本読む馬鹿が、私は好きよ。
その9:筒井康隆を読む人

なんだか、勝手がちがうのだ。

ほぼにちわっ!!
砂漠の国ヨルダンからかえってきました。
死海にもプッカリういてきたんだも〜ん。
頭上を、なんだか
軍事なヘリコプターとか飛んでたけど、
平和だったもん。

さて、おひさしぶりっ!!
今日から「筒井康隆を推す」なんですが、
ちょっといつもと勝手がちがうのよ〜〜。

いただいた投稿は結構数があるんですが、
もう、ばらんばらんのタイトルなんであります。
いつもだと、ある程度どどどっと固まって
オススメしていけるんですが、
さすが、著作の多いお方だ。

というわけで、いつもとは勝手が違うけど、
何本かまとめて、いきます。

富豪刑事
新潮文庫
筒井 康隆 (著)
価格: ¥438
価格合計:¥838
文庫 - 261 p (1983/01/01)
新潮社 ; ISBN: 4101171165 ; サイズ(cm): 16

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ユーモアたっぷりの推理小説を
筒井さんはいくつか手がけています。
中でも一押しは「富豪刑事」であります。
刑事が金持ちという設定で、
その金を惜しげもなく捜査に使い解決させるのが
痛快です。

吉田智尋

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

朝のガスパール
新潮文庫
筒井 康隆 (著)
価格: ¥552
文庫 - 331 p (1995/07/01)
新潮社 ; ISBN: 4101171343 ; サイズ(cm): 15 x 11

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
やっぱり「朝のガスパール」です。
この本の読後感はスゴイです。
読んでいると否応なく、
自分も“登場人物の一人”に
なっているような
錯覚に引き込まれます。

ちょっと実験的な作品で、
読み方がむずかしいかもしれないけど、
本好きなヒトなら
その“読み方のむずかしさ”も楽しめるはず。

ちぎゅ
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

昭和文学全集 29
29 石原慎太郎.城山三郎.古山高麗雄.小田実.
筒井康隆.富岡多恵子.中上健次.津島佑子.
森敦 石原 慎太郎〔ほか〕著
価格: ¥4369
出版:小学館
ISBN:4-09-568029-6

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
短編なんですが、「関節話法」というSFが
どうしても可笑しくって忘れられません。

会話の手段が「関節を鳴らすこと」という星に
赴任になったサラリーマンが、
練習してもうまく関節がならせず、
大事な仕事の場面で、
どんどんとんでもないことを「言って」しまうという、
確かそんな話でした。

かれこれ20年前に読んだのですが、
今思えば、なんとなく落語っぽい展開。
学校の図書館で
こらえきれずに
大笑いしてしまいました。


数ある筒井さんの作品のなかで、
この話を推すというひと、他にもいるかなー。
いたらなんだかうれしいです。

鈴木ハナ
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

笑うな
新潮文庫 つ 4-11
筒井 康隆 (著)
価格: ¥400
文庫 - 246 p (1980/10/01)
新潮社 ; ISBN: 4101171114 ; サイズ(cm): 16

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ショートショート『笑うな』がサイコーです。
字面が、脳にまで
音がぐりぐりと
ねじこまれていきます。

ひらがな、カタカナ、漢字
という日本語表記を最大限にいかした本だと思います。

minaco.K
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

いかがでございましょう?
ちょっと古いものもご紹介いたしましたよ。
じつは、もう全集にはいってしまっているもの、
なんかもあるんですが、ご興味あれば、
是非!


そして、オススメの本、
お待ちしてますとも!
yomu@1101.com

2002-05-26-SUN

BACK
戻る