本読む馬鹿が、私は好きよ。
その9:筒井康隆を読む人

七瀬シリーズはいかがですか??

ほぼにちわ。
本をよんでおりますか??
わたしは、筒井小説は、ちびっと読んだだけで、
なんとなく、あきらめて(?)、エッセイなどのみを
読んだりしておりましたが。

さてさて、投稿もぼちぼちあつまりだしましたよ。
(それでもまだ、ちょっぴりつらいのです〜〜。
 投稿よろしくおねがいします〜〜。)
 
さて、本日オススメしてもらうのは、
俗に「七瀬シリーズ」とよばれるもののうちの
二つでございます。

家族八景新潮文庫
筒井 康隆 (著)
価格: ¥400
文庫 - 209 p / 改 版 (1975/02/01)
新潮社 ; ISBN: 4101171017 ; サイズ(cm): 15

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私のおすすめは、「家族八景」です。
主人公の火田七瀬は人の心を読めるエスパーで、
彼女が家政婦をしていろんな家庭を
まわるオムニバス形式の小説です。
人の心がわかるとこんなふうなんだろうな・・・
とうらやましかったり、
普通の人でよかったな〜と思ったり、
すごく感心させられました。
「七瀬ふたたび」と「オイディプスの恋人」で
七瀬三部作ということでしたが、
すご〜くおもしろくて一気に読んでしまったのを
覚えています。
本は買うとどんどん増えていくので
わりとすぐ処分してしまうのですが、
この三部作は
私の永久保存板です!


ちぃちゃん


筒井康隆は何故か慣れるとあの後味が病みつきになります。
悪いような、爽快なような、オチてないような、
オチているような…と言う微妙な後味です。
『家族八景』
(“七瀬シリーズ”の一冊め)は初心者にはおすすめです。
八篇位の短編で構成されていて、
筒井氏の短編としては珍しく
起承転結がハッキリしていて、
単純に面白いと言えるので、

これから入って徐々にオチがなかったり
後味が悪かったりするショート・ショートや
短編集に移行していくと良いかと思います。
筒井氏の作品を読んで痛感するのは、
SSや短編はオチで良さが決まるのではない、
と言う実感です。
星新一氏にはまった子供時代を過ごした人には
新鮮なのではないでしょうか。
一文目から別世界へ連れて行かれて、
読者が現世へ戻れないまま終わる、
言うなれば初めからオチ。病みつきになります。

Fujiwara
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さておつぎは、「七瀬ふたたび」。
そういえば、NHKのドラマは見た覚えがあるぞ!!
(話はわすれちゃったんだけども!!)


七瀬ふたたび
新潮文庫 つ 4-7
筒井 康隆 (著)
価格: ¥400
文庫 - 242 p (1978/12/01)
新潮社 ; ISBN: 4101171076 ; サイズ(cm): 15

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やっと、出番でないですか!!
なんといっても「七瀬ふたたび」ですよ〜。
実は出会いはNHKの多岐川由美さん主演のものから、
だったのですが、本のほうが、
もうとにかく面白くて
一気読み!でした。

こういう世界がもし存在して、
実は周りにこんな人達がいたとしたら・・・かなり、
危ういです。
関連する、「家族八景」「エディプスの恋人」を
七瀬三部作として、崇めてしまう私です・・・・
オススメ!!

からしな

ほぼにちわ!
やぁ〜、ついに筒井康隆の番がきましたか。
イヒ、イヒヒヒヒ!
(こういう笑い方、筒井作品に良く出てくるけど
真似していると周囲の人から
へんな目で見られますのでやめましょう。)

最近全然読んでいませんが
高校生の頃はかなりの筒井ファンでした。
あのドタバタのSFが当時の自分とあっていた。
本当にたくさんの作品がありますけれども、
そしてどれも好きなのですが、
私は「家族八景」「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」を
お勧めします。
超能力少女七瀬の能力を通して描かれる
人の心模様・・・
面白いんですよ〜。


ゆうこ

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そして、もう一作は、
「エディプスの恋人」であります。

エディプスの恋人新潮文庫 つ 4-13
筒井 康隆 (著)
価格: ¥400
文庫 - 225 p (1981/09/01)
新潮社 ; ISBN: 4101171130 ; サイズ(cm): 1

初めての筒井作品に、まとめて3冊、
この週末にどうでしょ〜〜。

投稿メール、首をものすごく長くして、
オマチしてます〜〜。

2002-05-26-SUN

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