11月〜12月にかけて、吉本隆明プロジェクトでは、
みなさんにアンケートにお答えいただきました。
(たくさんのご協力、ありがとうございました!)
今後、いただいたご意見を
プロジェクトに活かしていきたいと思っています。
まずは、みなさんのお答えを集計し、
『吉本隆明 五十度の講演』で印象深かった講演の
ベスト5を発表していきたいと思います。
今日は、第5位の発表です。


「『受け身』の精神病理について」は、
宮崎県の病院で行われた研究会に招かれた吉本さんが、
ご自分でテーマを設定してお話しになった講演です。
吉本さんは、心の病、精神の病像には、
「受け身」という問題があるのではないか、
といって講演をはじめます。
吉本さんはご自身も物事に対して
「受け身」であるとしたうえで、
人間には誰でも「受け身」だった時期がある、
とおっしゃいます。
それは、お母さんからおっぱいをもらうほかに
生きる術のない、胎児・乳児のときのことです。
きっかけは人間関係や社会的な挫折であっても、
人間の心の病のおおもとは、
その人がかつていちばん「受け身」であった
胎児・乳児期のお母さんとの関係にあるのではないか、
と吉本さんはおっしゃいます。
アンケートでも、子育てについて、
また自分自身について、
考えさせられることが多かったという感想が
数多く寄せられました。
その一部を、どうぞお聴きください。

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2008-12-29-MON |