本読む馬鹿が、私は好きよ。
その14:真保裕一を読む人

読んでから見ると面白いらしい。

ほぼにちわ。お久しぶりです。時間があいてしまいました。
復活ののろしを、もわわわ〜んとあげさせていただきます。
最近は、ついうかうかと「横溝正史」を買ってしまい、
ずぶずぶと沼にはまっております。
金田一ラブ。ラブラブ。

ええと、真保さんの本は、
先日「ボーダーライン」という本を、
むさぼりよみました。
そして、電車はのりすごす、会社に遅刻する。の巻き。

じゃ、今日はまずは、
映画化されて、有名になったやつから。


ホワイトアウト新潮文庫
真保 裕一 (著)
価格:¥781
新潮社 ; ISBN: 410127021X




どちらかというと男性好みの作品が多いのですが、
女性が初めて読むのであれば、
「ホワイトアウト」をお勧めします。
グイグイと読ませてくれること間違いなし。
ストーリーはやっぱり男っぽい展開で力強いんですが、
主人公の亡くなった親友の恋人
千晶の描かれ方がいいんです。

男性ならではの視線にとどまらず、
女性の心情の変化を
「あら、よくわかってらっしゃる」
てな具合に見事に描かれています。
私の好きなのは、「手と指」のエピソード。
ラストで再び出てくるのですが、
千晶の気持ちが痛いほどわかり、
また癒され、ちょっぴりウルッ。
映画版をごらんになった方には特に読んで欲しいっす。
映画版は真保さんご本人の脚本なのですが、
千晶のそういった小さなエピソードは入っていないので。
(本当は松島奈々子にそういう所を
 演じさせて欲しかったくらい)
他の登場人物もそれぞれ「痛み」を抱えているのが
伝わってきて切ないんです。
(かりの)


ほぼにちは!「本馬鹿」には、
スティーブンキングに続き2度目の投稿です。
真保さんといえば、「ボーダーライン」、
「奇跡の人」など、おすすめは数あれど、
やっぱり「ホワイトアウト」が
文句なし一番面白いです!

本屋さんで文庫を見ると、
「ちょっと・・・」と敬遠しそうになる厚さですが、
読み出すと、
あまりの面白さにあっという間。

ダイ・ハードのようなアクションが本でも
味わえると知ったのは、
この小説のおかげでした。

緻密なストーリー展開と
細かい心理描写のおかげで感情移入してしまい、
2度、3度と読んでも、
つい「頑張れ、富樫!」と応援してしまいます。

最近織田裕二さん主演で映画化され話題を呼びましたが、
映画がいまいちと思った人は、
一度原作を読んでから
見直してみることをおすすめします。
「あ、そういうことか!」の連続ですよ。
(いわとびぐーす)

強く!『ホワイトアウト』をオススメします。
4年前、大学在学中に読みました。
当時、通学に片道3時間かかったのですが、
その間電車でも、バスでも、
歩きながらも読みつづけ
結局終えられずに
1時限目もつづけて授業そっちのけで
読んでいた記憶があります。
それだけページから手が離れない面白さでした。
そういや次の日父に貸したら、
父も食事そっちのけで読んでいましたよ。
(midori)

文句なし、日本版ダイハード。
信じてもらえないかとは思いますが、
映画化発表のかなり前から
私は織田裕二しかない!
と思っていました。
真保さんの特徴として、主人公はどこか弱さを
持っているけど、自分の守るべきものを持っていて
それを守るために悪と戦うという点があります。
主人公は決してスーパーマンでもなく普通の人間です。
そこが共感でき、物語にのめりこめる
一因となっています。
それと取材による描写の詳細さ。
この場合はダムなのですが、
まるでダムがそこにあるかのように
雪が、ホワイトアウトが
目前で起こっているかのように
感じられるのです。

男でも惚れますわ富樫には。
(のぶ)




お、織田裕二そんなにハマリ役なのか。
知らなかった。
こりゃあ読んでから観てみるかな。
映画も。

さて、次回は、人気炸裂の「奪取」にとりかかりますぜ。
メールもまだまだ募集中でありますよ。

2002-10-17-THU

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