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ほぼ日って、超ふとっぱら!
新春初夢馬鹿企画・望みはなんだ?

<ミカさんからの回答>
「編み目のある惑星」はこちらから


1.
みみっちいことを言ってる場合じゃありません。
21世紀なんだし、くよくよするな(してないか?)。
このたび、「ほぼ日」秘密研究開発部では、
『絶対にばれない本物の偽札』の製造に成功しました。

(証拠隠滅のため、1年経過した時点で自動的に消滅する
特殊な紙でつくりました)

この『絶対にばれない本物の偽札』を、
日頃お世話になっている皆さまに、
ご希望の量だけ差し上げようと考えています。

どうぞ、ご遠慮なく、
ご希望の金額と、使用目的を記して、
このメールに返信してください。


・ご希望の金額   3800万   円
 (重量での申し込みは、ご遠慮ください)
   
・今後の開発の参考にいたしますので、
 どういうふうに使うかをお書きください。


●「使いきれるかしら?」という不安がありつつ、
 「もしかしたら?」というリアリティを感じさせる金額。
    具体的な試算;@2000円×5000冊
           @3000円×5000枚
    えーっ!?これだけ買っても、
    まだ「おつり」がっ!
    全集も、“諸橋”も、
    コンピレイション・ボックスも買えるな。


 せっかくの機会です。わたくしだけのために使います。
 徹底して正直にいくよ、この際。
 下手な偽善は持ち込まないわっ。

 さて、一年って期限つきですから、
 その期間内に「貨幣」→「モノ」への
 変換作業を完了させる必要があるかと。
 そのためには、そこそこ満足感が味わえ、なおかつ、
 その先の未来につながる使い道を考えました。
 そこで、大振りそでが初々しい、
 二十歳だったころの「わたし」が思い描いていた
 「夢」(本気でした。)を、このありがたき機会に、
 どどーんと実現することにします。
 それは、
 某書店(そのころは、紀伊国屋書店を想定)」
 「某レコード店(そのころは、WAVEを想定)」で
 「がっちり買い占めましょう!」大作戦、です。

 当時(今もですけど)、これらの店に行って、
 「よし、これで満足」と思ったためしが
 ありませんでした。「今回は買えないけど、
 今度来たら買おう」っていうアイテムが、
 必ずあるわけです。
 しかし、もうそんな「せつなさ」を胸に
 店を出ることもありません。
 だって、何千万円もあるんだもーん。
 そのお金は、このふたつの店にある
 「欲しいと思って手にとってみたモノすべて」を
 買うためだけに使うのよーん。
 貯金とか、投資とか、そういう小細工は一切なし。
 物欲を満たすのに、
 どこまで「お金」が有効であるのかの限界を、
 試してみせましょうぞ、不肖、このわたくしが。

 しかしながら、
 買ったモノすべてが現在の住まいに入りきるか、
 プラス、それらを聞く・読む時間を
 どうつくるかを考えると、
 そうそうよろこんでばかりもいられませんが。
  

2.
神をも怖れぬ「ほぼ日」秘密研究開発部2は、
このたび、『人間(手打ち風)クローン』の開発にも
成功してしまいました。すいません。
記憶も含め、性格、容姿、能力、等々についての
個別のご相談にはいくらでもお応えできますので、
必要なご希望条件を以下に記して返信してください。
(できるだけ具体的にお願いいたします)

 なお、ご不要の場合にも、
 今後の研究の参考にさせていただきますので、
 理由をお聞かせ願えましたらありがたいと存じます。

●「こんなこといいな、できたらいいなっ」っていう
 人物像は山ほど思いついたのですが。
 しかし。
 ...うーん。迷いに迷って、
 「不要」との結論に至りました。

 ジーンタ−ゲティング(標的遺伝子組み換え)っていう、
 都合のいい遺伝子だけをチョイスして
 生命体に組み入れることができる技術があるそうで、
 その技術によって、
 イギリスで「キューピット」ちゃんと
 「ダイアナ」ちゃんっていう羊が
 生み出されたらしいですが、それって、どーなのかなー。
 
