしまうけど)
・沢口靖子さんがパクついていた大きなお饅頭。
・京都の行きつけの甘味屋のおしるこ、
 黒蜜入りのトコロテン。
・納豆談義のシーンで山南さん一押しの砂糖入り納豆。
・芹沢鴨がお梅さんと紅葉狩りに行ったとき、
 オダギリジョーに渡したお豆腐みたいなもの。
・お寺で沢口靖子さんらがイギリス人とのんだワイン。
食べ物屋さんは本当によく登場します。
桂小五郎は蕎麦屋で江戸前のソバに文句をつけているとき、
土方歳三、近藤勇といざこざを起こし、
坂本龍馬がとりなします。
芹沢鴨は料理屋で鯉をさばいて近藤勇に出します。
また、芹沢鴨はアル中かと思うくらい酒をのみ、
トラブルを起こし続けます。
最期はお酒のとっくりに足を滑らせ、
命を落とすことになります。
桂小五郎も近藤勇もひいきの女性がいる料亭があります。
近藤勇を「かっちゃーん」と幼名で呼び続ける
幼なじみのボンボン捨助は
呼んでもないのに来るといった役どころですが、
結婚式のときは大きな鯛を、
京都には魚の干物を持って登場します。
沖田総司に恋心を持つ八木家の娘さんが、
総司のためにおにぎりをとっておくのですが、
それを総司が食べてくれないのは切なかったです。
そして、食べ物と切っては切れない食いしん坊のサノスケ。
つまみ食いの名人で、いつもおなかをすかしている彼が
唯一甘味屋で働くはしのえみさんに、
畑でひろったなすびをプレゼントします。
きっと好きなんですね。
黒船を見たとき、捨てられていたワインのコルクを
記念品として持ち帰った近藤勇と土方歳三。
これからどうなるのか目が離せません。
長々と書いてしまいました。
大河ドラマを続けてみるのは初めてですし、
新選組がどういったものかもよく知らないので
トンチンカンな内容かもしれませんが、
食べ物がイキイキと描かれていることをお伝えしたくて
メールしてみました。
(うるい)

=
【勝手なみどころ】
・近藤ふでのスネ方
・井上源三郎の「私の名前が無い」
・原田左之助のイノキの真似
・斉藤一のクールな影
・松平容保の一言「ハゲめ」
・八木源之丞の伊東四朗さ加減
(たぎ)

=
武士以上の武士らしくありたい。
農民出身の武士である近藤勇は
幼馴染の土方歳三とそう誓った。
「新選組の青春群像劇」という事をテーマにした
新しい新選組の切り口を持った
画期的及び挑戦的な大河ドラマ。
その切り口の特徴は二点。
特に歴史での記録に残っていない曖昧な部分を上手く利用、
同時期江戸に近藤勇と坂本龍馬が
「在住していた」ということを利用して
近藤勇と坂本龍馬は「会っていた」と
ドラマチックに展開させていたりしている。
また、この人物はこうでなきゃ、
この役者だったらこうでなきゃという
キャラクター・役者主導による史実とは
異なる性格付けからのストーリーが素晴らしい。
例えば、芹沢鴨暗殺においては、
芹沢が死を覚悟して起きて正面から剣をふるってみたり
(史実では闇討ちを食らってこけて
 屏風ごと刺された‥‥とされている。
 おそらく芹沢鴨の鴨たる佇まいと存在を
 重視した展開を狙っている)
新見錦は冷静で切れる男として描かれ、
土方歳三と山南敬助により謀殺されている。
(史実では粗野な人物で飲み屋で暴れたために
 切腹‥‥とされている。
 おそらく新見役の相島一之氏の
 キャラに合わせた‥‥と推測)
そのため、各登場人物がけれんみのある
キャラクターになっており、
史実でありながら史実でない
ストーリーの幅を広げていっている。
さて、今週の放送で鬼になって芹沢鴨を粛清し
新選組を拝命した近藤勇。
歴史ファンかつ三谷幸喜ファンとしては、
その勇が最後まで今の通りの清廉潔白、
武士道バカ一代キャラでそのまま突っ走るのか、
それとも史実のように増長していって
みんなから嫌われるキャラになっていくのか、
その辺りにとても注目していたりする。
(宝屋)

