本読む馬鹿が、私は好きよ。
その2:池波正太郎を読む人々。

最後は、エッセイをよんでみるのだ。

ほぼにちわ。丁髷乙女であります。
現在、たぶん、これが更新されるころは、
次の推薦作家の本を一心不乱に、
読んでいるはずであります。
今日で、池波正太郎特集は終了で、
次回からのことについては、
ぐ〜〜っとスクロールしたところにありますからね!

さて、最後の今回は、池波エッセイを
おすすめされてみよう!
料理に関するものがテンコ盛りでありますよ。



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食卓の情景

(朝日文庫)

私のお勧めは「食卓の情景」です。
食に関するエッセイですが、まったくもって
「情景」がありありと浮かびます。
見たこともないのに懐かしさがこみあげます。
しかも、おいしそう、です。
たまらないものがあります。
食いしん坊の方は、ぜひ。
「鬼平」「剣客」「梅安」にも、
「食」の楽しさが隠し味として楽しめます。
読めば読む程、酒が飲みたくなり、料理を作りたくなり
そして、日本人でよかったと、しみじみ思います。

Mieko Uchikawa

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男の作法
(新潮文庫)

私の推薦する池波正太郎、それはズバリ
「男の作法」
これで決まり。 新潮文庫です。
梅安、剣客、鬼平、とても面白かったけど
今持っているのはこれ一冊だけです。(池波ものは)
あ、小説ではないです。 エッセイかな。
「はじめに」のなかで作者も言っていますが
今の時代では実行不可能なことを書いてますけど
男をみがくということを考えることができます。

なかたくん

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鬼平料理帳
(文春文庫)

池波さんといえば、食べ物の描写にも定評があります。
決してグルメではありませんが、
今はなくなりつつある四季折々の
食べ物の絶妙な表現。
もし時代小説を読むのに
二の足をふんでいらっしゃる方ならば、
ためしに『池波正太郎・鬼平料理帳』(文春文庫)
なぞをさらっと読んでみてはいかがでしょうか?
「おっ・・・うまそう・・・読んでみるか」
となること請け合いです!

sawa

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食卓のつぶやき
(新潮文庫)

池波正太郎の食物の描写はホントにヤバい!です。
それは『鬼平犯科帳』を読んでもわかるとおり!
そんな池波さんの幼少の時からの
食物に対するエッセイです。
めちゃくちゃリッチではない、
食物がなんとも美味しそうに
描写されている様は読みごたえたっぷりです!
特に『たまご』についての話しがオススメです!

rossi

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じつは、わたしも、池波さんの
料理のエッセイも好きで、
sawaさんのおすすめくださった、
『池波正太郎・鬼平料理帳』は、
自分でつくってみることができる料理もたくさんあるので、
鬼平気分を味わいつつ、料理も味わえるのであります。

食べ物のエッセイのほかにも、
映画のエッセイなども面白かったとおもいますぜ!

では、これにて、池波正太郎を推す!は終了でございます。
たくさんのメールをありがとうございました。

2002-02-10-SUN

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