 そうやってうまれてきたモノに対して、
 漠然と「こわー」って思っちゃうんですよ。
 こちらが、「コレとアレとソレ」っていう理想で
 組み立てたつもりでも、
 ほんとにその理想どおりになるのかなぁって。
 こちらの都合がどこまで通用するか、
 ほんとは誰にもわからないような気がして。
 こちらの思い描いたプログラミング以外の行動を
 はじめてしまったら、
 こんなにコワイことってないっすよ。

 それに、クローンってことは、
 必ず「元」のプロトタイプが存在するってことですよね。
 どうも、そのプロトタイプの
 存在がひっかかってしまって。

 たとえば、とっても大好きなあのヒトを
 クローン化の場合。
 (または、あこがれの有名人とかも含めて。)ふふ。
 これで、片時も離れずいっつも一緒ね、
 などということが可能かもしれませんが、
 ホンモノの「大好きなあのヒト」は
 どうなっちゃうんだ?

 はたまた、「わたくし」のクローン化の場合。
 世間体としての「わたくし」と、
 理想を追いかける「わたくし」。
 もちろん、前者をクローンな「わたくし」に
 担当してもらいたいとこですが、
 もし、ホンモノの「わたくし」を超えてしまう事態が
 発生したら、つまり、後者の「わたくし」が、
 前者のクローンな「わたくし」に
 理想をみてしまった場合、これは厄介。
 プロトタイプな「わたくし」は、
 一体どうしたらよいの?

 やっぱ、「個」が複製されていくのは、
 厄介なんじゃないかなぁ?
 今んとこクローン化されてるのは、
 羊のドリ−ちゃんを始めとした
 「動物」ってことになってますよね。
 ニンゲン的には「意思をもたない存在」として
 扱われてるじゃないですか。
 人間のための食用とか、医療などの臨床実験用とか。
 これが、ニンゲンの場合はどうなるんでしょう。
 ある「個」がどんどん複製していく様って、こわーい。
 昔よくあった、マッド・サイエンティスト
 (ヤツはたいがい「世界征服」企んでる)が
 悪人をどんどんクローン化する、
 どうもそういうイメージがあります。

 ここに、ひとりの「そいつ」がいるとします。
 「そいつ」は、世界でたったひとりの
 「そいつ」だからおもしろいんであって、
 「そいつ」のクローンは、クローンとして
 誕生した瞬間から、
 かならずしも忠実に「そいつ」の複製としては
 存在しないと思うんです。
 プロトタイプの「そいつ」とクローンの
 「そいつ」がふたり並んだら、
 それは見た目が一緒なだけの
 「そいつA」と「そいつB」となるだけなのでは??
 だから、「そいつ」的なるものを、
 クローン化された「そいつ」に求めても、
 どこまで「そいつ」的なるものに近付いた
 存在であるかは、疑問。
 もし、人間のクローン化が現実のものになったら
 (もしかしたら、世界のどこかで
 秘密裏に進められてるかもしれないけど??!)、
 「個」は一気にあやういモノになっちゃうのかね?
 「わたし」が「わたし」であるコトが
 不確実になるなんて、考えるだけでも恐ろしい...。
 世界のあちこちで、「わたし」じゃない「わたし」が、
 「わたし」として存在してて、
 それを本来の「わたし」が気づいていないどころが、
 「わたし」じゃない「わたし」は
 唯一の「わたし」として生きてる。
 でも、ホントの「わたし」は「わたし」なのに!!!
 ...なんて、アナウンサーも真っ青な
 早口コトバみたいな現実が繰り広げられるとしたら、
 その事実を認めることが、はたしてできるでしょうか。
 いかん、頭ん中がショートしてきたぞ。

 どうせなら、独立した「意思を持った」ロボット、
 ドラえもんとかアトムとかね、
 そっちの開発に期待しますね。
 特に、ドラちゃんの場合は、
 その「ポッケの中身」の開発も同時進行でたのむよ。

2001-01-06-SAT

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