=
時は幕末、江戸試衛館三代目当主近藤周助の養子、
近藤勇は土方歳三(後の新選組副長)、
坂本竜馬、桂小五郎、佐久間象山という
史実では有り得ない豪華すぎるメンバーで
浦賀へペリーの黒船を見に行く。
その途上、象山から
「世の中に目を向けろ」的なことを言われる。
この日以来、勇は日本ひいては天皇、
幕府のために何か大きいことを
成し遂げたいと考えるようになる。
さらに農民の出である勇は「武士であること」にこだわり、
農民出身であることに対する差別をうけながらも、
「武士よりも武士らしくある」という結論に至る。
そして攘夷派でもあった勇だが
アメリカ公使館通訳ヒュースケンと出会い
外国人に対する考え方も少し変わってくる。
そもそも勇は人を斬るのが嫌いなのだ。
試衛館四代目を継いだ勇の下には
後の新選組で活躍する面々が次々と集まった。
しかし勇は未だ田舎道場の当主をしていることに
戸惑いを感じていた。
そんな時、清河八郎が上洛する将軍家茂警護のために
浪士組を結成することを
食客であった山南敬助(後の新選組総長)を通じて知り、
試衛館のメンバーを引き連れて参加することを決意する。
この浪士組には芹沢鴨(後の新選組筆頭局長)率いる
水戸派も参加していた。
ところが京都に着くや否や清河は突然幕府に牙を剥き
浪士組をその尖兵にしようとしていることを
明らかにしたが、この目論みは失敗し、
浪士組は江戸へ引き返すことになる。
これに異を唱え、京都残留を決めた浪士が十数名いた。
勇率いる試衛館派と芹沢率いる水戸派である。
京都残留を決めた勇達だがこのままでは食っていけないし
後ろ盾もないので非常にまずい。
そこで芹沢の尽力により浪士組は会津藩の預りとなる。
部隊名は、近藤派は「壬生浪士組」、
芹沢派は「精忠浪士組」を主張し、
結局お互い違う名で呼ぶことになる。そう、この時から
すでに近藤派と芹沢派の対立は始まっていたのだ。
それは局長に芹沢、勇、
新見錦(芹沢派のひとり、すぐに副長に降格になる)の
3人が就任するという奇妙な編成にも表れていた。
その後も近藤派と芹沢派の対立は水面下で進む。
そんな折、芹沢は商家に押し入り
金銭を強要するという横暴を繰り返す。
近藤派であった沖田総司(後の新選組一番隊組長)も
勇との些細ないさかいから芹沢寄りになってしまう。
その最中、長州藩が京都を追い出されるという大事件、
世に言う「八月十八日の政変」が勃発する。
壬生浪士組も会津藩側として出陣するが
大した出番もなく終わってしまう。
このまま芹沢の横暴が続けば
会津藩は壬生浪士組から手を引くと言われた副長、
土方と山南は遂に芹沢達水戸派の粛清を決意する。
そして手始めに局中法度を利用した罠を張り、
芹沢の知恵袋であった新見を切腹に追い込む。
新見の死を知った後、
次は自分が殺される番だということを
薄々感じていた芹沢は、
敢えて勇に「鬼になれ」と言い残す。
そして暗殺が決行されることになる。
下手人は土方、山南、
原田左之助(後の新選組十番隊組長)、
そしてなんと沖田である。
深夜、芹沢が酔って寝込んでいるところを
襲撃する予定だったが襲撃を読んでいた芹沢はこれに応戦。
芹沢派であった平山五郎、平間重助も駆けつけるが、
結果、平山は死亡、平間は逃亡、芹沢も善戦したものの
最後は瓢箪につまづいたところを沖田に刺され、
土方にトドメを刺され果てる。そして同日、勇は会津公、
松平容保より壬生浪士組の新しい名、
「新選組」を拝命しここに、近藤勇を唯一の局長とする
史上最後にして最強の剣客集団、
新選組が誕生したのだった。
(Shun)


