ARAI&YONEMITSU
夢中になりたい!
広島・東京・世界

第20回 「泣ける映画」のはずが「御法度」編

泣ける映画お勧め合戦ですが、その前にっ、
先日、試写で「御法度」見たのですが、凄いよ!
どんなの?
いや、もう、美しい物語。凄い凄い凄い。
興奮してますねえ。
冷静になれなくて、どこがどう凄いのか
分析することすら、わずらわしいって感じです。
感情移入して泣かされるような映画じゃないのですが、
エンドクレジットが出るところでぼろぼろ泣きました。
何故、泣いているのかもわからない。
ただ、ただ、美しい物語を見終えた感動で泣いている、
というしかないような感情に落ちてました。
なんかよくわからんけど、凄いね。
試写場でも、終わって拍手で沸いてたのですが、
わたしゃ、そこまで冷静じゃなかったです。
拍手うるさいよ!(身勝手な俺)とまで思ってました。
もう、ただ、ただ、もう、ねぇ。
あんれまあ。
「あのふたりにはゾッとするほど嫌悪を感じるが
美しい物語は好きですよ」、といった感じの
沖田総司のセリフがあるんだけど、
あぁ、そのまま「御法度」は、美しい物語なんだよ。
あぁ。
まあ、落ち着けや。
日がたったので、落ちついてきました。
勝手なヒトだなあ。
キャスティングだけでも見たくなるの必至だよ。
土方歳三ビートたけしの存在感、松田龍平の
美少年ぶり(ニヤリと笑うときの口!)、
田口トモロヲ、坂上二郎、トミーズ雅、伊武雅刀、
的場浩司、すごい顔ぶれというか、すごい顔連発。
う……。読んでるだけで喉乾いてくる感じ。
殺陣シーンが。そのかっこよさはもちろんのこと、
見ているだけでそれぞれのキャラクターが
わかってしまう見せ方や、剣のぶつかり合う
ドスンと腹に響く音や、とにかく凄まじいです。
殺陣のシーンがエロティックなんだよ。
おーい。
ああ、また興奮してきたよ!
●御法度データ

抗争と殺戮に明け暮れていた「新撰組」。
そこに入隊してきたひとりの美少年の
妖しい美貌が引き起こす狂気を描く。
監督・脚本:大島渚、撮影監督:栗田豊通、
音楽:坂本龍一。
大島渚監督13年ぶりの新作『御法度』は
全国松竹系にて12月18日より公開。
オフィシャルサイト
http://www.shochiku.co.jp/gohatto/index.html

●次号予告
って、泣ける映画合戦になる前に、
こんなに長くなってしまったよ! 
余談だけど、NHK衛星で放映された
「トト・ザ・ヒーロー」ってのも素敵な映画だよ。
というわけで、泣ける映画合戦は、次回に!

To Be Continued

1999-12-06-MON
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