本読む馬鹿が、私は好きよ。
その2:池波正太郎を読む人々。

梅安にだけは殺されたくないなあ。

ほぼにちわ。丁髷乙女です。
今回は、マが開かずに再登場。
丁髷結ってる人々は、
結構夕方になると頭が痛くなったりしなかったのかなあ。
髪の毛を縛ったことがある方はおわかりかと思いますが、
びしっと朝からしばっていると、
夕方に頭がいたくなることがよくあるので。
ちょっと思ったんですけどね。

では、まずは、シリーズ物の
その3「仕掛人・藤枝梅安」でありますよ。
仕掛人とは、池波正太郎さんの作った言葉で、
色気なく申しますと、江戸の街の「暗殺者」であります。
依頼があると、殺人をするのであります。

さて、では、メールをご紹介。
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私の池波歴はもう15年…。
父親が好きで、ほとんど文庫が揃っていたので。
それらを盗み読みしつつ、子供心にも何かがしみました。
今もその気持ちは変わりません。
それは、本当にスゴイことだと思います。
 
定番の
「鬼平犯科帳」「剣客商売」
「仕掛人・藤枝梅安シリーズ」など、
今でも本屋さんの文庫コーナーに必ず置いてあります。
読み出すとおもしろくてとまらない!!!
他のことが手につかなくなるのでご注意を。
ちなみに私は(全て好きですが)
とりわけ梅安シリーズのもつ暗さ・人間くささが好きです。

私事ですが、池波小説のおかげ(?)で今年、
夜間大学の史学科に入ってしまいました。
来年の発表でついに 
「深川はベネチアのごとき」 だったという、
池波先生のお言葉を検証してみたいと思います。
がんばります!

奥多摩

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池波正太郎っていえば、やっぱり梅安の連作物だろう。
なんといっても、梅安と彦次郎との絶妙なやり取り、
合間にさりげなくさし込まれる、
季節の情景の間合いの良さ。
わずか2-3行の行間から、
暖かいひとのぬくもりと、
季節の息吹がひしひしと伝わって来る。
二人で突っつく粗末な食事さえもが、
目の前に湯気が立ち上ってきそうな
臨場感に溢れている。
これらの連作には物語の筋なんか、どうでもいい。
二人の、あうんの呼吸が伝わって来るだけで、
幸せになる。
それにしても、
尾形拳扮する梅安と田村正宏扮する彦次郎との
絶妙なやりとりは
未だに忘れられない凄さがあったなあ。

コジー
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ワタクシ、これを読んではじめて
吹き矢やら、針やらで人を殺せるのだと知りました。
自分は江戸に住んでても、仕掛け人のお世話になって
あの世へいくような悪人ではないと思いますが、
街をあるいていて、妙に背後が気になりました。
(なにせわたしは小心者。)


仕掛け人・藤枝梅安
講談社文庫
池波正太郎 (著)
シリーズものですよ。



さて、最後に、閑話休題。
「へなちょこ雑貨店」でおなじみの
26の小川さんからきたメールであります。
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● ちょんまげ占い。

動物占いとさして違いはありませんが
それなりに楽しめるかと。

http://www.remus.dti.ne.jp/~tshioiri/uranai.html


池波先生、わたしたちも大好きです。

 26 two-six 小川 由加

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ちなみにワタクシは、
「剣客」。
darlingとシェフは悪徳商人、
メリー木村は仕事人 でした。

では、またすぐに!

2002-01-27-SUN

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