=
現在の東京・多摩で近藤勇の養父が
「試衛館」という道場を開いてます。
勇はもともと農家の息子ですが、
武士になる為に養母にイジメられながらも、
頑張って剣の腕を磨いています。
ここで剣術を習っているのが「沖田総司」です。
幼馴染の「土方歳三」は、薬の行商をしてますが、
勇の養父の勧めもあって、試衛館へ入門します。
勇は跡取りを襲名したのを機に結婚します。
それを契機に、勇の人柄をしたって
個性的なメンバーが試衛館に入門します。
彼らはやがて「新選組」でも
中心的な役割を果たす人ばかりです。
勇は、坂本竜馬・勝海舟などと出会い、
世界に目を向けている彼らの話に触れるうちに
「自分はこのままでいいのだろうか?」
とジレンマを抱きます。
その頃、幕府が現体制の警護・維持などの名目で
「浪士組」の募集を開始します。
「これで自分も本物の武士になれる!」と思った勇は、
早速浪士組に参加。もちろん、
試衛館のメンバーも彼について、京へと上ります。
ところが京では、浪士組を巡って幕府側の役人と、
浪士組を使って一旗あげようという
野心家の間で揉め事が起きます。
そんな中、試衛館のメンバーは
「武士の中の武士になる」というポリシーの勇の元、
絆を深めてゆきます。浪士組のメンバーには
「芹沢鴨」という、ちょっとしたクセ物がいます。
彼は「浪士組」が幕府の公認組織であるのをいいことに、
関西でゆすりに近い行為を働きます。
商家へ行ってカツアゲです。
浪士組の評判は悪くなるし、
芹沢がいたのでは勇が浪士組の局長になるのは難しい。
歳三以下のメンバーは、
芹沢一派を浪士組から追い出す為に、
勇にナイショで芹沢の右腕を罠にはめます。
後から事実を知った勇は、歳三に対して非常に立腹します。
しかし、「次は自分‥‥」とうすうす感づいていた芹沢の
「鬼になれ」の一言で、芹沢を切ることを決断。
松平容保公から、浪士組の新名称「新選組」を貰った夜、
歳三をはじめとするメンバーは、芹沢の寝込みを襲い、
芹沢は総司の刃によって討たれたのでした。
「新選組!」は、絶対これからがおもしろいと思います!
(ゆ)

=
この物語は大きく三つの幕に分ける事が出来ると思う。
まず第一幕は「試衛館」。
多摩の農民の子であった近藤勇は、
市ヶ谷・試衛館道場の養子となり、
武士として生きる事になる。
同じく多摩出身の土方歳三と行動を共にし、
若き師範代沖田総司と共に道場で剣を教える日々。
そんな勇の日常を、坂本竜馬や桂小五郎らと
の出会いが少しずつ変えていく。
「歴史が大きく動こうとしている中で
 自分はこんな小さな道場で一生を終えていいのか」
という思いと、
「農民の子であっても武士よりも武士らしくありたい」
という思いが、勇に「徳川幕府のために尽くす」
という志を抱かせる。
そんな勇のもとには山南敬助、永倉新八といった
後に新撰組の中心となる者たちが集まり始めた。
第二幕は「壬生浪士組」。
何かをしたいのだが何をすればいいのか分からない、
そんなもどかしい毎日を過ごす勇のもとに
浪士組の話が舞い込む。
勇は試衛館の面々と共に浪士組に参加し、
京へ向けて出立する。
しかし、京へ到着した浪士組を待っていたのは清河八郎の
「浪士組は幕府のためではなく、朝廷のためにある」
という信じられない言葉だった。
清河は浪士組の江戸への帰還を命じるが、
勇や芹沢達は京へ残ると宣言する。
壬生浪士組として新たなスタートを切った勇たちは、
京都守護職である会津藩のお預かりとなり、
京の治安維持のために働くことになる。
やっとこれで幕府のために働けると思った勇であったが、
現実には市中警護の退屈な毎日、
会津藩の幹部連中からもまるで相手にされない。
そんな中で、芹沢一派が相撲部屋との喧嘩、
大和屋の焼き討ちなど様々な騒動起こし、
会津藩からも芹沢を何とかするよう通告を受ける。
浪士組を大きくするために芹沢を排除しようと
土方が画策し、最初は渋っていた勇も最後には
「俺は鬼になる」と腹を決め、芹沢の暗殺が決行される。
会津藩主の松平容保から
「新選組」という名前をもらった壬生浪士組は、
近藤勇を局長としてあらたなスタートを切る。
第三幕は「新選組」。
今までは歴史の蚊帳の外にいた勇たち。
しかし、時代が大きく動こうとしている時、
遂に新選組は歴史の表舞台に躍り出る!!
というのがこれからのお話。
(俊)


そのほか、以下のみなさんから、
あらすじ、みどころメールをいただきました。
ありがとうございました!
すべてを掲載できなくて申しわけありません。

(録画したDVDを送りましょうかと
 言ってくださった方もいらっしゃいました。
 ありがとうございます! 大丈夫です!)

・タツヤ・けん・東京68歳女・Ikuko・ペイ・恵美
・K.K・ともこ・Inage・宮本貴文&泰嵩・佳菜子
・Mariko・せおまり・とんちゃん・ケビン・さやか
・みずき・イシワタ・mahe・さと・キートン
・ぶんた・Natsume・Ishimaru・流され者かず
・なかじま・アリラン・菊地・sacchin・ハビ
・みわ・かたえくぼ・嘉洋・漆花・かぶらぎ・ゆき
・イオーネ・意匠系会社員A・耳をすませば・茶人
・小雁・shufu・葛野・あけがた・キーマ
(敬称略)

2004-07-02-FRI

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