本読む馬鹿が、私は好きよ。
その15:司馬遼太郎を読む人

しぬまでには読んでおきたい本。

ほぼにちわ。さむうなってまいりましたな。
キャサリン・捨木(旧:もぎ)です。
本読んでますかああ。
わたしは現在司馬ものと平行して、
ローマ時代の戦争ものを読んでいて、
スキピオを応援しているところです。

さてさて、今日から
「司馬遼太郎を推す」がはじまりました。
司馬さんにはかなり多くの著作があるのですが、
そんな中でも、特に多くのメールを集めるものが
あるのですねえ。
もっとばらんばらんに
メールがくるかとおもっていました。

では、今回のオススメはこちらです。


燃えよ剣 (上巻)
新潮文庫
司馬遼太郎(著)
価格:667円
出版社: 新潮社 ;
ISBN: 410115208X

燃えよ剣 (下巻)新潮文庫
司馬遼太郎(著)
価格:667円
出版社: 新潮社 ;
ISBN:4101152098


な、なんとちょうど司馬遼太郎さんの
本を読んでるときにほぼ日に・・!

「燃えよ剣」を推します。
こんなにも中身があり
主人公に魅力のある小説は
読んだことがありません。

幕末に生きた新撰組副長の土方歳三が主人公で
彼がたんなる田舎の剣術家だった頃から
函館で死ぬまでを描いている小説です。
幕末を舞台に修羅の如く人を斬る斬る斬る!
同志が次々に死んでいっても、愛する人がいても
死ぬまで闘いを求める土方さんに鳥肌物。
糸井さんじゃないけど理由のない涙を流しました。
これ読んだら男も女も土方さんに
惚れちゃうんじゃないかな。
史実とは違うところも多々あるのだろうけど
現代にはまずいない幕末にしかいない男です。
私は亭主関白の関係は好きじゃない女でしたが
この人になら1歩下がってついていきたい!!
と思いました。
注意としては昔の地名が多いので
歴史の教科書でも片手に持っといたほうが
わかりやすいかも。
読むときは一気に読まないと登場人物や地名などが
多いのでちょっと混乱しちゃうかも。
是非死ぬまでには読んでおいてください。
(まい)

世の新撰組ファンの人はみな(特におなご)
司馬遼太郎に踊らされていると言ってよい。
『燃えよ剣』は
絶対に読んでおかないと。

女子中学生のあなたは
(こんなとこ読んでないか)沖田総司にメロメロ。
しかし、長じてからもう一度読んでみよ。
土方に惚れること間違いなし。
たぶんこの法則にも間違いなし。
何が司馬遼太郎の魅力って、
まるで自分で見てきたかのような描きっぷりが
おみごと。
「会ったんかい!」と突っ込み入れることしばしば。
でもちゃんと歴史上の本人の手紙から
人物像を練り上げたそうなので、
あながち間違ってないのかもね。
(ケロエ)

燃えよ剣、竜馬が行く、坂の上の雲、がイチオシ!
竜馬も土方も実在した歴史上の人物だけれど、
特に竜馬のイメージってかなり大多数の方が
司馬センセの描いた竜馬じゃないですか?
新撰組副長としての土方も哀しく散って行くけれど、
秋晴れの空のような潔い男です。
他にもお勧め作品は本当に沢山ありますが、
司馬作品には日本人であることの
誇りと悲しみがあります。
(pleasure)





おお、男の美学ものか。
この連休に一丁よんでみなくては。

『司馬遼太郎を推す』
まだまだメール大募集中でありますよ。

2002-11-03-SUN

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